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『バクマン。』 67 ページ 「パンチラと救世主」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 03・04 合併号)

Web Industry Yearbook — Class of '08 (by Vincent X) (by Vincent X)

今年最後の「週刊少年ジャンプ」に、『バクマン。』はセンターカラーで載りました。

ただ、カラーページは 1 ページだけで、すこし構図的に詰まりすぎな感じがします。アニメ化の広告も入っているし……。そのせいで、蒼樹紅の面積が狭くて、不満です。福田がいないのに中井がいたり。

本編の方は、いつもより 1 ページ多い、20 ページあります。100 以上の『バクマン。』感想を書いている自分からすると、この 1 ページの差は、ものすごく大きく感じました。内容も盛りだくさんで、今年の最後を飾るにふさわしい回です。

はい 申し訳ありません

順調にいっていると思われた山久の計画が、中井の暴走でぶち壊しになりました。山久は、さぞかしビックリしたでしょうね。

一方の蒼樹は、山久に対して正直に状況を説明し、謝っている。これは、いままでの──シュージンと意見交換をする前の蒼樹には、考えられない態度です。昔だったら、「こちらからお断わりして当然です」などと言いそう。それに、何があったかを話すことすら、イヤがりそうですよね。人は、変わるものだ……。

蒼樹の作品に足りない部分を、山久は伝えています。しかし、読み切りの評価からすると、背景からポーズ・構図、すべてにダメ出しをしていたような……。本当に、エッチな絵上手い子だけいれば、大丈夫なのでしょうか?

雄二郎のさりげない解説役で気がつきましたが、そうか、パンチラ作品(ヒドい分類)は『KIYOSHI』 とカブるのか! それは考えていませんでした。まぁ、ご存じの通り、これは後半の伏線になるわけです。見事な見せ方ですね。

マジで 連載決まったら

このブログでは、何度もシュージンのことを「女泣かせになる」と予言・断言してきました。実際に、そういう面が、彼にはある。

しかし、シュージンのケジメつけようという発言を聞いて、見直しました。18 歳でそこまで決めるのは、スゴい! 一段と、シュージンが好きになりました。シュージンもサイコーも、本当に自分の人生に対して真剣に生きている、という感じですね。見習いたいです!

本当 真面目よね

前回は、四人で楽しくファミレスで歓談していました。それなのに、蒼樹は亜豆の所へ謝罪しに行ったそうです。──ちょっと、真面目というか、重い気がする。順番が逆だし。──ん? 違うか、ファミレスの前に、亜豆に謝っているのでしょうね。

それにしても、亜城木夢叶の仕事場へ訪問して謝りに来るのは、余分な気もします。どちらかと言うと、中井との件について、今後の方針について相談しに来た、というのが蒼樹の本音なのでは。

中井のことは、蒼樹の口からハッキリと、好きという 気持ちでは ないと思いますと語られました。でも、たぶん、男性を本当に好きになったことがないから、比較のしようがなく、分からない──という意味かもしれませんね。前回のアレがなければ、どうなっていたことか……。

参考にして いいと思う

福田の絵を参考にするのは、蒼樹のプライドが許さない。力強く否定する蒼樹(ものすごいデフォルメ!)を見て、すぐさまサイコーとシュージン・見吉は、別の方向へ話を進めます。

まぁ、後半を読めばなんとなく分かりますし、いままでの展開で明白ですが──蒼樹と福田は、お互いに意識している。簡単に言うと、作家として、男女として、好意を持っているはずです。どう考えても、お似合いの二人なんだけどなぁ……。なぜか本人同士も周りも、「合わない」と思っている。なんで?

疑問と言えば、見吉が石沢のことを蒼樹に勧めていることが、今回の一番の謎ですね。たとえ思いついたとしても、サイコーとシュージンに否定された時点で、なぜ意見を取り下げなかったのか。それも、見吉の言い方だと、蒼樹のビボウをエサにして、石沢をアシスタントにさせるという……。

この時の見吉は、どうかしていたとしか思えませんね。見吉にしては珍しい、失策です。

勝手に話 進めるなよ

そんなわけで、この石沢の件はここで終わり──と思ってページをめくると、まだ続いているじゃないか! ビックリです。

どうにか なっちゃうとでも 思ってんでしょと見吉に聞かれて、二人とも否定するのがオカシイ。サイコーもシュージンも、ここでハッキリと「石沢が蒼樹に手を出すと思っている」と言うべきでしょう。そうじゃなければ、こんなにアセる理由がない。

蒼樹からすると、自分が男性不信気味であることを指摘された、と感じて、石沢に会う決心をしたわけです。実際は、男性不信ではなくても、女性の知り合いを石沢には紹介したくないでしょう。

たしかにもう全員が 18 歳以上だし、石沢が仕事として作画を引き受ける、と考えても自然です。そう考えると、サイコーとシュージンの反応は、子どもっぽい。

でも、まぁ、かつて自分が殴り飛ばしたクラスメイトに頭を下げるのは、イヤですよね。石沢のせいでシュージンは停学にもなったし。なので、見吉も石沢のことを嫌っていておかしくないはず。ちょっと、見吉の反応は不思議です。

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