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HUNTER×HUNTER No.272『誤算』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 15 号)

今回は、ユピー戦だけが描かれました。前々から、この戦いが一番 絶望的に見えます。どう見ても「詰み」なんだよなぁ……。

ラストで、ユピー戦に新展開がありました。しかし、さらなる絶望への扉が開いただけのような……。

ということで、ジャンプの発売日が毎週 楽しみな今日この頃ですが、じわっとイヤな汗をかくような回でした。

絶望的な話ながら、気が利いていることに、和ませるような描写が所々あるのも注目。

「まだ 10 秒 !?」

ナックルの「天上不知唯我独損(ハコワレ)」は、熱心な読者ではない限り、定期的に説明が必要かと思います。下記で復習をどうぞ。

ref.: HUNTER×HUNTERの能力・技: その他 - Wikipedia

ナックルだけではなく、読者もビックリの「まだ 10 秒 !?」。シュートの命が削られて、絶えかけているのに、実際は 10 数秒の出来事だった、という……。

それに、ポットクリンが読み上げる「利息」分も、あまりにも少なすぎる……。

さらには、作戦上、ナックルは友の危機を見守ることしかできない。なんという、過酷な状況!

「ハコワレ」の初登場の時は、ポットクリンの外見とは異なり、非常に厭らしく恐ろしい技と思っていました。しかし、相手が格上だと、こんなにも無力に感じるのか……。

メレオロンも限界

作者は、話の緩急の付け方が、ものすごく上手いです。

今回のような話は、ひたすら「主人公チームが絶望的」で通しても問題ないのですが、あえて和む場面を入れてくる。それが、メレオロンの表情だったり、ポットクリンの「アレレ」な訳です(というか、意志を持っているのか?)。

──まぁ、メレオロン本人は、「和ませるため」ための表情では ないですが。

それにしても、突入前には「最大で 2 分間、実戦では 1 分間」が限界と言っていたのに、いざ本番では 10 数秒しか息が持たない。それくらい、この戦いの場には、文字通り「息苦しい」オーラが漂っているのでしょう。

シュート対ユピー

頭脳戦が苦手そうなユピーですが、ポットクリンの存在を確認してからの、思考と決断が凄い。

ビスケが言う、念能力者通しの戦いで重要な、「思考の瞬発力」。ユピーは、おそらく生まれて初めての激戦なのに、もう抜群の瞬発力で戦っている。もしも、この戦いで生き残り、さらに成長したら──恐ろしい。

一方、逆境で開花したシュートの描写が、神がかっています。本人が一番「勝ち目が無い」と知っているのに、いままでで一番、生き生きとした表情を見せる。悲しくも、美しい。

ナックルの結論

ナックルが出した「結論」は、下手すれば作戦を台無しにする物。それは、ナックル自身が理解しているけれど、止められなかった──。

この、ナックルの「結論」と「誤算」は、最悪の結末を予感させるのですが……。

たぶん、メレオロンが鍵になってくるでしょうね。自分の予想では、

「神の不在証明(パーフェクトプラン) + 暗い宿(ホテル・ラフレシア)」

が出てくるのではないかと。

あ、そうすると、ナックルは──ヤムチャ?

まとめ

ゴンは、「絶望的な戦いから、意外な活路を見いだす」ことが多かった。なので、読者も「まぁ、ゴンならこのピンチを切り抜けるだろう」と安心して読める。

しかし、このユピー戦は、いつまで経っても活路が見い出せない……。ここから、起死回生の策は あるのか?

次回は、ゴンが登場するらしいです。コムギを治療するネフェルピトーを見て、どんな反応をするのか……。ちょっと、怖い。

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