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『バクマン。』 59 ページ 「経験とデータ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 48 号)

Untitled (by Julia Manzerova) (by Julia Manzerova)

年上はエンリョしたい、という平丸は年下に甘えたいんです! と発言している。

──え、なんで、オレの個人情報が漏れているの !? いつのまにか、大場つぐみ先生がオレの好みをリサーチしていたのか!(なに言ってんの?)

自分は、職場で出会ったカワイらしい年下のコに、ハッキリと「キミに甘えたい」と言ったことがあります(←セクハラ)。そのコは数年前に結婚して、一児の母になりました。いま、自分と同じ職場に復帰しています。変わらぬプリティさなのに、母親──人妻なんですよ! 世の中、なんか、間違ってる!!(←お前の脳がエラー)

──という話とは、まっっったく無関係な本編の感想を書きます。

どさくさに 紛れて

蒼樹紅へ向けた平丸の「好きです」発言は、なんと、本気の告白でした。冗談っぽく言っていましたが、オーケーをもらっていたら、つき合うつもりだったのか……。意外とシャイな平丸です。

それにしても、この時の平丸と吉田の会話は、まるで中学生レベルですね。平丸が生徒で、吉田が先生といった感じ。──まぁ、それと大差のない関係か。

平丸から甘えたい 方という趣味まで聞き出していて、吉田は平丸思いだな──とだまされた人は、要注意です。もちろん、吉田は「より良いエサ」で平丸を釣るために、情報を収集している。恐ろしい人だ……。

ところが、平丸のほうも、エサにつられて やってることを自覚していました。これまた予想外です。ずっと、だまされ続けているのかと思った。人間、(すこしは)成長するものですね。

持っていけない

仕事に没頭していて一週間もかかっていた事に気がつかない──それくらい努力する港浦には、ちょっと応援したくなりました。よく、そんなにも 1 つのことに打ち込めるものです。

何度も書いているし、ジマンにもならないことですが、自分は徹夜をしたことがありません。より正確に言うと、「24 時間以上、連続して起きていたことがない」となるでしょうか。日常的に夜更かしはしていますけど。

切羽詰まって、寝ないで仕事をする──という状況に追い込まれたことがないからですね。

小学校 6 年生のころ、1 つも宿題に手を付けずに登校して、「宿題を忘れました」と言い張って 9/1 からやり始めた──ということがありました。あれ以来、あらゆる期限に対してルーズです。このブログの、実際の投稿日時を知っている人には、よくご存じでしょうね(深夜 1-3 時の投稿がほとんど)。

そもそも、寝る時間を惜しんで何かに没頭する、という経験がない。そこまで集中できないのです。この記事を書きながら、ウェブを閲覧したり、コーヒーをいれたり、猫をかまったり──集中力のカケラもない。

見てもらえ ますか

担当編集者の好みに沿った作品をわざわざ別に描いて、何とか描きたい方の作品がアンケート上位を獲ったのに、さらに待たされて──。ここまでやって、それでも『TEN』での連載を狙っているという港浦を見た瞬間の 2 人は、いったいどう思ったでしょうね。たぶん、心の中では「バ■か!」と叫んでいたと思う。

それに、未完成とはいえ、『未来時計』の連載用ネームを 2 人は持ってきたのです。港浦は、せめてデータを用意する前に、ネームを描くことを止めるべきでしょう。まぁ、それくらいに情報収集に一所懸命だった、ということですね。

亜城木夢叶という作家は、まだ若いのに、日の目を見ることのない原稿が山ほどあります。いつか、それらをまとめたコミックスが出るのかもしれませんね。ほかの先生も、こういった出版されなかった原稿を持っているのでしょうか。新妻エイジなら、実家へ行けば未発表の原稿が大量に出てきそうですね。

化ける可能性がある……

『BB ケンイチ』は、いまのところ、一桁の順位で安定しているようです。これには安心しました。港浦の読み通りであれば、このままの調子で連載が続けられそうですね。

たしかに、港浦の言うことを聞いていると、『TEN』で連載を始めた方が良い気がする。サイコーは反論を出していますが、初めから否定的な目で見た結果を言った、という感じはしますね。

複数人で同じデータを見た時に、それぞれが別の結論を出す、ということはよくある。情報は受け取り側によって、いくらでも変化するのです。今回、港浦がどんなデータを持ってきても、サイコーは『Future watch』での連載を希望したでしょうね。

なんとか連載にして

港浦の持ってきたデータを見た、シュージンの分析結果が非常に興味深いです。みなさん、シュージンの言うことを聞いて「なるほど」と思いませんでしたか?

でもこれって、よく聞く「ジャンプマンガは人気が落ちてくるとバトルマンガになる」とか「バトルマンガになって失敗した作品は多い」という、悪いウワサを言いかえているだけなのです。それをひっくり返している。

それと、『REBORN!』と『たけし!』のギャグはダメだった、と間接的に言っている──というのも面白いですね。いや、作家さんにとっては面白くないか……。自分は、どちらの作品もギャグのほうが好きでした。

そういえば、『疑探偵 TRAP』のときも、人気が取れなければバトル方向へ行く、という話がありましたね。当然のように港浦は話していましたが、サイコーはバトル路線をイヤがる。しかし、シュージンはノーコメントだった(はず)。そこから考えると、シュージンはサイコーほどギャグに抵抗がないようです。

ひょっとしたら、「シュージンにはシリアスが合っている」というのは、サイコーの独りよがりなのかもしれませんね。シュージンのセンスは、ギャグで生きる可能性もある。そうなると、シュージンの才能を押さえ込んでいるのは、じつはサイコーのほうだった──という話だったりして。

この作品の作者は、人の印象を何度も変化させられる。たとえば、ネットでは「港浦はダメ編集者・服部のほうが亜城木に合っている」という風評が一般的です。自分も、そう思う。ただし、初登場の服部に対して、同じ感想を持った人は少数であるはず。すこし、不気味な感じでした。

いつか、今回の港浦がやった努力の報われる日が来る──のかなぁ……。

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