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『バクマン。』 81 ページ 「冒険と口説き」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 19 号)

New Era New York Yankees (by Gafoto)

笑いあり 涙ありの 冒険ファンタジーの例として、 ジャンプで例えるなら 「ダイの大冒険」 「ONE PIECEの名前を港浦は挙げています。そういえば、このジャンルのヒット作は、ジャンプでは少ない気がしますね。「お色気ありのラブコメ」と同じで……。

参考: ヤマカム - 2010年04月03日~

個人的には、ここに『ドラゴンボール』も入れたいところです。でも、「初期の」が頭に付きますかね。あの「次はどこへ行くんだろう」というドキドキ感が楽しかった……!

他の作品でいく

港浦は、亜城木夢叶に王道のファンタジィを提案する。──今度こそ、この時の亜城木は、「港浦はダメだ」と本気で思ったかもしれません。たぶん、港浦もそう思われるのを覚悟して、この場に来たはずです。

アイマイながらも服部の意をくんだとはいえ、港浦もツラかったでしょうね。しかも、何度もスベっている「笑い」を盛り込め、と 2 人に言う……。なんだか、想像するとこちらまでヘンな汗が出てきそうです。

おかしくなってるんじゃ……

予想外のことが起きると、シュージンはパニックになる。しかし、サイコーは、そういう時ほど冷静になりますね。──それがコワイ。

この場面でのサイコーは、本当にキレていたのか、すこしは「それもアリ」と考えていたのか、悩ましいところです。ときどき、サイコーが何を考えているのか分からない時があるんですよね。ジャンプマンガの主人公は、たいていそんな感じですケド。

さて、なぜ服部はサイコーとシュージンに冒険ファンタジィを描かせるのか。その理由は、まだ 一度も本気で やってない からだ、と港浦は言いました。おそらく、服部の考えも同じでしょう。その考えに至った港浦はエラい。

ただ──、服部が担当だったころに、王道の冒険ファンタジィを亜城木夢叶は描いているんですよね。その時は、連載会議に出すことすらできないレベルでしたが。その経緯を港浦は知らないはずなのに、本気でやったことがないと判断しているのは、ちょっと不自然な気がしました。

(いちおう書いておくと、まさか、「会議に出せなかったのは、亜城木が本気じゃなかったからだ」なんて思った人はいませんよね……。この 2 人は、あの『TEN』ですら手を抜いてはいなかったはず)

描いてないジャンル

王道ファンタジィは描くべきじゃない、とシュージンは思っています。

──これは、以前に服部から「王道ではなく邪道で勝負するべきだ」と言われたことを、いまだに守っているのではないでしょうか。そうだとすると、サイコーもシュージンも、なんだか服部に踊らされているだけのような気もする。

まぁ、このマンガの真の主人公は服部哲ですからね!(えっ?) ほぼすべての展開に、服部が絡んでいます。

やって みようぜ

はい、今回も「シュージンがギャーギャー騒ぐけど、最終的にサイコーが方針を決める」といういつもの展開でしたね。仕事と家庭との両方でパートナの尻に敷かれ続けて、シュージンもそろそろペラペラになっていそうです。

この時点では、港浦が服部の指示を伝えていることを、亜城木の 2 人は知りません。その可能性を強く考える、ということもないようです(サイコーはすこしだけ意識していそうだけど)。

それでよく、港浦のことを信用しようと思ったな、と思いました。以前の 2 人だったら、本格的に港浦のことを信じられなくなっていたのでは。これは亜城木夢叶が成長したというよりも、港浦の自信に「何か」を感じたのでしょうね。根拠のない自信を持つことは、港浦の得意技です!(良いことなのか?)

本当に 口軽いな

「有限会社えいじー」での会話は、今回で一番スリリングな場面でした。次のページよりも……。

何よりもマンガ命! の新妻エイジにとって、パワーダウンした原作を渡されたことはショックだったでしょうね。「亜城木先生のために、わざと面白くないマンガを描かされるのか……」と思ったのでは。

作品の質が落ちていることを、エイジに言われて初めて知るなんて、服部にも迷いがある証拠ですね。何を迷うことがあるのか……!(というか替わってください)

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