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『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)

Onsen Manju (Hot Spring Bun) Coins Bag - Bronw (by ♥ Rainbowcatz ♥) (by ♥ Rainbowcatz ♥)

昨日、書き忘れました。結婚式までは激やせだったシュージンが、いつものフェイスラインに戻っていますね。百万回ネタにされていそうですが──、シュージンは、温泉地でタップリと「おいしいもの」を食べてきたのでしょう。元気になったようで、何よりです。

シュージンまで倒れて、また「作者入院→連載中止」とならないか心配でしたが、もう大丈夫でしょうね。良かった良かった──。

──あ、それが『タント』を正当な理由でやめられる方法では?

静河くんの お母さんから

静河ママからの電話には驚きました。イマドキこんな親がいるのか──というか、最近では珍しくないのですかね? こういう過保護な親は。これが世に言うモンスターペアレントと呼ばれる人なのでしょうか。

てっきり自分は、「静河流が部屋から出ようとしないので、親も困っている」のかと思いました。なにしろ親は、スンナリと山久を家の中に入れています。「流くんが社交性を持ってくれて、うれしい」と山久に親は感謝しているのではないか、と。

ところが実際には、まったく逆です。まるで「息子に悪い虫がついた」くらいの勢いで、山久を親は責めている。

母親の話によると、静河流はバイトして一人暮らしをするつもりらしい。これはエラい! ですね。お金持ちそうな家だし、一人息子(?)のサポートくらい全面的にするのかと思った。

──ん? するってェとなにかい。親は、「息子の一人暮らしを支えるくらいのお金はないけど、息子が家を出るのは反対」という……。それ、くるっ──クレイジィな考えだな。

賞を獲りました

山久のスキル・「タンタンと他人の長所を並べる」が発動しました(ドドドド……)。今回はさらに、相手の感情に訴えかけるように、声を荒げている。これには誰でも心を動かされますね。

──ここに『DEATH NOTE』の死神・リュークがいたら、山久のことをキャッチセールスの 世界でも 神になれる、と言いそうですケド。

拍手なんて するな

1 ページ前で、マンガ家 なんてという親に対して、山久はこう言い放ちます。

山久:
「彼には 才能 可能性が ある それを 潰す権利 なんて たとえ 親にでも ない」

これにはアフr──雄二郎だけではなく、自分も拍手を贈りたくなりました。

吉田はいい顔をしておらず、山久と雄二郎をたしなめるような事を言います。──ところが、吉田の発言をよく読んでみてください。親に対して 失礼とかそそのかしたって 思われても 仕方ないとは言っていますが、「だから静河流の家に通うのはやめろ」とは言っていないんですよ。

編集者としての吉田は、山久を止めるべきでしょう。しかし、吉田は個人的には、山久を応援したいのでは。そもそも、山久が静河の家に通っていることを、吉田は知っている。まぁ、吉田が言いたいのは「加減というモノを考えろ」くらいでしょう。

山久は、自らの足を使って心と心をぶつけに行った。たしかに、いち編集者としては、やり過ぎかもしれません。彼と比べると、相田はいかにもサラリーマン的というか、「上の者」らしい正論ばかり言っている。

ここで出てきた、できる限り 作家の意思を優先し やりたいようにやらせるという言葉が、じつは今後の焦点になってきます。マンガ家と編集者とでは、この言葉のとらえ方も違ってくる。同じ編集者である、山久と港浦との間でも解釈が違う……。

やめたい !? 「タント」を !?

まさかサイコーが連載をやめたいとは、シュージンは思ってもいなかった。ものすごくシュージンはビックリしています。

シュージンが驚いた勢いで、オミヤゲの「温泉まんじゅう」が飛んでいるところがコミカルですね。この温泉まんじゅうの飛んだ角度を見る限りでは、手渡そうとした瞬間に手を放した、のではないでしょうか。

シュージン:
「ただいまー。はい、これオミヤg」
サイコー:
「シュージン、オレ、『タント』やめたい」
シュージン:
「ええーーーっ」

このままじゃって 思って……

エイジのライバル宣言を聞いて、喜んだりやる気が出るのではなく、シュージンは情けなくなった。よっぽど、自信をなくしていたのですね。

自分に期待してくれる人がいる、と知っても何もできない。なんというモドカシイ時間でしょうか。よくもまぁ、作者はこんな絶望的な状況を主人公に与えたもんだ……。

これまでの『バクマン。』の展開・サイコーとシュージンの性格からすると、「それでも頑張って完全燃焼する」という展開になりそうですよね。しかし、今回ばかりは連載をやめる方向へと向かっている。それだけ行き場がなく、追い詰められているワケです。

ただ、毎回毎回「亜城木夢叶の進む先はサイコーが決めて、迷った末にシュージンが従う」となっているのが気になりました。逆のことって、(たぶん)なかったですからね。そのうちにシュージンが「(亜城木夢叶を)やめちゃうか?」と言い出さないか……。

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