バクマン。 #65-1 「頑固と素直」 善は急げと男性不信

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『バクマン。』 65 ページ 「頑固と素直」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 01 号)

Théo's Friend (by Phlora) (by Phlora)

最近、急に冷え込んできましたが、体調を崩されていませんか? みなさん、暖かくして過ごしましょうね(←「いいひと」アピール月間)。

そうそう、蒼樹の部屋の場面で気がつきましたが、『バクマン。』の世界では、いまは夏のようです。しかし、サイコーもシュージンも、夏にしては、ものすごく厚着ですよね。仕事場の冷房を効かせすぎなのでしょう。

もしくは、作中の 2012 年には、「エコエコ」言わなくても環境問題が解決しているのでしょうか? 真人類(トゥルーヒューマン)によって……。

あと、蒼樹のような美人が窓辺にずっといると、ストーカが粘着してきそうで、心配です……(ヒント: フィクション)。

………… まずいな

シュージンのとばっちりで、サイコーまでもがピンチに落ち入っています。

まぁ、冷静に考えてみれば、小 4 から好きで 結婚の約束までしてるのにって──。そんなことがあるわけないですよね。まるでマンガみたいな話じゃないですか(──ん?)。

いや、本当に、そんな冗談みたいな約束事は、今回のような小さいすれ違いで壊れることもある──と思いました。

シュージンが言うとおり、亜豆は浮気とか 絶対許さないでしょう。もちろん、サイコーは浮気をしていません。しかし、亜豆が疑っていたら、それはアウト! なのです。

もしもし 真城です

怒って電話を切ったので、てっきり、亜豆とは連絡が取れなくなると思っていました。そうしたら、一ページめくるだけで、亜豆が電話に出ている。すこし意外です。

信じてるよ だから ちゃんと話して、と亜豆は言う。これは、絶妙なセリフです。

上記のような言葉をよく男子に向けて女子は言いますが、男子からすると「それは信じられていないのでは」と思ってしまう。なんというか、それくらいなら、「信じたいけど、きちんと説明してくれないと、信じられない」と言われた方が、まだ説明したくなります。

つまり、「信じている」と「話して」の間に段階がないと、「だから」がウソっぽく聞こえるんですね。──微妙すぎて、伝わらないかもしれませんが……。

サイコーと亜豆の意見がすれ違うのは、お互いに信用していないから──ではありません。それに、「信じている」の定義が異なるから──でもないんですよね。

今回に関しては、サイコーと亜豆の二人とも間違っていないし、両方とも悪い、とも言えます。

サイコーとシュージンは、最初から蒼樹との意見交換について、見吉へ説明するべきでした。現時点でも、まだ話すタイミングとしては遅くはない、と思います。

また、亜豆も亜豆で、「信じている──からと言って、他人同士のできごとを何でも話せるわけではない」ということくらい、理解するべきでしょう。なにかあるのだな、と。亜豆は、「話せないのは、悪いことをしているから」と決めつけているようにしか見えません。

サイコーと亜豆の論点がズレていることは、第三者から見ればすぐに分かります。しかし、当人同士には、おかしな点は見えないでしょうね。自分も同じ状況だったら、ケンカになりそうです……。

なんか 頭きた…

あの亜豆が、こっちの 台詞などというタンカを切るとは……。サイコーも、亜豆に腹を立てる日が来るなんて、思わなかったでしょうね。まぁ、夫婦になる前にケンカをしておくのは、あとあと良い思い出になるので、大いにしておきましょう。──別れない程度に……。

主要な人物(というかジャンプの主人公たち)は全員そうなのですが、自分のことで怒っていても、友だちに迷惑が及ぶと、自分の怒りを静められる。

シュージンは、見吉に謝まる気はありませんでした。しかし、サイコーと亜豆との仲を心配して、自分から謝ると言っています。友だち思いのシュージンらしいですね。

問題ないだろ?

蒼樹とシュージンとの電話は、今週号で一番たのしい場面です。この見開きページの蒼樹は、最高ですね。──話の展開的に、本当にここが蒼樹のピークで、あとは──という感じがします……。

シュージンからの電話であることを知った瞬間から、蒼樹はものすごくうれしそう。なにしろ、蒼樹のこんにちはというアイサツだけで、シュージンにはずいぶん明るいという印象を受けたのです。声のトーンが、いつもと違うのでしょう。3 オクターブくらい高いのでは。

……嬉しい…

こんなにペラペラと話す蒼樹は、初めて見ました。しかも、聞き方によっては、けっこうキワドイ内容を話しています。半分、愛の告白をしているのも同じですよね。

蒼樹は、周りに話しづらい人って 思われてることを自覚していました。それでも、自分自身を変えようとしてこなかった(はず)。それが、シュージンに対してだけは自分を素直に出せる

──もう、これは、時にはライバルとしてなんて関係ではなく、「墓場まで一緒に」と言っているに等しいですね!(──そうか?)

コメント

  1. 神速 より:

    久々のコメント…こんなに空けるつもりはなかったんだけど…
    お久しぶりです(^O^)
    HUNTER×HUNTERの連載が再開しますね!(古い…)
    1年待ちましたし、10話だけなんて噂も聞かないので本格的に再開してほしいところです。
    バクマン。アニメ化らしいですね。
    まぁ連載が続いてくれれば別にいいですが。
    正直蒼樹さんが可愛いすぎる…
    女性は恋するとキレイになるっていう証明ですね。
    (してはイケナイ恋ですが)

  2. asiamoth より:

    『バクマン。』アニメ化! マジですか!!
    ──と調べてみると、本当のようですね。
    NHK 教育アニメに似合う内容──なのかな……。
    蒼樹さんは最近、メキメキとオンナヂカラが上がってますね。かわいいです!
    個人的には、してはイケナイ恋はない、と思っていますが、
    ジャンプではドロドロした恋愛は、描かないだろうな……。