怖い話

夏だし、ネタがないし、怖い話でも紹介するか。ということで、サクサク行きます。

怖い話まとめ

怖い話といえば有名なのが、「洒落怖」(しゃれこわ)こと、「死ぬ程洒落にならない怖い話」を集めた下のサイト。それこそ、死ぬほど大量に怖い話があります。読み終わるころには、すっかり涼しくなっているでしょう(季節的な意味で)。

死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?/洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?---過去ログ倉庫 投票所

「洒落怖」に載らなかった話を集めたサイトもあります。長文・短文という分類でまとめてあるのが好印象。超短文もあり、即効性があるゾクゾク感を味わえます。

洒落コワ差分サイト

さらに似たようなサイトもいくつかあります。「怖い話」と一口に言っても、さまざまな味わいがあるのですね、うまい棒のように。

ここから、数ある怖い話の中で、自分が好きなものを取り上げてみます。

祖母の葬式

まずは軽いジャブ。人によっては、まったく怖くないと思います。

この前、他県に住む祖母が亡くなって葬式があった:アルファルファモザイク

これは、文体にひねりがなく、淡々と書いているのが良いです。オチも普通に書いてあり、「もっと怖がらせてやろう」という気負いがない。

自分は「マイナスドライバー」(または鍵穴)と呼ばれる話が好きです。しかし、マイナスドライバーの後日談があることを知って、白けました。

「マイナスドライバー」単体だと、理解不能な狂気が恐ろしく、「ひょっとしたら自分の町内の銭湯でも……」というリアリティがあります。それが「後日談」を読んだとたん、急に現実味が薄れて「ホラー映画の途中で血の詰まった袋が見えた」感じ。

両方とも作者は同じかもしれませんが、自分には次のような印象を受けました。

海原雄山「モーツァルトのレクイエムの後半は、死後弟子が作った。まさに神品としか言いようのない前半に比べると後半は凡庸そのものだ。」

美味しんぼ (11) (ビッグコミックス)

やっぱり、「あれは何だったんだろう……?」で終わっておけば良かったのに、と思いました。

「ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」

最近、自分が一番好きな話はこちらです。

「じゃ、行くか」「ええ」:アルファルファモザイク

先ほどはリアリティを買いましたが、今度はテクニック。出典がミステリー@2ch掲示板なので 100% の創作だと思います。

「最後の一行」で、ほのぼのした家族の温かみ──をすべて吹き飛ばす破壊力がすごい。いや、これも一種の家族愛か……。

何度も見かけるコピペですが、再読の際に「一番、怖くて悲しいポイント」に気がついたので、上の見出しに使いました。翔ちゃんは、「夫婦愛」についていけなかったのでしょうね……。

さりげなさ

下で書いたことの繰り返しになりますが、オチに凝りすぎて怖さが半減する話が多いですね。

『七つの怖い扉』 井戸から消えない死体 : 亜細亜ノ蛾

自分が好きなのは、「さりげなく怖い」話。

たとえば、『the EYE』という「まぁまぁ良くできたホラー」と評価している映画があります。しかし、たった一か所だけ、ものすごく怖いところがあります。ストーリィに直接かかわらないのでネタバレしますが──。

電車のシーンで幽霊らしき女性が出てきます。しかし、主人公を含め、だれもそれに気がついていないのです。それが怖い! おなじみの「ホラー的演出」、つまりカメラのアップや効果音による演出、それらがないことで逆に怖く見える、という珍しい例。

photo
the EYE (アイ) デラックス版
オキサイド・パン ダニー・パン
レントラックジャパン 2003-10-24

心霊写真 悪魔のサンタクロース 惨殺の斧 リサイクル ―死界― デラックス版 死霊の町 シティ・オブ・ザ・デッド 2046

by G-Tools , 2008/08/19

それと比べると、似たような演出がある『呪怨』(2 かも?)は、ちょっとわざとらしい。

それに、「白塗りの子ども」って、冷静に考えると笑えるよなぁ……。主人公が関西のオカンだったら、「アンタどないしたん、真っ白やん! 早よお風呂入り !!」(エセ関西弁)と、しかられることでしょう。

まとめ

わざとらしい演出の怖さは、お金を出して作ったホラー映画には敵わない──、と言いきれないのがホラーの世界の懐の広さ。とんでもなくヒドいホラーも多いですからね……。

2 ちゃんねるに書き込むような一般人の方は、ぜひとも、オチにこだわりすぎないように、さりげなくお願いしますよ、と。。

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