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『バクマン。』 84 ページ 「ワンピースとサプライズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 23 号)

Congratulation, Mr.President! (A Madiba mosaic portrait of President Barack Obama) (by tsevis)
(「これは、プレゼントですか?」「いいえ、彼は大統領です」)

ふと思ったけれど──。

「男の世界」をテーマにした作品は数多くあります。「男の浪漫」(ロマン)とかね。

青臭いことを吐きながら、汗臭い男たちが、(不自然なまでに密着して)ガッシリと肩を組み合ったりする──というさわやかな話がチマタにあふれています。

でも、「女の世界」を前面に打ち出した作品は、少ない気がする。具体的にどんな話なのかが、見えてこない。

──いや、それは自分の観測範囲だけのことかもしれません。自分には、女性たちが住まう世界など、想像を絶するパンドラ(『アバター』)です。長年付き合ったカノジョがいたけれど、けっきょく南極まったく全然これっぽっちも、彼女のことは分からなかった……。

おいしゃさん:
「まさかとは思いますが、この「カノジョ」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか
asiamoth:
「──え?」

まだ何もないのか !?

相田が叫んでいる。港浦も焦っています。その不安感が服部たちにも伝わり、吉田は(他人事だから)達観した意見を言う──。

これらはすべて、サイコーとシュージンが港浦に進行状況を教えていないからですね。前のページで、サイコーは港浦への電話をこっちからはしなくて いいよな、などと言っている。

──どんだけ信頼されていないんだよ、港浦……。

まぁ実際には、担当が服部だった時にも、亜城木夢叶は編集者へ連絡をせずに、勝手に力作を準備する──ということがありました。でも、読者には「港浦に対して冷たい」と感じてしまう。作者がそう描いている、としか思えませんよね。

──まぁ、港浦だしなぁ……(ヒドい)。

そんな(どんな?)港浦の心配をヨソに──、亜城木たちは燃えている! 燃えすぎて、顔が凶悪すぎです。サイコーの横顔なんて、

「──これ、エヴァ何号機?」

と言いたくなるような凶暴さですよ!

それにしても──。邪道マンガで天才・新妻エイジに認められて、王道ではサッパリ芽が出ず、子ども向けマンガは途中で放り出したのに、「完全犯罪」に一所懸命な主人公たちはノリノリで描くという……。

またもや、主人公は「悪」への道に取り憑かれし者──ですね。今回は、「悪」ならぬ「悪戯」(イタズラ)ですケド。

これプレゼント !!

女友だちからのプレゼントを喜んで受け取るお嬢様と、その様子をうれしそうに見ている妹と母──、うーん、「女の世界」ですね。

女性たちが見ている世界観(作ったの誰だよ)が分からないことに加えて、

「友だち少ない歴: 実年齢」

である自分は、カヤくらいの年齢で友だちの家へプレゼントを届けに行く、という状況も理解しがたいものです。

──みんな(誰)、友だちの誕生日には、プレゼントをあげているのかな……?

わっ キレイ…

ようやく、サイコーから亜豆へのプレゼントが明かされます。このページに来るまで、いくつもヒントがあったけれど──、自分には予想ができませんでした。──おれ、ほんかくてきにあたまがあれなんだろうかしら?

亜豆のキレイさを、カヤは素直に認めない。蒼樹と亜豆が初めて会ったファミレスの場面でも、カヤは同じような事を言っていましたね。亜豆に会った男性陣の多くは、亜豆のかわいらしさを認めているのに……。

これは、カヤさんのネタミでしょうか?

──いや、違う。亜豆とカヤは、子どものころからずっと親友同士です。そのため、慣れてしまったのでしょう。美人と 3 日いるとウンタラカンタラ──という話ですね。

オレだったら飽きませんケド!>アナタ

すごく嬉しい……

亜豆は本当にうれしがっていますね。プレゼントしたサイコーも喜んでいる。みんなハッピィになって、一件落着というところです。

だが、しかーし! そのみんなのシアワセをプロデュースしたのは、シュージンなんですよね。それなのに、あまり感謝されていない。いつものシュージンの役回り、ですなぁ……。まぁ、カヤは照れているだけだと思うケド。

ということで、「完全犯罪」という男の子にはキャッチィなフレーズを使いながら、中身はハートフルなサプライズも描く──という、メチャメチャ面白そうなマンガになりそうです。

『完全犯罪クラブ』(仮題)を含めて、『バクマン。』からスピンオフしてほしい作品が多いですね!

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