『バクマン。』 43 ページ 「ボケとニュース」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 31 号)

水木しげるロード mizuki-shigeru road サラリーマン山田 salaryman-yamada (by puffyjet) (by puffyjet)

今週号の後半で、小河や港浦の態度に対して、疑問や不満を持った人もいるのでは?

「マンガ家の先生が休日もなく仕事をしているのに、アシスタントや編集者が休むのか!」

──と。ハッキリ言って、自分も すこしは思う。

しかし──勤め人って、大変なんですよね……(ヒシヒシと実感)。なかなか、人の夢のために自分の時間を割けません。だからこそのサラリーマンなワケですね。それに、しっかりと働くためには、休むことも重要です。

人は根性論のみにて生くるにあらず、ですよ(?)。

心配かけないで

3 年生になってからサイコーは学校を休んでいなかった、というのは意外でした。デビュー前には当たり前のようにサボっていましたのに……。デビューしたあとのほうが大変なスケジュールのはずです。よく勉強と仕事を両立できましたね。母親に厳しく言われたのかもしれません。

高校生が学校に通いながらでも連載を続けられるのに、我らが冨樫義博先生は、何を されているのでしょうか……?

それにしても、学校を休む報告は、いまだに母親に任せているとは……。妙なところは子どもっぽいです。仕事から比べると、学校の重要度は かなり落ちるからですね。

作中では描写がありませんでしたが、きっと、サイコーが学校を休んだことをシュージンと見吉は心配しているでしょう。腹痛はサイコーのウソですが、見吉あたりは本気にしそうです。

ど…土曜日は ?

高浜と加藤のノリがよいですね。とくに、高浜が普通に会話をしているところが良い感じです。小河からすると「こんなヤツだっけ !?」と思っていたりして。

福田組事務所(違う)に続いて、亜城木夢叶の仕事場も、フンイキが良くなってきました。

ここで、高浜がキッチリとギャランティーを求めているのは正しい。自分は、かなり好感を持ちました。逆に無償で働いたりしたら、おかしな関係になりそうです。ヘンに気を遣わせることにも なりかねません。

こういう時に「苦しいときはお互い様ですよ」みたいな感じで、ギャラの話をしないのが日本では美徳とされてきました。それはそれで美しいですが、高浜のようにイヤミのない要求も素晴らしい。

このマンガのウラ主人公は、高浜で決まり!

みんなセーフ

『疑探偵 TRAP』が、とうとう『CROW』と並んだ。いや、並んでしまった……。すこし、早すぎないですか?

たぶん、今後も明かされないと思いますが、この作品の中で、ジャンプマンガの 1 位と 2 位は何でしょうね? 『ONE PIECE』は鉄板だと思いますが、もうひとつの作品が分からない。『NARUTO』『BLEACH』あたりでしょうか。

いままでも『CROW』は 3 位という描写が多かったです。この順位が、『バクマン。』におけるオリジナル作品の頂点なのでしょう。──ひょっとして、『CROW』や『TRAP』が 1 位などとかくと、怒る先生がいるとか……?

「ある作品の中で、ボクの作品を抜いて 1 位を取ったジャンプのマンガがあるらしいです。ファンのみなさんには心配をかけて、申し訳ない!」

──などという、遠回しなイヤミを言う先生がいたりして(あれ、こんな夜中に誰か来t)。

サイコーは、ようやく夢を実感できるように なってきました。やっぱり、18 歳でアニメ化・声優になった亜豆と結婚という夢は、まだ有効だったようです。

しかし、新年会のころから すでに「夢は夢として、目の前の作品を仕上げよう」という思いで描いていたのでしょう。夢の実現が間近に迫ったことに、サイコー自身が驚いている、というのが その証拠です。

一度休んで ジックリ…

サイコーとシュージン・港浦が高順位に喜んでいるころ、ライバルたちも上位で がんばっています。

一段と頼もしくなっている中井が、ほほえましい。蒼樹も すっかり中井を信頼していますね。

──この 2 人は、なんとなく「信頼関係を作っていくうちに、いつの間にか幸せな家庭を築いていた」となりそうな感じ。雪の日の中井と蒼樹みたいな急展開はなく、じょじょに近づいていく──みたいな。

平丸の口ぶりからすると、どうやら二桁の順位に落ちたことが ないようです。たしかエイジも同じだと思いますけど、イヤイヤ描いているマンガで一桁のままとは……。ドンだけ天才なんだよ!

エイジは、自分と同じ舞台に上がってきた亜城木夢叶を迎え撃つ構えですね。

彼が具体的に「自分の作品を面白くする努力」を見せたのは、サイコーが仕事場に来たときだけです。今後は、エイジが話作りのために取材に出かけたりとか、何らかの「亜城木対策」を行なうのでしょうか。

正直、サイコー・シュージンの作品が順調になればなるほど、不安になります。そろそろ『バクマン。』の連載が──とか。「上げて落としてまた上げる」が持ち味の作品だけに、まだまだ『TRAP』の順位は安定しない可能性がありますね。

次回は どうなる?

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