亜細亜ノ蛾 - Weblog

[SiteSearch Google]

October 15, 2008

バクマン。 NO.9「条件と上京」 シュージンの機転と初登場のエイジ

[ad]

『バクマン。』 9 ページ「条件と上京」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 46 号)

「凡人と天才の差よりも、天才と天才の差の方が大きい」という話をよく聞きます、と以前に書いた。

『四季 春』 森博嗣・著 : 亜細亜ノ蛾 - Weblog

これは『海馬―脳は疲れない (新潮文庫)』の読者以外には分かりにくいだろう。S級妖怪にもピンからキリまである、のほうがピンとくるかもしれない。

幽☆遊☆白書 - Wikipedia

才能あふれるサイコーとシュージンだが、上には上がいる。いまの二人では敵わない「天才高校生」──新妻エイジがついに登場する。エイジには驚くことがいくつもあった。

サイコー・シュージン・亜豆・エイジ──コマは揃った。だが、どんな方向にこの作品が向かっていくのか、まだ見えてこない。「──いや、分かるでしょ」という人は、油断していることを自覚した方が良いだろう。何しろあの作者が作っている話なのだ──。

今回で、ようやく今週号の感想が書き終わった。前回までと併せて読んで欲しい。

亜豆にメールする──?

亜豆がメールアドレスを教えた理由は何だったのか──サイコーは悩む。シュージンが言うとおり、メールで亜豆に聞けばいい。サイコーも初めはそう考えていたし、自分もそう思う。

でも、サイコーは亜豆へ連絡しなかった。

これは、サイコーが「モテ男」路線に進むきっかけを描いた、貴重な場面だ。この状況で女の子に電話しない──などという選択肢は、通常はあり得ない。女の子からアドレスを聞いても 2-3 日はメールをしない──という「じらす」作戦だ。サイコーは、超モテのナンパ男への階段を上り始めた。そこで読者は、『バクマン。』というタイトルが『あげまん』と同じ発想であることに気が付くのだ。──はじけるように激しい恋に身を焼く女・「ばくまん」との出会いが、サイコーを変えていく……。

あげまん - Wikipedia

──というのは、丸ごとウソだ(本気にした人はいないと思うが)。

それにしても、いつのまにか携帯を持ったまま亜豆の家の前にいたのに、亜豆にメールをしなかったサイコーはすごい。自分ならきっと、耐えられない(それ以前にメールアドレスを教えてくれなかった)。

亜豆は、サイコーに連絡して欲しかったのだろうか。普通に考えれば、メールをして欲しくなければアドレスを教えない。パジャマ姿で携帯電話の前にいる亜豆の描写からも、サイコーからのメールを待っているようにしか見えない。

しかし、それでも、サイコーは亜豆にメールしなくて正解だったと思う。夢が叶うまでは「もう会わない」という亜豆からの約束を、台無しにしてはならない。──まぁ、『DEATH NOTE』のルール並の厳密さで、亜豆が言う「会わない」を定義して欲しいところだが……。男女が全員「理系の人々」だったら、サバサバした分かりやすい恋愛ができる──けど、味気ないかも。

理系の人々 - Yahoo!ブログ - エンジニア★流星群 @Tech総研

サイコーの決意

とにかくもう亜豆の涙は見たくない そう思ったサイコーは、一刻も早く手塚賞を取る決心を固める。

美味しんぼ塾ストーリーブログを読むとよく分かるとおり、『美味しんぼ』では何かにつけて「料理ですべて解決」する。それを笑う者も多いだろう。しかし──話し合いや金銭で解決を目指す『HUNTER×HUNTER』や、ルフィがおぼれ死んで終わる『ONE PIECE』・文部科学省の推薦図書になった『To Loveる』・「なん……だと…… !?」のない『BLEACH』を、誰が読みたいか? それこそ笑止! そんな無粋なことを言う人は、こうなご(なぜか変換できない)でも焼いて、おいしくいただいちゃえば良いのだ。

「好きな女の子の笑顔が見たいから──マンガ描きをがんばる!」というサイコーの決心も、笑う人がいるかもしれない。だが、この作品では大まじめにマンガ作りを描いている。それに、亜豆の本当の笑顔をもう一度見たいために努力するサイコーを、少なくとも自分は笑えない。

落選で良かった

サイコーが手塚賞を取りたい気持ちは分かるが、自分勝手な意見だ。しかし、シュージンはそれを受け入れる。

前回までは手応えを感じていた初めての作品・「ふたつの地球」だが、シュージンの中では不満の残る作品になっている。それでも、服部から月例賞 最終候補にも残らなかったと聞いたときは、サイコーもシュージンもショックを受けた。

この場面、シュージンの対応が見事だった。機転が利いている。

直前のサイコーのわがままを受けて、シュージンは手塚賞を取る決意を服部に伝える。このとき、月例賞の最終候補に残った程度では彼女に見せられません! と言うシュージンが面白い。これもサイコーの気持ちを代弁しているのだろう。シュージンも、すでに次の作品を書くスイッチが入っている。

しかし、服部は二人の作品をトレジャー新人賞に出したのだろうか? 少しだけ疑問が残った。いまとなっては、どちらでも良いだろうが……。

新妻エイジ上京

今回の最大の見せ場は、最後の場面だ。驚いたことが二つある。「新妻エイジ」が本名だったことと、彼の登場シーンだ。

大場つぐみ先生は、本当にとんでもない話を書く。エイジは、編集長に対してもし僕がジャンプで一番人気の作家になったら 僕が嫌いなマンガをひとつ終わらせる権限をくださいと要求する。これをジャンプ誌上で描くのか!

まだ出番が数コマなのでキャラがつかめないが、エイジは簡単に言うと「天才型」に見える。サイコーとシュージンも天才タイプだが、まだ親しみを感じる。それに対してエイジは、マンガのこと以外はどうでもいい──岸辺露伴のような人物だろうか。

岸辺露伴 - Wikipedia

どことなく演技のような言動と特異な仕草から、エイジは『DEATH NOTE』の L(とくに初登場の回)を思わせる。編集長──大人に対して試すような口ぶりなのも L に似ている。L とハッキリ違うのは、完全に美形キャラ(ビジュアル系?)として描いているところだろうか。

L (DEATH NOTE) - Wikipedia

エイジが上京すれば、サイコーたちに会うこともあるだろう。ひょっとしたら、亜豆とも──? どんな展開になるのか、いまから楽しみだ。

まとめ

大場つぐみ・小畑健コンビの作品だけに、「サイコー・シュージンの二人がエイジに挑む」という話になる──とは断言できない。現時点で、どう考えてもその方向しかない気がするが……。

Google Adsense

コメント

コメントを投稿

"バクマン。 NO.9「条件と上京」 シュージンの機転と初登場のエイジ" にコメントを投稿することができます(別ウィンドウが開きます)。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

"バクマン。 NO.9「条件と上京」 シュージンの機転と初登場のエイジ"へのトラックバックはまだありません。

過去の記事

カテゴリィ一覧
  1. Movable Type
  2. その他
    1. アイデア
  3. ウェブ
    1. Weblog
    2. Webデザイン
    3. ちょっとイイ話
    4. へぇー(トリビア・雑学)
    5. オモロ
      1. オモロテキスト
      2. オモロニュース
      3. オモロ動画
      4. オモロ画像
    6. ニュース
  4. コンピュータ・エレクトロニクス
    1. PC
      1. Firefox
  5. マンガ・アニメ・ゲーム
    1. アニメ
      1. 新世紀エヴァンゲリオン
    2. オタク
    3. ゲーム
    4. マンガ
      1. 週刊少年ジャンプ
        1. DEATH NOTE
        2. HUNTER×HUNTER
        3. SKET DANCE
        4. バクマン。
  6. 本・音楽・映画・TV
    1. TV・芸能
    2. 映画
  7. 食・健康・生活
    1. ファッション
    2. 食べ物