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『バクマン。』 46 ページ 「目力と協力」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 34 号)

お見舞いの花 (by Fluoride's memories) (by Fluoride's memories)

今回、サイコーの母親が言ったセリフを見て、思い出した場面があります。もう 100 万回くらいネタにされていると思いますが──。

母:
こんな時って なんて言えば いいのかしら……
サイコー:
笑えばいいと思うよ

そういえば、お母さんの髪型、ちょっと意識している?(誰を?)

俺はもう止めない

夢が叶うまで 会わないことに、サイコーはコダワリがあったようですね。しかし、そのワリにはアッサリとシュージンを許しています。

今までの人生で一番うれしい状況になったり、コダワリがぶち壊しになっても、サイコーは冷静でいる。──これは、何なのでしょうね。病気の影響? それとも、うれしすぎて感情の変化に表情がついて行かなくなっているのかんー。

じつにいいタイミングで お母さんが登場しました。昔のラブコメみたい。若いカップル(古)が二人きりになろうとすると、決まって家族(母・弟・マセた妹など)がジャマしに来たのです。

お母さんを見た亜豆が、一瞬だけ不思議そうな表情を見せたのが面白い。

「サイコーくんって、もしかして……熟女マニア?」

と思ったのでしょうか(ねぇよ)。

母です

初めて母親へ彼女を紹介する、という状況は緊張するものです。自分は──どうだったかな。もう忘れた。

サイコーと亜豆の場合、夢が かなうまでは、「恋人同士」と断言できない。

──と思っていたら、サイコーは普通に亜豆を彼女と呼びました。妙に素直なサイコーです。──やっぱり、病気で倒れたおかげで、ヘンなガマンをしなくなったのかも。

レッツ ホスピタル

エイジがサイコーの見舞いに来る場面は、『バクマン。』にしては分かりにくい。

サイコーの母親が玄関の近くにいる──つまり、前のページと時間差が ほぼないのに、いつのまにかシュージンがサイコーの病室にいます。

いくら急展開の連続が売り(?)の本作品ですが、状況の説明はキッチリと描いて来ました。今回の「シュージンのワープ能力説」は、ちょっと珍しい。いつもだったら、一コマ使って「画材道具と原稿を持ってきた」という場面を描くでしょう。

(答え: サイコーの病室から玄関までは 5 キロくらいある)

今来た とこ…

「無言で語り合う」2 人が格好いい! ライバルを見据える者同士の視線が熱いです。

原稿を落とさないようにペンを握るサイコーを一目見た。それだけで、エイジにとっては、もう何も言うことはないのです。

勘の良い亜豆のことだから、サイコーとエイジとの不思議な関係について、すぐに察したのでは。ある意味では、シットしているはずです。

エイジの目は、徹底的に「マンガ・フィルタ」が かかっている。「エイジが亜豆を見た」という描写がほとんどないのに、すぐにサイコーの彼女であることを見抜きました。これはスルドイ……!

『疑探偵 TRAP』のヒロイン・アミは、亜豆がモチーフであることが分かりました。そして、「アミよりも亜豆のほうがカワイイ」、とエイジが言っていることに注目です。

まず、エイジが現実世界の女性に対して容姿を誉めることなんて、めったに見られません。──あ、どこかで蒼樹が泣いている声が聞こえる……(まったく会話がなかったなぁ)。

そして、この発言からは、サイコーの絵に「伸びしろ」があることが読み取れます。まだまだ、亜豆のかわいらしさをサイコーは描き切れていない。今後は普通に会える(かもしれない)ので、劇中のアミも魅力的に描けるでしょうね。

エイジにバカ呼ばわりされて、雄二郎が素直に認める場面に笑いました。編集部内で吉田と熱い議論を戦わせて以来、雄二郎の株が自分の中で上がりっぱなしです。──まぁ、そろそろポカをすると思うけれど。

おまえ 何やってんだ ?

ポカといえば、病室でペンを振るうサイコーは、雄二郎が止めるべきでしょう。いくら担当ではないとはいえ、ジャンプ作家のムチャをジャンプ編集者が止めるのは、当然のことです。

サイコーは、カラー原稿を片手で仕上げる、という芸当を見せる。これ、想像するだけでも難しそう。ブンチン(重り)もないし。作画の小畑さんなら、ワケもなく こなせるのでしょうか?

久しぶりに亜豆を見て、シュージンは照れています。その表情を見ると、絶賛発売中・絶対にお勧めの全人類必携マンガである『今日の早川さん 2』の早川さんみたいな感じ(あ、宣伝みたいになっちゃった)。何だか丸っこくてカワイらしいシュージンです。

『今日の早川さん 2』 書き下ろしマンガ(と帆掛さん)増量 : 亜細亜ノ蛾

サイコーの言う、2 人っきりは きついという気持ちは分かりますね。状況が急展開過ぎる。

そして、サイコーがクールに振る舞っている──ように見えたのは、恥ずかしくて 顔見れないからだったのです。なるほど。それに、亜豆が横にいるのに、亜豆を元にしたアミの色塗りをしている、という状況も恥ずかしい。

結果、サイコーと亜豆とのバランスを取るために、シュージンが呼ばれた、みたいになりました。この先もずっと、シュージンは便利に使われていくのだろうなぁ……。

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