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『バクマン。』 63 ページ 「不信と信用」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 52 号)

Toyota Noah (by aelena) (by aelena)

無重力ランドセルナビシューズは、普通に考えればスゴい発明ですよね。ところが、描き方しだいでは失敗発明になる。それが面白い。

これは、人間の描き方にも通じますね。本当は才能があってスゴい人物なのに、いざ登場してみると、とたんにコミカルな変人に見えたりして……。

「おっと、『めだかボックス』の悪口はそこまでだ!」(←誰?)

顔はフツーなのに

一見すると普通のキャラなのに、たった一か所だけ特徴的にすると、目立つ。さすがに絵心のあるサイコーらしい、鋭さです。そうそう、「何だかイケてないな」というキャラって、特徴を詰め込みすぎている場合が多いですよね。パッと思いつかないけど、まぁ、ジャンプで一回だけ載る読切りとか……。

ニワチピは、たしかに良いですね。シュージンが言うこびてない所が カワイイというのも納得です。申請が必要だろうから時期的に「冬」には間に合いませんが、「夏」には誰かが出品するんだろうな(←?)。

サイコーの中からこのキャラクタが出てきた、というのが、ちょっと面白い。なんとなく、見吉との「落書き合戦」や会話から生まれた、というのなら自然だと思ったのです。そうではなく、たぶん、サイコーは誰にも相談せずに描き上げている。絵を描く人であれば、自分が不得手な方向でも、キャラが出せるのでしょうか。

もう ひとつですか

港浦が出したできたぞ偶然の 産物がーー! という決めゼリフはいいですね。もちろん、シュージンが考えた話がまずあってこそ、だとは思います。しかし、こうやって、担当の編集者との話し合いで初めて形になるアイデアも、多いでしょうね。

サイコーのモノローグは、このマンガの特徴がよく出ています。

以前に、あれだけサイコーは「シュージンには笑いが向いていない」と自分の主張を押しつけて、シュージンも同調していたのに、アッサリと意見を変えましたね。そのうち、「やっぱり、亜城木夢叶は、ギャグだよなー」となりそうな感じ。

そう、こうやって、人の考えは変わっていくモノなのです。いままでのマンガのキャラクタは、同じ考え方を貫きすぎている。『バクマン。』の人物描写のほうが、自然なのです。

まぁ、それでも、港浦の失言を一生許さない人って、いそうだよなぁ……。シュージンもサイコーも、もうとっくに許しているのに。

パンツ描くとこまで

いい年した男 2 人が、夜中に、仕事で、パンツ談義です。

美人作家が描いたという、山久のコダワリは、大正解ですね。今週号の『リリエンタール』に出てきた私たちが まごころをこめて 誘拐しましたじゃないですけど(あれは面白かった)、「誰が」やったかは「売り」になるのです。

そういえば、現実世界のジャンプでは、あまりそういう売り方をしてこなかったのですが、『バクマン。』の中では KOOGY を全面的に前へ出していました。「私が描きました」という路線がハヤっているようです。

参考: 漫画ニュース » KOOGY、漫画家デビューを目指し音楽活動休止へ漫画ニュース » KOOGY、漫画家デビューを目指し音楽活動休止へ

そんな事を言い出したら、亜城木夢叶も十分にルックスで売り出せるし、エイジも福田もイケメンだし──というのは禁句なのでしょうか。我々の世界から見ると美男美女ばかりですが、マンガの中では、そうでもないのかも(あまり、考えない方が良さそう)。

このページの、小畑氏が描く男の子が喜ぶような絵を見て、ごまかされましょう!

お疲れ様です

この場面でも、「誰が」電話をしたのかが重要です。あの蒼樹が、電話ひとつで、ここまで態度が変わるのか。

山久からすれば、まさか、こんな形でお断わり しますと言われるとは、夢にも思っていなかったでしょうね。

たしかに、冷静に客観的に、山久の言っていることを女性が聞けば、普通は拒絶するでしょう。しかし、マンガ家に対してマンガの話をしているわけで、ちょっと蒼樹が大人げなく感じました。

2 本目のネーム

「女性が上手に描けない」シュージンは、物語のカギとなりそうな「豊田ノア」先生のキャラ作りに悩んでいます。この時の(アイコンみたいな)ノア先生は、完全に蒼樹のイメージですね。さらに、電話を取った時の蒼樹の顔が、ちょっとデフォルメされていて、ノア先生にソックリ!

えっちなのはいけないと思いますとでも言い出しそうな蒼樹が、自分に似たキャラクタをエロく描く知人を見て、蒼樹がどんな反応をするのか──楽しみです(ヘンな趣味)。まぁ、「高木さんになら……」と思っていそうですけれど。

そもそも、シュージンが先生キャラを考え出したのは、蒼樹の話がきっかけでした。蒼樹としては、教師よりは、マンガ家になりたいのでしょう。しかし、どう見ても蒼樹の反応は、「男の子が望む女教師キャラ」そのものです。

「蒼樹先生」が担任、いや家庭教師だったら、さぞかし勉強も、はかど──らねェ! 勉強している場合じゃないよ! なぜか、という理由は書きませんけれど……。

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