2009 年のゴールデンウィーク
今年もフツーに仕事ですた。──糸冬 了──
それはそれとして。
連休中に電車でスゴい男女を見たので報告しておく。いまごろになって書くと言うことは、それだけ強烈な印象が残っている、ということである。あるいは──今日は ほかにネタがない。
電車で見たカップル
自分にとっては大型連休ではなかったが、それでも 2 連休は取れた。名古屋へ遊びに行く。その帰りの電車にいた男女が すさまじかった。
──まずは、恋人同士の二人が登場する。
女は、会話をしながらも、ずっとカレシに ちょっかいを出していた。カレシが着ているシャツのボタンをつまんだり、胸元を開きかけたり、落ち着かない様子だ。
男は、シャレた花柄のシャツを着ている。上はそれ 1 枚なので、女がシャツの襟元や胸元をいじっていると、脱げてしまいそうだ。見ているほうがハラハラする。
男女は、自分が見る限り 30 分以上もずっと話し続けていた。カノジョを見ると、楽しそうな表情だ。
しかし、何よりスゴかったのは、そのカレシの行動である。
男の視線
男はカノジョと会話をしながら──ほかの女を見ていた。
──ここで登場人物が増える。
男女の隣には、二人の女の子がいた。明らかに、この二組は他人だ。
男は、カノジョと話しながら、ずっと隣にいる女の子ばかりを見ている。チラチラ見ている、のではない。ほぼ凝視だ。そもそも、カレシの顔はカノジョを向いていない。完全に女の子たちのほうへ向いている。
それなのに──カノジョも女の子たちも、気にしていない。
いや、たまに女の子と男の視線がぶつかると、なんだか女の子は恥ずかしそうに照れ笑いする──ように見えた。すくなくとも「なにコイツ」みたいな態度を取っていない。
カノジョはカレシのシャツをさわりまくり、女の子たちは おしゃべりしながら隣の男を好意的に見て、カレシはカノジョの腰を抱きながら隣の女の子をガン見する。
──なにこのカオスな空間。
謎の答え
なぜ、男の行動に対して、カノジョも女の子たちも、不快感を感じないのか──?
答えは簡単だ。
なぜなら、男は、イケメンだったのです。
たぶん日本人だろうけど、ちょっと前にハヤった「韓流スター」みたいな感じの男だった。不特定多数の男女 100 人のアンケートで、68 人くらいは「カッコイイ」と答えそうである。
そのとき asiamoth は
そんな 4 人から数メートル離れた場所に、自分はいた。カバンの中には、またまた「レンタルボンバー」で借りた RICOH GX200 が眠っている。
RICOH GX200 – スナップショットが得意なカメラの味わい : 亜細亜ノ蛾
「俺のこの GX200 が光ってうなる! お前を撮れと輝き叫ぶ!」
──という幻聴が聞こえてくる。が、やめておいた。
周りに人はいるけれど、気付かれずに撮る自信はある。ただ──そのような行為は、美しくない。
車内で隠し撮りをする行為を嫌ったのではなく(もちろんそれもマナー違反だが)、負の感情と一緒にカメラを手にする行為には美学がない。
まぁ、「──ブログのネタになるな」というだけで ありがたいので、男女 4 人を眺めながら帰った。
最後に
などとスかしているけれど──
チクショーーーッ! グヤジイーーーーー!
その男は たしかにハンサムだが、自分やココロ社さんなみのクセ毛だった。その日は湿気が強かったから、「いつもより多めにクルクルしております」。
いったい、ソイツとオレとココロンと、何が違うんだ !!!!1
[答え: 頭の中身][さりげなく著名人と自分を同列に並べるメソッド]