• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 2 巻「夏の桜」

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 2 巻 感想・前半 : 亜細亜ノ蛾 の続きです。

いやー、後半も書くこと多い多い。ダラダラ書いていると終わらないので、削りに削って、こんなん出ましたけど的(何?)に まとめました。いや まとまってません。

ところで、『トラックバック・ピープル』に『SKET DANCE』のコーナを作ったのに、トラックバックが異常なまでに付きません。ナントカ八分 食らっているのか? 敵スタンド攻撃 !? と思うくらい。

SKET DANCE - トラックバック・ピープル

「SKET DANCE」 - まとめてブログ検索で、そこそこ話題があるのに これじゃあ、『トラックバック・ピープル』と『SKET DANCE』の中の人に申し訳ない。み、みんな、トラックバックしてくんろ。少なくとも、オレが全部 読むから!

第 13 話「ファインディング・ペロリン」

城ヶ崎 充(じょうがさき みつる)が久しぶりに登場していて、驚きました。この手の「いじめっ子」キャラって、二度と出てこないのが常なのに──。

ところが、微妙にヘタレっぽい感じになっていて和みます(笑) こいつこそ、「根は いいヤツ」なのかも。よく考えたら、第 1 話で城ヶ崎が杉原にしたことは酷いけど、そのあとのヒメコ姉さんのお仕置きはもっと酷いし(笑)

ということで、スケット団からしてみれば(ヒメコのおかげで)単なるお笑いキャラと化した城ヶ崎と、第 5 話に登場していた、ソフトボール部キャプテン・高橋 千明(たかはし ちあき)の『初恋限定。』な話──になると思ったんだけどなー……。まぁ、城ヶ崎じゃアレか(ヒドス)。

ベタで地味な話ながら、いつものように、伏線の貼り方や感動話の挿入の仕方、ギャグでの笑わせ方が上手い!

途中、城ヶ崎の「逆グッジョブ」により、丁寧に「お色気路線」への道を閉ざしているのが面白いです。この作者、何が何でも「そっちの方向」で読者の気を惹く作戦は採らないんですよね。──扉絵のヒメコなどは置いておいて。

第 14 話「リトルボスはご機嫌ななめ」

とうとうボッスンにもテコ入れが! な回。

「小(ち)っこなってもーた」ボッスンに、異常なまでに興奮するヒメコが可愛らしい。気持ちはわかるが、チュウさん(中馬 先生)の前で抱きつくのはどうかと思うけど。

「だってカワイイねんもん !! 何やお前 !!!」(p.132)って真っ赤になって叫ぶヒメコが、また良い感じです。

──ここまで『SKET DANCE』関連記事を読んできた人なら薄々気がついたかも知れませんが、自分は あんまりヒメコって好きじゃない──というか、「可愛い」と思ってきませんでした。それが、この回で一気にヒメコが可愛らしく感じましたね。

幼稚園児用のスモックとズボンを(なぜか おとなしく)着たボッスンと、ヒメコ・スイッチ夫婦の記念撮影、大笑いしました。何だかんだ言って人形を抱えながら写真に撮られるボッスンとか、さりげなく腿の上にハンカチを置くヒメコ母さん、ブルジョアっぽいスイッチ父さん──最高だ!

さらに、三人で廊下を歩く一コマで、ボッスンが(おそらく)無意識にヒメコ母さんの手を握っているのが可愛らしい。背景の「キュ キュ キュ」って、普通に上履きで廊下を歩いている効果音だと思うけど、よく子供が履いている「キュキュキュキュ音が鳴る靴」を想像して、悶えました。

オ、オレも父性に目覚めそうだ……(ショ■性だったりして)。

そういえば、椿の初登場の回で書き忘れましたが、「コレボッスン」に校則違反で突っ込むなら──普段からスケット団って、誰ひとり制服をちゃんと着ていないのに、それに対して何も言わないのは なぜだろう。と野暮なツッコミ。振蔵も、また「いつもの服」に戻ってるし。

丹生が出てきてからの 2 ページ目、(『To Loveる』的な)とんでもないことが起こっている(「バスッ」)のに、あっさり流すのが このマンガらしい(笑) ボッスン、うらやましすぎる……。

読者には前振りがあったとはいえ、丹生が お金持ちであることが明かされました。そのあとの、三段オチ・三連ツッコミが最高。とくにスイッチの機転が素晴らしい。

こういったドタバタには、ロマンが登場して欲しかったけど、さすがに あのコが出てくると収拾付かなくなるか。──ということで、なんと、この巻でもロマンは一話しか出ていないのか! それなのに こんなにインパクトがあるのは、やっぱり凄い。三巻に収録されるはずの『盗っ人団』(忍者)の回が衝撃すぎて、もっと登場しているのかと思った。早く三巻が読みたい!

第 15 話「見てはいけない」

第 16 話「見たのね」

第 17 話「見るんじゃない」

この三話は一続きで、一話ずつの感想を書くのが難しい──というか、ネタバレ無しで書くのが大変。

キャラクタに焦点を絞って語ると──まず、「八木ちゃん(八木 薫: やぎ かおる)」と「クラちゃん(倉本 歩: くらもと あゆみ)」というネーミングから、すぐに『アルプスの少女ハイジ』を連想しました。

アルプスの少女ハイジアルプスの少女ハイジ

──ので、「灰寺(はいじ)」とか「平太(へいた)」、「六点舞屋(ろってんまいや)」みたいなキャラが出るかと思いきや、吉村(よしむら)先生って……。空気読んでくださいよ(無茶)。

ギャグのほうに目を向けると、冒頭の『いちご100%』ネタが凄すぎる。とくに、スイッチ──東条(とうじょう)の切なげな表情が、逆に笑える。お下げとスカートまでしたのに、ズボンは脱がなかったのも、ちょっと考えると面白すぎる。こいつら、ダメだー(良い意味で)。

あと、いつの間にか作者のお気に入りキャラになっている結城 澪呼(ゆうき れいこ)さんが、ちゃんと空気読んで(悪霊)退散しているのがツボ。別に、一緒にクラちゃんの話を聞いても良さそうなのに、

「あ、スケット団(というか笛吹くん)の仕事を邪魔しちゃイケナイわ ////」

と、立場をわきまえているのが、イイ感じです(↑キャラ違ってる)。この子、自分ができる範囲で頑張るし、まだまだ伸びるいいキャラですね。

(そういった空気や概念を全て破壊するからこそ、ロマンは別次元の良さがある)

さて、ストーリィのほうは「呪いの DVD の噂」と「カンニング疑惑の少女」、そして「犯人は誰だ」といったキーワードが中心の「謎解き物」と読むのが通常ですが、「八木ちゃんは、なぜ笑わないのか」ということを作者は言いたかったのだと思う。そこを読者に考えて欲しい、と。

さて、八木ちゃんは笑えたのかどうか、は読んでのお楽しみとして(バレバレ)、ラストページの八木ちゃんで、ファンが増えたでしょうね(さらにバレバレ)。

まとめ

143 ページで、

「今仮に人気投票でも やったとせえや そらスイッチとロマンばっかり……」

と、ヒメコが語っていますが、これはファンレターの傾向なんでしょうね。作者も そのあたりが初めからわかっているのか、ロマン初登場の回から「スイッチとロマンが面と向かって話す」シーンは ほとんど(一度も?)ありません。

普通に考えたら、この二人の出番を増やして、ボケ倒しすれば、マンガ自体の人気も もっと上がる──かもしれないのに、そういう方向に行かず、(あまり人気が なかったであろう)過去キャラを積極的に使って面白い話を創るのが、このマンガの持ち味ですね。

そして、それが今の少年マンガに欠けている部分のように思います。人気取りのための派手な演出、過剰で不自然な お色気展開──も嫌いじゃないけど(オイ)、ほどほどに、ね。

さて、コミック第 2 巻の最後に、読者からの質問コーナ、「部室トーク」についての お知らせが載っていました。──ひ、久しぶりにマンガ雑誌にハガキ、出すか?(中学の頃が最後かなぁ)

とはいえ、0x21 歳のオサーンからハガキもらっても、作者も困るだろうなぁ──と思ったら、なんだ、タメか。

ref.: 篠原健太 - Wikipedia

──つうことで、今後のコミックに「asiamoth さん」のハガキを見付けたら、盛大に笑ってくださいな。

[2] このページの一番上へ戻る