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『スネーク・アイズ』

Yahoo!映画 - スネーク・アイズ

スネーク・アイズ - allcinema

※ NG ワード: 「ニコラス・ケイジが刑事役」

ダジャレは置いておいて──。

冒頭の、十数分にも及ぶ長回しが圧倒的で、その間にニコラスが本当によくしゃべります!

この長回しの部分は、単なる話題集めのためではありません。この十数分の間に、事件の全貌がほとんど含まれています。見逃さないように!

ニコラス・ケイジが演じるリックは汚職警官で、犯罪者や友人から賄賂を受け取り、スポーツ賭博にも手を出し、妻子がある身でありながら愛人に貢いでいる、という「正義の味方」からはほど遠い人物。将来は、TV に出て顔と名前を売り、市長になることを目論んでいます。

高校時代にやんちゃをしていた悪ガキが、そのまま大人になった、という感じです。いつもやたらとご機嫌で、友達思いなヤツなので、「憎めないタイプ」ではあります。

そんな彼が、オフの日に、ボクシングの観戦に来たところで事件が起こります。

ボクシング王座戦の試合中、すぐ側にいた国防長官が狙撃されたのです。すぐさま実行犯は射殺されましたが、どうもまだ共犯がいるらしい。そういえば、すぐ近くに、怪しい女が二人もいた……。ということで、意外にも刑事としては有能なリックが、捜査に乗り出します。

さて、リックが辿り着いた、事件の真相とは? そして、事件の意外な結末とは? 主人公が「汚職警官である」という設定がうまく活かされた、見事なサスペンスです。

photo
スネーク・アイズ
ニコラス・ケイジ ゲイリー・シニーズ ジョン・ハード
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25
楽天ブックス: スネーク・アイズ

フェイス/オフ 特別版 コン・エアー 特別版 ザ・ロック 特別版 60セカンズ ディレクターズ・カット版 天使のくれた時間 デラックス版

by G-Tools , 2007/10/29

凝ったカメラワーク

冒頭以外にも、いくつか長回しのシーンが出てきます。それに、カメラワークがかなり凝っていますね。ちょっとくどいかな、と思えるくらい。

冒頭の長回しのシーンと、同時刻に起こっていた出来事が、別のカメラで見たアングルで映ったりして、もう、ミシェル・ゴンドリーの PV を見ているのではないか、という感じ。

しかし、めまぐるしく場面は変わるし、事件の真相も単純ではないのに、ストーリィにちゃんとついて行けるのがすごい。

汚職警官

この映画で一番面白かったのが、主人公と敵のボスが取引をするところ。

敵のボスが、あるものと引き替えに、100 万ドルを主人公に渡す、という取引を申し出ます。これはいわゆる、

「せかいの はんぶんを おまえに やろう」

ですね。(ドラクエの一作目)

この手のパターンは、イヤって言うほど見てきました。しかし……。

本作の主人公が「汚職警官」であることを思い出してください。さらに、主人公はある理由で、敵のボスを簡単には逮捕できないような状況なのです。

これは大変珍しい、「100 万ドルを受け取って敵を逃がす」という選択もありかな、と思える場面ですね。この場面のために、あらゆる状況が用意されたのか、と気付きましたが、それでも面白いですね。

自分がリックの立場・性格だったら、──受け取ったと思うなぁ……。

みなさんは、どうですか?

ラスト・シーン

ラスト、というよりもエンドロールの最後に、ある「謎のシーン」が映ります。あまりにも謎のため、初めて見た人は、いったい何のことかわからないと思います。自分も「──は?」でした。

このラスト・シーンの「意味」は、ゆっくりと自分で考えてみると面白いでしょう。答えがもしあるとすれば、下記のリンク先にある 2-3 パターンのうちのどれかだと思います。とくに前者の考察は深く、素晴らしいです。映画を見終わったあとに、ぜひどうぞ。

「スネークアイズ」について

ネタばれ注意! スネーク・アイズ (1998) - あの映画のココがわからない

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