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『1.0 【ワン・ポイント・オー】』

これは雰囲気が最高の映画です。全体的に琥珀色がかった色彩が退廃的で、登場人物が全員イカレているのがいいですね。

1.0【ワン・ポイント・オー】1.0【ワン・ポイント・オー】 日本の公式サイト。

1.0 【ワン・ポイント・オー】 - allcinema

Yahoo!映画 - 1.0 【ワン・ポイント・オー】 - 基本情報

ネットでの評価はどうかというと──「Wikipedia にこの映画の項目がない(!)」の一言で、あとは想像がつくかと。──いや、カルト的な人気があるマイナ映画、という意味で。

2004年のサンダンス映画祭で、『SAW』と並んで大きな話題を集めた不条理SFスリラーという解説が多いけど、まず、とくに不条理な部分はない。それに、並べるなら『SAW』よりも『デリカテッセン』とか『未来世紀ブラジル』、『裸のランチ』あたりがいいかと。

デヴィッド・リンチデヴィッド・クローネンバーグの作品が好きな人なら、ぜひどうぞ。

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1.0〔ワン・ポイント・オー〕
ジェレミー・シスト デボラ・カーラ・アンガー ウド・キア
アルバトロス 2005-11-03
Yahoo! ショッピング: 1.0 【ワン・ポイント・オー】ad
楽天ブックス: 1.0[ワン・ポイント・オー]

マシニスト 0:34 レイジ34フン ソウ2 DTSエディション アイランド フォーガットン

by G-Tools , 2007/07/18

ラブシーンについて

前々から「安易なラブシーン撲滅委員会」の発足を目論んでいるくらい、無意味なラブシーンが嫌いです。

たとえば、二時間映画で二分間のベッド・シーンがあったとする。小説でこの比率でいくと、300 ページのうち 5 ページもベッド・シーンが続くことになる。それなんてポルノ? って思っちゃう。「そして、二人いっしょに朝を迎えた」でええやんか! いらんいらん! 映画のラブシーンは「思わせぶり」で充分。

『マトリックス・リローデッド』の前半にある、主人公二人のベッド・シーン(と狂ったように大勢が踊るシーン)が延々と映っているところは、見るたびに早送りしたくる。──なんというか、「そういうの」が見たいときは、ネットで漁るから(ぶっちゃけた!)。余談ついでに、後半の「胸ではなく心臓を○○」のはグーでしたね。

──なんだけど、本作のラブ・シーンは良かった(え?)。主人公とヒロイン(と呼ぶにはあまりにも熟れすぎ)が、お互いに「愛していない」まま抱き合う。行きずりの関係、ではなく、慰め合っている、という感じが出ていて、映画の雰囲気によく合っていました。

ヒロイン(?)について

ヒロイン(とこの際だから言おう)役のデボラのキャリアを見てビックリ。どこかで見た覚えがあると思ったら、『サイレント・ヒル』(ダリア役)と『クラッシュ』(デヴィッド・クローネンバーグの方ね)、『ゲーム』(最後のどんでん返しが凄い)という芸歴(前述の通り、本作のことは書いてません)。

デボラ・カーラ・アンガー - Wikipedia

彼女のことをよく知るファンなら、「デボラが演じているなら、何かあるに違いない」という目でヒロインを見るでしょうね。実際は──。

エンドロールも見逃すな!

とにかく、映画全体の色調が素晴らしい。

──なんだけど、冒頭に書いた「琥珀色(こはくいろ)」って、そろそろ伝わらなくなってない? 「豆電球で照らしたような」と書こうとしたけど、豆電球も怪しい。ようするに「暗いオレンジ」っぽい感じ。

DVD に収録されていた、オリジナルの予告編がとくに素晴らしく、そのままバックグラウンド・ビデオとして流しておきたいくらい。ネットで無いか調べましたが、見つかりませんでした。

あと、エンドロールも必見。フォントの選択と色調、配置が完璧です。このサイトの新しいデザインはこれだ、と思いました(いつになることやら……)。

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