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HUNTER×HUNTER No.266『万が一』 (週刊少年ジャンプ 2007 年 50 号)

前回までは宮殿の外が舞台でしたが、今回はいよいよ宮殿内の戦いが始まりました。

とはいえ、突入直後からまだ数秒、というところでしょうか。ミリ秒単位の展開が続きます。

護衛軍の中で、他の二匹とは雰囲気が違う、モントゥトゥユピーの「正体」が(ちょっとだけ)明かされました。そして、ユピーと同様にちょっと影が薄い(失礼)、シュートの意外な一面が面白かったです。

今週号は謎の残るラストで、来週まで不安を引きずる終わり方でした──。

「あり得ない場面」

キルアたちとユピー、双方ともに「あり得ない」状況で戦いの幕が開いたのですが、さすがに戸惑う者は一人もいませんね。

某先生[ad]だったら「……何……だと……!」、と見開きで 4 ページくらいは使いそうな状況なのに。

ユピーが「護衛軍の中で唯一人間ではなく魔獣との混成」であることが判明しましたが──そもそも、護衛軍とその他の蟻を、どうやって女王が産み分けてるかがわからないからなー、と思ったり。

ちょっと不思議なのは、一瞬でキルアが「目の前にいるのはユピー」と気付いたこと。事前にコルトから大体の容姿と特徴を聞いていたとしても、初対面で他の蟻と見分けが付くのは何故だろう、と。

──ただ、それを言い出すと話のテンポが悪くなるので、この先も護衛軍はすぐに見分けられるのでしょうね。さらに言えば、会長が「古い知人に会いに行く」のを、なぜキルアが知っているのか、とか。

シュートの意外な一面

シュートの異常な表情は、昔のヒソカを思いださせて、笑いました。本当にゴンって「男を惚れさせる男」だなー(他意はない)(←ダウト)。

シュートの「好機に弱く、逆境時に本領発揮する」という性格設定が面白く、本当にキャラ作りが上手いです。

ただ、ここでわざわざシュートの人物像を掘り下げたのは、あくまでもゴンの凄さを多角的に描くのが目的ですよね。この状況で、最悪な「万が一」を思いつけるゴンが凄い!

普通の作家だったら、この状況で主人公をターゲット以外の敵に向かわせるような展開にしないだろうし、仮にゴンとユピーとぶつけたとしても、ここまでゴンの凄みは描けないでしょう。ただ「目の前の敵はすべてぶっつぶす!」みたいな主人公にしたり。

──ただ、グリードアイランド編の試験のことを思い出すと、「万が一」のことを考えて飛び出したのではなく、「何となく」の本能で飛び出した、というのがゴンらしいな、と思ったり。

ナックルの一撃

久しぶりに、ナックル「天上不知唯我独損(ハコワレ)」が登場。ということは、この戦場の雰囲気に極めて相応しくない、ポットクリンがピトーに貼り付くのでしょうか──。

ref.: HUNTER×HUNTERの能力・技 - Wikipedia

ユピーはいままで、念能力を使った描写がなかったのに、このまま念を封じられそう。しかし、肉体能力だけで並のハンタは圧倒しそうなので、ナックルとシュートの二人がかりで、ようやく互角に戦えるほどの差がありそうですね。

「龍星群(ドラゴンダイブ)」の影響

さて、はじめから予測不可の戦局ですが、さらに予測困難にしている原因が、ゼノが放ったドラゴンダイブ。

今回の描写から、まともに食らったら即死するほどの威力があることがわかりました。──って、おじいちゃん、はっちゃけすぎ!

これって、ドラゴンダイブの影響を、空にいる老人二人はどこまで考えていたのか? と疑問が浮かびます。いまのところ、ドラゴンダイブを撃たなければならなかった理由が、あんまりわからないし。

そして──ラスト、不気味に微笑むシャウアプフが、ものすごく不安をかき立てます。

──コムギが、龍に撃たれたのではないか、と。

それ以外で、この状況でプフが笑う理由は、無いように思います。仮に、そうではなくても、王が不在のうちにコムギ始末する、ということも考えられます。プフが一番邪魔に思っていたのが、コムギですからね。

プフが微笑んだ理由は次回明かされるのでしょうが、どう考えても悲しい結末になりそう……。

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