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HUNTER×HUNTER No.280『直撃』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 24 号)

今週の『こち亀』が面白かったです。ジャンプ界の久米田 康治(『さよなら絶望先生』)を目指しているのか、というくらいの直球ネタで、マンガ業界を斬っています。

中川「いい作品だから売れるんだよね!」

麗子「でも売れなくても いい作品がいっぱい! いっぱい! あるわ!」「むしろ売れない方が上質な作品かも」

両津「お前ら 目が完全に泳いでるぞ」

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 分冊本大ブームの巻

うーん、なんとなく、勝者の上から目線。というか、今週・来週と打ち切りのマンガが あるんですが……。

それにしても、「むしろ原稿が白いほうが上品な作品かも」「休載が多いほうが(ry」──というネタじゃなくて良かった。そこまで書いたら、ほとんど名指しですからね……。

ということで(?)、ハンタの感想に入るわけですが──。今週で、再開後の 10 週分が終了です。次の連載再開は、いつでしょうか……。

今回は、モントゥトゥユピーとナックル戦の続きが描かれました。はたして、ユピーのワナにナックルは気が付くのか──。

シュートの容体

今回、一番驚いたのは、シュートの容体です。ナックルの分析によると、もう、かなり死の一歩手前まで来ている様子──。

シュートが「まだまだ やれる」と言っていた時点で、すでに体の限界が来ていたのでしょう。戦いから離れ、ナックルに託した今は、体を支えていた心も冷え、ゆっくりと死に向かっている──。

致命的なのが、討伐軍の中に、だれも「回復役」が いないことです。治療の念能力者はいないし、よく考えてみると、だれも応急処置の道具なんて持っていないですよね。

ここに来て、だれかに回復の念能力が芽生えるとか、ビスケが たまたま通りがかる──、なんて御都合主義なマンガでもないし。

ユピーのワナ

初登場から ずっと、「単細胞」「脳まで筋肉」キャラと思われていたユピー。まさか、だまし討ちに来るとは──。

ナックルも、見た目とは違う戦略家。通常であればユピーのようなケタ違いの化け物相手に、真っ向勝負は挑まないでしょう。

彼の「ハコワレ」は、まさに そのための能力です。格が上の相手でも、逃げ回ることで、時間を稼ぐことで、「トばす」ことができる。

しかし、今回は「シュートの息が あるうちに仇(かたき)を討つ」という、時間制限が あるので、短期決戦を狙わなければ ならない。

──という、そこまで練りに練った状況な わけですよ! 作者の、この「お膳立て(おぜんだて)」のウマさは さすがですね。「──残像だ」とか、「なんとか 2(セカンド)」とかで ごまかしたりしない。

さて、ユピーのワナに はまり、「爆発」のタイミングを狙うナックルは──。

「死ぬ前の……」

ユピーが爆発する直前、飛び出したナックルは、なぜか「時間が超スロー」な感覚に。

ネテロとネフェルピトーの戦いでも、このスローな感覚は出ましたね。おお、バトル中にナックルもレベルアップして、超感覚を身につけ──

──いや、これって……。と読んでいて自分は気が付いたのですが、ナックル自身も「それ」に気付いた、という描写でイヤな汗をかきました。

「それ」とは、「死ぬ前の……」

面白いのは、スローになるのが、ナックルのワナを ハッキリと知る直前、ということです。戦士としての本能が、直後に迫る危機を知らせた、ということでしょう。

しかし、もう、ナックルは止まれないのでした……。

まとめ

はい、あんまり意味はないと思いますが、ラストはご自身の目で確認してください(本編を読んだ人しか、こんなとこを読まないと思うが)。

いやー、それにしても、なんという場面で終わるんだ! 次は、あと何か月──何年? か、考えたくねェ……。

イカルゴとブロヴーダ、モラウとシャウアプフ、キルアとメレオロン、ネテロと王は、どうなる? そして、ゴンとピトーは──。

「悪いヤツは全部、良いヤツが倒して終わり」で終わらない作品だけに、決着が どうなるのか、まだまだ分からない、のが面白すぎる!

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