ウェブログとは何か

ウェブログそのものについての考察は、とっくに語り尽くされた。そう思っていたし、自分の中でも「漠然としながらも揺るぎない存在」になっている。──人生とか自分・世界・猫のかわいさと同じで、わざわざ定義したり他人に説明したりしなくても(できなくても)、「そういうものが在る」と胸を張って言える存在だ。

しかし、明確にウェブログを定義した記事を見た。一文を引用しよう。

ユーザにとってウェブログはハイパーテキストアプリケーションの一種だ。

position:fixed大嫌い (agenda)

「ハイパーテキストアプリケーション」とは何だろう?

World Wide Webはハイパーテキストという概念を応用した「ハイパーテキストアプリケーション」で、ブラウザはハイパーテキストアプリケーションのビューワー。当然ウェブログもハイパーテキストアプリケーション。

position:fixed大嫌い (agenda)

「これだ!」と膝を打ちたくなった。ウェブログというものをこれほど分かりやすく示した言葉はない──とは言い難いが、自分にはしっくり来た。

さて、ウェブログがハイパーテキストの応用ならば、目指すべきデザインというのも見えてくる。不要な装飾は削ぎ落とすべきだ。どこまでをブラウザの機能に任せ、どこからがデザインの腕の見せ所か──。じっくり考えると、使いやすく見やすいウェブログができそうだ。

ブラウザの仕事

ただ、「サイト内検索」ブラウザの仕事というのは違和感がある。

ブラウザ単体で人様のサイト全体を検索できるわけがないので、特定の検索サイトとの連携が前提になるはず。そうすると、サイト管理者が「来て欲しくない検索サイト」をブラウザが使っていた場合は、検索できない。そういった問題が多そうだ。

サイト内検索はサイト管理者が用意するべきだと思うが、真意は別にあるのだろうか?

ところで、ブラウザの役割について考えれば、『あたし彼女』というケータイ小説をパソコンのディスプレイで読んで批評する、という無意味さがよく分かるだろう(ついでに言うと、ある程度以上の年齢の人が文句を言うのも──)。

第3回日本ケータイ小説大賞:あたし彼女

アプリケーションの意味

上の記事でもう一つ面白かったのが、「アプリケーション」という言葉の使われ方についての記述だ。

アプリケーションとは - Google 検索を見ると分かるように、日本では「アプリケーション」と言った場合、ほとんどが「アプリケーションソフト」の意味で使われる。

そのため、ウェブログはハイパーテキストアプリケーションと書いてあるのを見て、「え、ブラウザのことでは?」と自分も思った。あとで書かれた追記を読んで、よく理解ができた。

「アプリケーションとはアプリケーションソフトのこと」──これは、下で書いた記事と同じような構造だな。

鰹節の原料が「かつお・ふし」問題 : 亜細亜ノ蛾

まとめ

実際には、すべてのブラウザが「当たり前の機能」を備えるまでは、代わりの手段を提供する必要がある。position:fixed が必要な状況もあるかもしれない。

しかし、いつでも下のことは忘れずにデザインしたい(してほしい)ものだ。

スタイルを「眺めて」いるだけのデザイナは滅べ。ハイパーテキストは眺めるもんじゃない、中身を読んでリンクを辿るものなんだ。

見栄えするだけのスタイルシート (agenda)

自分も肝に銘じておこう。そして、このブログのリニューアルは順調に遅れるのであった──。

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