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『バクマン。』 60 ページ 「男性と女性」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 49 号)

Zoo ("Tierpark Hagenbeck") Hamburg, Germany (by Paraflyer) (by Paraflyer)

サイコーが言う子供から大人まで 楽しめる作品の例として、いくつかの例を港浦は挙げています。しかし、どれもジャンプの作品ではない、というのが悲しいですね。ここで名前を出すとすれば、『Dr.スランプ』くらいでしょうか。

ジャンプに掲載された作品の中で、『ドラえもん』に近い構造を取っているのは、『まじかる☆タルるートくん』と『To LOVEる -とらぶる』です。不思議な道具を使うキャラクタが、主人公の家に居候する、という部分が同じなんですね。

それでも、この 3 作品を「同じだ」と言う人は少ない。それぞれの作品に、工夫が凝らしてあるからです。その工夫の方向性が、ジャンプだと「ちょっとエッチなトラブル」になるのは、雑誌の傾向を示しているのでしょうか。ある意味では、『To Loveる』はコドモもオトナも楽しめるよなぁ……(ゴクリ……)。

夏の赤マルで やるとして

「週刊少年ジャンプ」の名の通り、ジャンプは少年誌です。なので、男同士の熱い友情をテーマに描くことが重要──に見えて、じつは、人気にはヒロインのミリョクが必要だと思う。ヒロインらしいヒロインが不在で、人気を保っているのは、『HUNTER×HUNTER』くらいではないでしょうか(ビスケがヒロイン、とか?)。

ということで、亜城木夢叶のマンガが「話もよくできているし、面白いのに、アンケートの票が取れない」のは、ヒロインが原因という可能性が出てきました。担当が山久だったら、しつこくパンチラシーンを入れるように勧めるでしょうね。サイコーの画力があれば、案外、それだけで上位が取れていたりして……。

シュージンに女性が描写できない理由として、本人は彼女の性格を挙げています。が、それはないでしょう! あんなに良くできたカノジョさんは、同世代には、なかなかいませんよ。ゼイタク者というか、シュージンは女を見る目がないのかも。

そういえば、新妻エイジは、女性を魅力的に描けているのだろうか。もし描けているとしたら──想像なのか経験なのか、気になります。

行動を共にする何か

シュージンは、ネームの絵柄そのままで思考しているようですね。これにはビックリしました。

ダウンタウンの浜ちゃんも、絵がヘタなことで有名です。昔のテレビ番組で、あまりにもヘタな浜田画伯の絵を見て、松っちゃんが「こいつには、こんな風に世界が見えてんねんなー」と感心していたのが印象的でした。

しかし、絵がヘタだからといって、「ヘタな絵柄で世界を認識している」のではない、と思うのです。

何かを見たときに、絵のウマ・ヘタでは、見え方は変わらない。目で見たモノを手を使って描くときに、対象と手の動きとの間にズレが出る──それが「絵のヘタな人」なのでは。

そういえば、利き手と逆の手を使うと、意外にも上手に絵が描ける、と聞いたことがあります。ということは、利き手の場合は、目で見たまま描くのではなく、「こういう形のはずだ」と手(脳)が判断して描くのかも。絵描きではないので、テキトーなことを言っていますが。

大学が近くなので

今週号の蒼樹には、出会いが多いです。シュージンと顔を合わせるのは、たしか、金未来杯の時が最後でしたっけ。

というか! 高木を見た瞬間に、蒼樹は赤面しています。どこのシンジくんですか!(第弐拾四話 「最後のシ者」を参照のこと) あるいは、最近のハヤリで言うと「ラブプラス」? いずれにせよ、ちょっとデレている感じの蒼樹です。こんな蒼樹は、初めて見ました。

ただ、まぁ、蒼樹からすると、「亜城木先生」は、自分と同じように創作をする「同士」として見ているようですね。真っ先に、自分の話作りについて、会話を切り替えています。

蒼樹の単刀直入な質問に対する、シュージンの反応がいいですね。そう、オットコノコだもんねー(ミサトさん)。ここで「どうして、そんな事を聞くんですか?」などと返す男は、失格です。──それは、オレだ!(そんなことは、聞かれたことないけど)

男の子視点から

もう、このページは、ニヤニヤ笑いが止まりません。

まず、蒼樹紅がカワイすぎる。どう見ても、恋に落ちる乙女の表情じゃないですか! 「これはマンガの創作のため、しかたなく……」みたいな言い訳を、自分の中で必死にしている──みたいに見える。そこが、グーです。良すぎる。

そして、この時のシュージンは、まるで「キャッチセールスの神」だ!(『DEATH NOTE』 「page. 14」)

このブログでは、以前からずっと、「高木には女泣かせの属性がある」と書き続けてきました。いま、まさにそれが証明されそうな展開です。岩瀬に続いて、蒼樹が泣かされるのか……(見吉が先?)。高木さんほど ふさわしい人はいないというセリフなんて、危険すぎます。

シュージン自身は誠実で、悪気はない。勝手に彼に惚れる女性が多いだけ──というところが、ニクいですね。それこそが、オンナの敵の姿そのものです。

これから先、シュージンを中心として、見吉・蒼樹・中井・ひょっとしたら平丸を交えた、血みどろのバトルが始まるのでしょうか──(そんなマンガだったっけ?)。

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