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『トゥモロー・ワールド(Children of Men)』

見る前: ( ´_ゝ`).。oO( まぁ、どうせ「世界は我々(アメリカ)が救う!」みたいな映画だろうな…… )

見た後: ( TДT).。oO( ……(目から汗が出て 何も見えん……!) )

相も変わらず、あまり前知識を持たずに映画を見ています。なので、本作品も「お気楽・人類滅亡直前モノ」と思って見始めましたが、開始 一分後にはその考えを改めました(このシーン、ビックリするよな!)。『ジュラシック・パーク』を「人が死なない お気楽映画」と思って見始めた、みたいな状況──と言えば、わかる人にはわかるかと。

本作品の見どころは、「長回し」を初めとするリアルな映像です。終盤の、ビルを舞台にした銃撃戦は、「まるで そこにいるような」感覚を、映画で初めて味わった──というくらい、臨場感があります。このシーン、ぜひとも劇場で見たかった!

長回し - Wikipedia

この映像だけでも見る価値がありますが、ストーリィは暗くて重い物になっています。見るのに、ちょとした「覚悟」が必要かもしれませんね。

ストーリィ

時は 2027 年。人類全体で、まったく子供が生まれなくなってから、早 18 年──。いまだに不妊の原因は、不明。人類は絶望し、世界全体で、非常に治安が悪くなっている。映画の舞台となる英国では、不法滞在者は人間扱いされず、反政府派による(と 報道されている)爆破テロが多発。

ある冬の日、英国エネルギー省に勤める、主人公のセオ・ファロン(クライヴ・オーウェン)が、反政府派のリーダでセオの元妻でもある、ジュリアン・テイラー(ジュリアン・ムーア) 一味に連行される。ジュリアンがセオに要求したのは、ある不法滞在者の「通行証」を手に入れることだった。

その不法滞在者、キー(クレア=ホープ・アシティー)は、なんと、子供を身ごもっているのだった──。

photo
トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション
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驚異的な「長回し」

──という、ストーリィは脇に置いておいて(え?)。

本作品で真に見るべきなのは、その映像でしょう。なかでも、三ヶ所ある「長回し」が圧倒的。

こちら に詳しく載っています。完全にノー・カットでは無いようですが、それでも凄い!

一番のお気に入りは、車で移動するシーンですね。ここは、ジュリアンに最低でも 2 回、驚かされます! 「ピンポン球」は、じつは CG らしいですが、初めて見たらビックリしますよね。

あとは、後半のビルのシーン。ここは、本当にリアルな映像になっています。とくに、カメラに「血糊」が付いているまま、長回しが続く──と、じつはこれも CG なんですが、CG の使い方がイヤミではなく、上手い!

『アレックス』も「ノー・カットに見えるデジタル編集」が使われていました。今後も、デジタル編集で臨場感を高める手法が、多くの映画で使われるでしょうね。

『アレックス』 悪意と悪趣味の固まりのような超暴力映画 : 亜細亜ノ蛾

「ディストピア」モノ

本作品は、いわゆる「ディストピア」を描いた映画です。

ディストピア好きで、『時計仕掛けのオレンジ』と『未来世紀ブラジル』、『ブレードランナー』を至高の映画と思っている自分としては、『トゥモロー・ワールド』もたっぷり楽しんだ──とは、なりませんでした。なんというか、上記の三作品とは まったく異なるカテゴリィに属する映画ですね。

ラスト直前の、「銃撃戦が止む」シーン、泣けました。映画で泣いたの、久しぶり。状況的に、ちょっと「ありえへんやろ!」という「お約束」なんですけどね。映画の演出としては、大いにアリ! です。

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