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頭内定位(脳内定位)

「頭の中で音が鳴っている」

──いや、時節柄、「すわ怪談か」と思われたかもしれませんが……。

ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くときの話です。頭の中で音がする、ように聞こえませんか?

これは、「頭内定位」とか「脳内定位」と呼ばれる現象ですね。スピーカと違って、ヘッドホンは耳との距離が近すぎる、というのが原因です。

頭内定位を解消するためのヘッドホンやアンプもあるようですが──、わざわざお金を出さずに、いまある環境でなんとかしたい!

今回は、Windows 用の音楽プレイヤ・foobar2000 で頭内定位を解消するプラグインを、いくつか紹介します。

foobar2000 とは? - foobar2000 Wiki

バイノーラル録音について

まず、頭内定位を解消する方法でよく聞くのが、バイノーラル録音というもの。

バイノーラル録音 - Wikipedia

なにやら難しいことが書いてありますが、ものすごく分かりやすくバイノーラル録音を実践している記事が、「デイリーポータル Z」にあります。

@nifty:デイリーポータルZ:168円で立体的に録音する

この「人間マイク」って、特許がとれるのでは? と思うくらい面白い録音機器です(たぶん、とっくにだれかが特許をとっていると思うけど)。なにより、「録音している」感じがまったくしないのが素晴らしい。

さて、この記事の中で、いくつもバイノーラル録音された音源を聴けますが──。

どうでしょう? やっぱり「頭のまわりから音が聞こえる」くらいにしか聞こえないのでは? そういう意味では、面白い録音方法だけど──。

でも、欲しいのはこういう効果じゃない……。

foobar2000 用プラグイン

ここからようやく、頭内定位を解消する foobar2000 用のプラグインをいくつか紹介します。といっても、すべて下記のリンクで見つけたプラグインです。

DSP - foobar2000 Wiki

BS2B

まずは、上記のバイノーラル効果を再生時に適用する、というプラグイン。

Bauer stereophonic-to-binaural DSP

リンク先に、小難しい論文やらグラフなどがありますが──。正直、あんまり変わったように聞こえない……。

ということで、これは「違いが分かる男」の方だけお使いください。ヘッドホンやアンプの性能が良かったら、聞き分けられるのかな?

Dolby Headphone Wrapper

手軽で効果が高く、オススメできるのがこちらのプラグイン。

オリジナルは必要な DLL が同梱されていないので、下のリンクから一式をありがたくダウンロードしましょう。

おととが作った日本語化パッチ置き場のブログっぽい物 de きしめえええええん。 - Dolby Headphone Wrapper v1.1.1日本語版

こちらを導入すると、本当に「前から音が聞こえる」ようになります! 設定を切り替えると、劇場で音楽を聴いている気分も味わえます。

このプラグインはドルビーヘッドホンの技術を使って音場効果を作るのですが、ヘッドホンアンプの Victor SU-DH1 に搭載されている機能──とは違うのでしょうね。SU-DH1 は「5.1ch の臨場感をヘッドホンで楽しめる」とのこと。

同じようにドルビーヘッドホン技術を使える DVD 再生ソフトがあるので、そちらとの違いも気になるところです。

Winamp DSP Bridge

自分が愛用しているのは、「Winamp DSP Bridge plug-in」です。

foobar2000 3rd party components

これは、foobar2000 のライバルである(?)Winamp の DSP プラグインが使える、というプラグインです。なんというか、ずるい(笑)。

Winamp プラグインは、Winamp の公式サイトから探すのが良いでしょう。

DSP/Effect - Customize Winamp Media Player DSP/Effect - Customize Winamp Media Player

おすすめは、Enhancer です。数年前に Winamp を使っていたころから愛用していますが、いまだにこれ以上の DSP プラグインが見つかりません。

Enhancer 017 - Winamp Plug-in Details - Customize Winamp Media Player

導入方法は、下の記事がスクリーンショット入りで分かりやすいです。

WinampのPerfectなイコライザ設定を可能にするプラグイン「Enhancer」 - Orbiter

Enhancer は簡単にサラウンド効果が得られ、しかも音圧レベルが調整できます。この音量調整は、ヘッドホンにはありがたいです。大きすぎず小さすぎず、というのが良い感じ。

──そう、つまるところ、サラウンド効果で頭内定位をごまかそう、という戦略です。ピュアオーディオ信者が見たら、鼻で笑われそうですが……。まぁ、「音のジャンクフード」と思えば、マッ■並においしいですよ。

ちなみに、音圧レベルをそろえたい、という場合は VLevel DSP というプラグインも手軽です。

VLevel DSP: Shtééf - Foobar2000

Enhancer と VLevel は、スピーカの時に使うのも良いですよ。

──あ、よく考えたら、通常は Winamp もインストールが必要ですね。foobar2000 以外は使いたくない! という人は、書庫ファイルから Winamp 用プラグインを解凍する──方法を、何とか自力で見つけましょう(さりげなく質問回避の術!)。

まとめ

Winamp DSP Bridge plug-in と Enhancer だけでは、まだ「頭の中から音がする」現象が改善されない場合、BS2B やDolby Headphone Wrapper も組み合わせると良さげ。

ただ、けっきょく「ごまかし」でしかない、と言われればそれまで。

頭内定位が解消できるオーディオシステム(ってどんなの?)を用意するか、今回のようなプラグインに頼るか、もしくは、「気にしない!」か……。

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