亜細亜ノ蛾 - Weblog

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June 10, 2009

バクマン。 #40-2 「海と浮き沈み」 声優を目指す理由と涙のワケ

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『バクマン。』 40 ページ 「海と浮き沈み」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 28 号)

Drill (by tanakawho) (by tanakawho)

亜豆の母親・美雪を見ていると、いろんな言葉が思い浮かぶ。すべてが縦ロールの髪型から出た発想だが、「エジプトのかぶり物」「タコっぽい」「ドリル」などなど──。

最近の自分のお気に入り(?)は、「プラスチックスタイルのファティマ(by. 永野護)っぽい」である。

つまりは、どう見ても、「日本で専業主婦をしている人」には思えない、ということだ。

それとも、TOKYO に住むお金持ちのご家庭では、このようにステキな OKUSAMA ばかりなのだろうか……?

出てくれないんです

美雪は電話を自分の娘に渡そうとする。──何ということのない場面だが、よく考えて欲しい。

亜豆美保くらいの年齢の女の子に対して、元・同級生の男の子から電話がかかってきた。その電話を取った母親が、素直に娘へ電話を渡す。──よっぽど信用できる男の子ではないと、こうはならないだろう。

もちろん、以前にサイコーとシュージンが、美雪のいる自宅にやってきた、ということが大きい。そうでなければ、「娘につく虫」からの電話を快く渡さないだろう。

見損なったよ!

高木からの電話を、ミホは出たがらない。「真城が近くにいる」と思ったからだ。

それでも、ミホへ電話に出るように、と美雪は言う。ここは、「お母さんナイス!」と思った。

なんとなく「フワフワしたメルヘンチックな世界の住人」に見える美雪は、友だちのような母娘でいることを望んでいる。ここからすると、「娘が出たくないと言っているので、ごめんなさいね」と言って電話を切りそうだ。でも、そうはしなかった。

美雪の教育方針は、「自分のことは自分でしなさい」なのだろう。これは良い。

世間では「怪物両親」が増えてきているようだ。一見すると、自分の子どもを甘やかしているように見えるが、子どもから自由を奪っているだけである。自由とは何か?「自分で決めること」だ。「子どもは自分では判断できない」などと決めつける行為こそが、子どもをバカにしている。

美雪お母さんに対しては礼儀正しく恐縮していたシュージンだが、娘の亜豆にはイラだちをぶつけた。彼がここまで自分の感情を表に出すのは珍しい。すこし夜神月にも見える。

サイコーもシュージンも、ギリギリの状態だ。

さて、そうなった原因の亜豆は──ポカーンとしていた。いやいや、[これはひどい]……。

早く 電話したい

一瞬だけボウゼンとしていた亜豆だが、高木の言葉を聞いてから状況を把握するまでは早かった。

電話に出たサイコーは、この緊急時でも「亜豆さん」と呼ぶ。シュージンも同じだ。

同級生であれば初対面でも呼び捨てにする碇シンジとは違う。親のしつけの違いだろう(ゲンドウ: 「……」)。

マンガ描けなくなるなんて

亜豆が電話に出(られ)なかったのはなぜか──。ようやく亜豆の口から語られた。

写真集出したら 嬉しい? 嫌?」とサイコーに亜豆は聞く。これは「私のこと好き?」と同じように「答えが決まっている質問」だ。つまり、問いかけではない。拒否権もないのだ!

この時の亜豆は、顔のアップだが なぜか等身が下がって見える。『苺ましまろ』っぽい感じ。「ぐぬぬ」と言い出しそうだ。

「ぐぬぬ画像ください」スレの立て方に疑問(でも好き) : 亜細亜ノ蛾 - Weblog

余談だが、『苺ましまろ』の表紙を見て、ちょっと驚いた。ばらスィー氏の絵柄は、「思いっきり目と眉とが離れている」のが特徴だ。もう、全力で「日本人の幼女」を絵が主張している。それに比べると、ぐぬぬ画像は意外と普通のバランスだ。

さて、決まり切った答え以上に、「独り占めしたい !!」とサイコーは叫ぶ。これは「お前が欲しい」と言っているに等しい。男らしいぜ……!

ただ、このセリフ(「写真集」うんぬん)だけを聞いた電車の客は、「なにこのキモオタ……」とか思っていたりして。

今やるのは 違うと思う

亜豆が声優になりたい理由は、じつにシンプルだった。

あれだけアイドル路線をイヤがって、写真集のことで泣いていた亜豆は、どうして声優を目指すのか──

「答え: なりたいから」

亜豆:
「声優って仕事が あるんだって知って 純粋になりたいって 思ってた」

って、えーーー !?

いや、スンマセン、亜豆さん・大場先生──そこんところを、もう少し詳しく教えて欲しいッス……。

理想と現実は違う──そうサイコーは語る。

サイコーは実際に、現実を理想の世界に近づけるための努力を重ねた。その彼が語るからこそ、言葉に重みがある。中途半端な努力しかしてこなかった人間が言えば、同じ言葉でも軽くなってしまう。

そうか──。亜豆の「努力している場面」が あまりないから、どうも彼女の発言からは「気分屋さん」に見えるのだ。

「答えはベタです !!」──ということで、ベッタベタでいいから「ダンススタジオでのレッスンとボイストレーニングを常人の三倍こなす亜豆」みたいな場面を描いて欲しい。発声のために腹筋を鍛えすぎて「6 つに割れてます」とか。

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