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『バクマン。』 56 ページ 「大人と子供」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 45 号)

pocket watches (by jekemp) (by jekemp)

今回は、ネームが そのまま掲載されていました。

「──え、某『HUNTER×HUNTER』みたいに、原稿を落としかけたのか?」とか、「原作も漫画も大場つぐみさんが描くのか?」とか、「というか、今年は『H×H』載らないのかな……」とか、いろんな疑問が出てくるところですが、そうではない。シュージンが描いたネームが掲載された、ということですね。

シュージンとシンクロして 3 つの作品を考えながら、『バクマン。』の話も進めるという──大場さん、スゴすぎます。

世の中には、1 つの作品すら描き続けられない犬──もとい人もいるのに……。

勉強 やめちゃうの?

追い詰められると 不思議と出てくるという言葉は、いろんな人が言っていますね。自分の大好きな作家・森博嗣さんも、アイデアは出し惜しみせずに書いてしまわないと、新しい考えが出ない、といった主旨の事を書かれていました(ちなみに、このように出典を記入しない場合は、「そんな事は書いていません」と言われてしまいます)。

そういえば、自分も一時期、思いついたアイデアをメモ書きする、ということを習慣にしていました。──しかし、けっきょく、そのメモがブログに生かされた例は、数回です。ため込んだメモは、どんどん鮮度が落ちていくから使い所が難しかったり、「メモのために記事を書く」という本末転倒になりがちだったり、自分にはイマイチでした。

まぁ、それは人によりますね。常にメモを参考にする方が書きやすい人もいれば、ストック・ゼロの方がアイデアが沸く人もいる。いろいろと試すことが大事ですね。

誰だ おまえ

『俺 2 人』は、けっこうアリガチな話です。しかし、これを徹底的にシリアスで描くと、化けるかもしれません。

この手の「オレがたくさんネタ」で自分が好きなのは、渡邊浩弐さんが『1999年のゲーム・キッズ』(違うかも)で書いた話ですね。たしか、街中にクローンが何人もいる、といった話でした(うろ覚え)。

いつの時代でも「オレとオレ」話が作られ続けるのは、人間にとって一番興味がある対象は自分、だからでしょうね。究極的に言えば、自分にしか興味がない・興味を持てない──それが人間です。

SF? みたいなの

見吉が言うやっぱ絵は ヘタだけど…という言葉が書き文字で、ちょっと珍しいです。妙にカワイらしく見える。どうでもいいことですが……。

港浦に対して、サイコーは少しだけトゲのある言い方をしていますが、シュージンは逆にエンリョしています。このあたりに、2 人の意識の違いが表われていて、面白い。やっぱりシュージンはエア・リーディストですね。

ほんの少しの未来

『Future watch』もアリガチなタイムスリップ物です。

未来へは行けるけど、過去へは戻れない──しかし、過去の人間に電話は かけられる、という部分が新しいかも。冷静に考えると、ものすごくヘンですけど……。電波は過去へ戻れるのかな?

俺いるか?

時間旅行をした間の記憶がある、というのは面白いです。これまた妙な話ですが、『DEATH NOTE』にあった無意味なルールみたいな感じで、ウマく読者へ納得させればウケそうですね。

このタイムスリップと記憶の共有を使って、どれだけ話をふくらませられるか、という所にシュージンの力量が問われます。時間旅行物は矛盾が起こらないか神経を使いますが、「未来へしか行けない」というルールなので大丈夫かな。

タイムスリップといえば、大好きな映画である「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」(BTTF)が まず頭に浮かびます。三部とも好きでした。ゲームブック(という言葉自体が懐かしい)も面白かった記憶があります。

「BTTF」よりも面白い時間旅行の話、というと「オレら世代」には難しそうですね。思い出補正がかかるし。しかし、亜城木夢叶が描こうとしているのは「エグイ話」のはずなので、『Future watch』と「BTTF」とでは、まったく方向性が違うのでしょう。

自分が未来へ行ける時計を手に入れたら──と考えると、上で例に挙げた 2 作品と同様に、ギャンブルで一発当てますね。じつに平凡な考えですが、(莫大な)お金を得ることで、結果的に時間も手に入ります。まずは、「人生を楽しむこと」に不必要な時間(値段を見て買い物・勤務時間・移動時間など)を買って、それからこの時計の使い道を考えたい。

便利な時計と大金を得たとして、さて、自分はこのブログを書き続けるのだろうか……?

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