亜細亜ノ蛾 - Weblog

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September 22, 2004

ヴィレッジは シックス・センスと同系列の映画ではない

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ヴィレッジ

2008-05-31T13:47:35+09:00 追記

文章が変な部分が多かった(今も?)ので、少し書き直しました。内容は変わっていません。

映画館で「ヴィレッジ」を見た。

「シックスセンスを超える」などという宣伝の文句を鵜呑みにして見たら、肩透かしを食らった。

まず、両者は、まったく映画のジャンルが異なる。「ヴィレッジ」にはホラー映画のような演出もあるが、ホラー映画ではなく、ミステリーのように"謎解きを楽しむ"映画でもない。

──では、「ヴィレッジ」とは、どんな映画か?

「ヴィレッジ」は、哀れで悲しい大人たちの物語だった。

photo
ヴィレッジ
M.ナイト・シャマラン M.ナイト・シャマラン
ポニーキャニオン 2005

村の秘密とは

犯罪の被害者の家族たち・年長者がヴィレッジを作った。犯罪の悲しみを忘れる(逃げ出す)ために。

──この"どんでん返し"な部分が、ヴィレッジとシックス・センスを同列に並べる要因なんだろうが……見せ方がまずいな、と思った。

勝手に改編

主人公で盲目の少女・アイヴィーが町へ向かうのだが、それよりも前に父親からヴィレッジの秘密を明かされる。そのシーンが、あとで回想として流れるのだが……これは、ノアが転落した後の方が良くない?

  1. "口に出してはならない存在"がアイヴィーに襲い掛かるが、穴に転落
  2. アイヴィーは(転落して どうなったかは見えないので)町へ急ぐ
  3. アイヴィーがヴィレッジの秘密を明かされるシーン(どんでん返し!)
  4. ノアの両親が、ノアが赤い衣装と共にいなくなったことを発見
  5. 転落したのはノアだった !!(どんでん返し 2回目!!)

──ほら、スッキリ(そうか?)。

アイヴィーが森を抜けると、じつは、これが現代の話だったこと、森が保護区だったこと、が分かる。これも"どんでん返し"なのだが──

──「だから何?」という感じだった。

その後の村は?

ラストで年長者たちは、ヴィレッジという作り話を続行する事にした──ように見える(はっきりとは描かれていない)。

しかし、それもどうだろう? 少なくとも、アイヴィーはヴィレッジの秘密を知ったし、ルシアスにいつか話すのでは? ただ、それは、年長者達が死んだ後になるのかも……。

けっきょく、ヴィレッジとは、エゴで作られた偽物の楽園だった。偽物の化け物におびえながら暮らす生活は──、果たして幸せなんだろうか。

盲目の少女を、一人で"危険な森"置いて行く少年達が育つ環境は、本当に幸せな楽園なんだろうか。

「ヴィレッジ」は、哀れで悲しい大人たちの物語だった。──アナタは、彼らに共感できましたか?

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コメント

>見せ方がまずいな、と思った。
あれは
作り物だった筈の怪物が、実際にいた!→ノアだった!・・・ってシーンですから。
ノアが死んだあと、怪物の正体が分かると
アイヴィーが人間だと知ってて怪物を殺したように見えてしまいます。

どもども。おそらく、先日のテレビ放送を見て、来られましたね?(笑)

いろいろと考えてみました。やはり自分は、この記事のタイトルに表れているとおり「シックス・センス的どんでん返し」を「ヴィレッジ」に求めていたんですよね。

そうなると、「作り物だった筈の怪物が、実際にいた!」にしても、見せ方や順番を、もう少し考えて欲しかった。だますなら、もっと上手に! と。

いま振り返ると、ノアの行動を含め、この映画は「どんでん返し」よりも、「後味の悪さ」が売りだったのか、と思ったり。

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