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森博嗣のエッセイ集

発売から一年ほど経ちましたが、森博嗣氏のエッセイ集を読みました。

森博嗣の TOOL BOX

森博嗣の TOOL BOX

  • 森 博嗣
  • 日経BP社
  • 2005-10-13
  • ¥ 1,575
  • Book

日経パソコン』で連載していたエッセイの二年分をまとめた一冊です。

工作や道具にまつわる話に、作者の自宅で撮った写真が添えられています。まぁ、「一般的な自宅」にはとうてい存在しないような物が、たくさん出てくるのも、ファンにはお馴染みですね。模型飛行機や旋盤、蒸気機関車など。

『MORI LOG ACADEMY』のような感じ、といえば伝わる人は多いでしょう。

MORI LOG ACADEMYMORI LOG ACADEMY

『~ACADEMY』のように日記のような内容ではなく、したがって「奥様がどこどこでん万円の何々を買って──」といった話は出てきません。ミステリィ、という言葉も(たしか)出てこなかったです。

作者が、工作という物を通じて見てきた世界とその哲学、などが書いてあります。

──といっても、専門知識がいる話ではなく、誰でも読みやすい内容になっています。

好きな作家のエッセイが読みたい

自分が森博嗣さん(の作品)を好きなのは、彼が、エッセイや日記、ブログを書ける作家である、というところにあるのかも。他の好きな作家(と思い起こして、京極夏彦さんしか出てこなくて絶望した!)、たとえば京極夏彦さんって、エッセイや日記を読んだこと・見たことが無いです。──あっても妖怪ネタだろうな……。

作家が書いたエッセイを読むと、同じ物──例えば同じニュースを見ているのに、自分とは全く違う視点で見ていることが判り、面白いです。多くの作家がエッセイを書いてくれると、いいな。

ただ──小説という《物語》と違い、エッセイはあまり需要が無いのでしょうね。「ベストセラのエッセイ」って、最近あったっけ? という感じです。おそらく、(当たり前のことながら)小説を読むときは作家の《顔》は見えないので、《物語》に集中すればよい。しかし、エッセイは作家の《顔》で読むかどうか判断する──ということでしょうね。

そもそも、小説を読むのが趣味、という人が少数で、しかも「作家で読む本を決める」という人はさらに少なくなる──と聞いたことがあります。エッセイを読む人、というのはさらに少人数なのでしょう。

また、それとは別に「エッセイを一冊書けるほどのことが日常で起こらない」ということもあるような。「ブログに書くことがない」みたいな感じで。

いつかは本を出したい

このサイトで書いてあることは、「一冊にまとめて本にする」のが難しい内容だ、ということを改めて考えました。──いままでもこれからも、本にする気は無いですが。

ただ、いつかは、本にまとめても面白く読めるような「何か」、できればエッセイを書き上げたいですね。

──だれでも読みやすく、たまに「ほう」と感心し、ちょっとした発想力が身につくような。『~TOOL BOX』のようなエッセイを。

この記事のタグ(偽)

[旋盤が普通にある家][蒸気機関車に乗りに行きたい][お姉ちゃん 明日って今さ!]

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