掃除機の話
0x21 年も生きていると、それなりに含蓄ある言葉が、自然に口を突いて出てくるものです。
──理想の世界では。
現実世界ではどうか というと──、くだらない知識ばかりで、頭でっかちになっていたり。
それはそれとして、意味がないことを語るのも、また一興。それこそが、個人ブログの醍醐味、ではありませんか?
今回は、なんとなく温めていた「掃除機の話」を語ってみます。
掃除機自身を──
掃除機は、
掃除機自身を
掃除できない
解説
はい、じつは一発目からパクリです。これは、以前ゲームセンタで働いているとき、アルバイト学生が つぶやいた一言。
閉店後の掃除中に、スタッフ 5-6 人が集まっている所で、ぽつり、と何気なく出てきた言葉です。周りも「お、なかなか哲学的じゃん」みたいな軽い反応でした。自分も、少し笑った程度。
──が、自分の中では「これや!」(えせ関西弁)と思い、以降、心の「いつか使うリスト」に入れておいたのでした。
何となく深みがあるような、そうでもないような所が気に入っています。
政治や会社の批判とか、いろんな状況で応用して使えそうな感じですよね。
「掃除機」は大げさ?
洗濯機は、
「洗い・すすぎ・脱水・乾燥・除菌」までするのに、
掃除機は、
「吸う」だけ
解説
洗濯機って、昔と比べて、格段に進化しましたよね。洗濯中も静かになってきたし、一台で乾燥まで、なんだったら除菌もできたり。
──なのに、掃除機は「吸う」だけ。人類の発明品の中で「進化しない物」の筆頭は「傘」だと思いますが、掃除機もなかなかの物です。
掃除といえば、
拭く・掃く・磨く・片付ける・まとめる・ベッドの下から押し入れの奥へ移動する(何を?)
──と様々な事の総称ですよね。
それなのに、「吸う」という、よく考えたら掃除と関係なくね? な事しかできないのに、「掃除機」て。あまりにも、おこがましくないですか? と思ったり。
ダイソンの販促ツール
ダイソンの販促ツールは、
ゴミ
解説
はい、最後もパクリです。糸井さんの『小さいこいとばを歌う場所』から引用しました。
『小さいこいとばを歌う場所』を「ほぼ日ストア」で購入 : 亜細亜ノ蛾
みんな、イヤだと言いつつ、見るのが好きなんだよなぁ。(……)
ダイソンの掃除機だって、ゴミが見えるもんね。
あの場合なんて、ゴミこそが販促ツールでしょ?
『小さいことばを歌う場所』(糸井重里 著) p.139
ダイソンと言えば、「どう見ても掃除機に見えない」ことで有名です(自分の脳内では)。下の写真を初めて見て、ハンドクリーナとは思わないでしょ?
まさか、これで手を洗えるなんて(違う)(てか、handy cleaner じゃね?)。
そんな、かたくなに「ふつーの掃除機」と思われたくない(?)ダイソンも、存在理由は「掃除をすること」な訳です。
「ゴミを いかに効率よく集めるか」を極めしモノは、同時に、ゴミの「見える化」も実現しました。自分(ダイソン)がどれだけ仕事をしたか、「にんげんさま」に見てもらうためですね。
結果、ダイソンが どれだけ優秀な掃除機かを、雄弁に語っているのは──、ゴミ、ということです。
まとめ
ぶっちゃけ、掃除機を使うのは、せいぜい週一。とくに、こだわりも興味も ありません。
そんな、どーでもいー存在、について記事を書けるか? という実験がてら書きました。
あと、Amazon.co.jp でエレクトロニクス 新生活応援 春のメガセール開催中!なので、さりげなく宣伝も兼ねているわけです(さりげなく?)。
けっこう、興味がない対象でも、面白く書けましたね。今度は、どんな「興味ねー」ことを書こうかな?
たとえば、北京オリン(ry