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『バクマン。』 9 ページ 「条件と上京」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 46 号)

女心と秋の空──よく聞く言葉だが、「男心と秋の空」が本来のかたちとのこと。なるほど、異性への気持ちが移ろいやすいのは、どちらかというと男性のような気がする。──人ごとのように書いているが、当事者だからよく分かる。それ、オレ。

Yahoo!辞書 - 女(おんな)心と秋(あき)の空(そら)

好きな対象がころころと変わる(その割に態度は同じ)男性に対して、女性は好きな人へ見せる感情が急に変化する。笑ったり泣いたり、そうかと思えば怒ったり──忙しいことだ。「男が悪い」で終わらせるのが、たいていは最善の解決策になる。──書いていて気分がドンヨリしてきた。

つい先日、自分は女性を泣かせてしまった。自分の身に起こったことを詳しくは書かないが、今週号で亜豆が泣くのを見て、自分なりに「女の涙」の解釈を書いてみた。アナタは笑い飛ばせるだろうか──?

服部の苦悩

編集者の服部が力不足に見える、と昨日の感想では書いた。将来の夢を背負ったサイコーたちを支えるには、服部では難しいのではないか──。

上のように書くと、自分が服部のことを嫌っているみたいに読める。そうではない。服部のように、自分のできる範囲内でがんばる人間は好きだ。中高生の天才たちが近くにいて目立たないが、今後の服部の活躍に期待する(打ち切りマンガか)。

唐突に、ナレーションがジャンプ編集部の解説をする。マンガと同様に(?)、編集部内でもバトルが繰り広げられているようだ。たとえ副編集長を倒しても、パワーアップした第二第三の副編が現われるに違いない。裏編集長や影の編集長を倒す手がかりはどこか──(あんまり面白く広がらなかったので、ヤメ)。

サイコーとシュージンの作品を月例賞の選考に推薦するかどうか、服部が苦悩している姿が興味深い。なるほど。服部が目を掛けている二人だからこそ、ヘタに小さな賞を与えたくはないし、かといって落選も伝えにくい──。

月例賞を取って喜んでいる投稿者が、この服部の独白(「こんな賞価値ない」)を読んだらショックだろう。住人を数字で呼ぶ掲示板に、自分のブログの悪口を発見するよりも、ダメージが大きそうだ。──まぁ、このブログは、そんな掲示板ですら取り上げられることはないのだが……。

泣く亜豆

幸せな日々は長くは続かない──なんて、誰が決めた? それは、創作の神様だろうか。一方通行的交換ノートの最中、サイコーは亜豆を泣かせてしまう。

サイコーがどうしても亜豆に確認したかった感情も共感できるし、亜豆が傷ついて泣く気持ちも少しは分かる。

──今までの自分には、この亜豆の涙の意味は、理解できなかった。

オンナノコって、どうもオトコノコからは理解できないような境界線を引く。ソレがオッケーなら、コレも許してくれよ! と今までの人生で何度も思ってきた自分だ。アレとソレで、そんなに違うモンかなー(ご自由に想像ください)。女には、絶対に折れない芯が一本通っている(──侍?)。

自分は、深くかかわってきた女性を、ほぼ全員泣かせてきた(母親含む)。「女泣かせ」の自分だが、けっして誇らしいことではない。たいていの場合、あまりにも自分が ふがいないので相手が泣くのだ。情けなくて涙が出てくるのは、とーちゃんだけではない(『あばれはっちゃく』知ってるかなー)。

──と思って生きてきたのだが、亜豆の泣く姿を見て、突然気が付いた。女性が、悲しくて泣く──なんてことは少ないのでは。それこそ、飼っているペットが死んじゃって泣くような女性は、よっぽど心が繊細──というより弱いのだろう。オンナは、そんなに弱くない。

女性が涙を流すのは、自分の中の譲れない部分に土足で上がり込んでくる他者に対して、防衛本能が働いているのでは。ほら、「女の涙は武器」というし……。

──えっと、自分の中でも、冗談と本気が 6:4 くらいで書いている。そう、意外と本気度が高い。たぶん、自称・オンナの気持ちが分かる男なら、笑い飛ばすだろう。女性からは抗議のメールが飛んでくるかもしれない。それでも良い。誰かの心に届いて、ほんの少し考えるきっかけになれば幸いだ。

亜豆のメールアドレス

みんな(誰)、亜豆のメールアドレスにメールを送ったか? 命知らずの自分は、携帯電話からメールしたぞ!

──そして気が付いた。「@」以降が「vo」から始まる携帯電話のアドレスは、存在しないのだ。

ここで、「ウソつけ! ボーダフォンがあるじゃないか」と叫ぶ人は、非・ボーダフォンユーザか、あまりボーダフォンの知り合いが いないのだろう。──それ、自分(友だち自体が……)。

ボーダフォンのアドレスは、「@」と「vodafone」の間に、必ず地域を表わすアルファベットが入るのだ。試しに、ジャンプの誌面から読み取れるようなアドレス(「...@vodafone.ne.jp」)にメールすると、「ホストが見つかりません。@ 以降をご確認ください」とエラーメールが届いた。これはワナだ!

それはそれとして。泣いたと思ったらノートにアドレスを書いて教える亜豆は、本当によく分からない。理解できたと思ったら、次の瞬間には別の顔を見せる──それが女だ。

この場面の解釈は、いろいろあるだろう。サイコーとシュージンと同じように、分からないなりに自分の頭で考えてみろ──それが、作者からのメッセージではないか。このあとのサイコーの行動が、正しいかどうかも合わせて、自分の中でゆっくりと消化していきたい。

まとめ

今週号は、最後の場面に圧倒された。書くことが多くなりそうなので、後半の感想は明日に書く。

自分の場合、『バクマン。』を読むと、そこから心に波紋が広がって、自分の過去と未来について考え込んでしまう。ついつい、マンガから遠く離れたことを書いてしまいがちになる。そうなると「『バクマン。』の感想」とは呼べなくなるので、難しいところだ。解説だけでもなく、自分語りでもなく、読んだ人が得をするような感想を書いてみたい。

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