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HUNTER×HUNTER No.310 「始動」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

...
(ショッキングなので──お見せできません)

今週号の『いぬまるだしっ』ネタ:

いくら藍染隊長が悲しそうな顔をしても、

シリアスな笑いでは、

ゴンさんに勝てないんだなぁ。

── asiamoth

(参考: ゴンさんとは (ゴンサンとは) - ニコニコ大百科

それはさておき──。

今週号は、ものすごくビックリするようなことが 3 つもありました。毎週のように自分は驚かされていますが、今回はとくにスゴイ。

今日からまた、続きの気になる日々が始まるのか──。

全然 進まないな

人民たちの話を聞いて、最初は、

「──そんなに野グ■をしたい人が多くいるのか……」

とノンキなことを思ってしまいました。いやいや、本当にトイレに行きたかった人なんて、ごくわずかでしょうね。

Q. (・) (・)<トイレじゃなかったら何なの?>

A. (^)=(^)<逃げ出したに決まってんだろ、言わせんな恥ずかしい

シャウアプフの鱗粉による強烈な催眠でもなければ、まともな思考──いまの状況は異常だと気がつく人もいるわけです。

鱗粉の散布が はかどらない… !!

この時点で、人形のいないところから──ピトーが異常な状態である、とプフが気付く可能性はありました。いつもの彼ならば、冷静に考えられたかもしれません。

プフもまた、いまは正常ではない──それだけのこと……。

もともとプフには、狂信的な激情家といった性質がありました。しかし──、考えてみれば、それを引き出したのは、たった一人の人間──盲目の少女──コムギだけだった、というのが面白い。

もしもコムギがいなければ、突入時にプフは全力で王のところへ向かったはず。そもそも、わざわざネテロとゼノの言うことを、王は聞かなかったかもしれない。

──人間たちにわずかながら勝ちの目が見えてきた、いまの状況を作り出しているのは、コムギのおかげでしょうね。

まだ、どちらが勝つのか──そもそも「勝ち」とは何か──分かりませんが。

本当に大丈夫 なのかよ

この、ピトーを待つモントゥトゥユピーは気になりますが、あとで書きます──。

仲間のはず

あれほどの死闘を繰り広げたというのに、ブロヴーダは仲間だ、とイカルゴは思っている。もしもブロヴーダに「前世」の記憶がなかったとしても、イカルゴにとっては仲間なのでしょうね。

フラッタの言うなりになって、嬉々としてキルアに“蚤弾(フリーダム)”をブチ込んでいたころのタコ(「タコってゆうなーーー!」)が懐かしいですね(イヤミ)。もし、キルアが格闘の達人でなければ、イカルゴの「初めての殺し」になっていたかも(イヤミ)。

兵隊長の言うことを聞いていた──まったくフリーダム(自由)ではない人生から、ツレ(友だち)と共に生きる人生へと、イカルゴは生まれ変わった。

──そのため、イカルゴにとって「人間だったころ」も含めて、過去はすべて捨て去る気かと思っていたのです。ウェルフィンとの会話で、NGL 時代の記憶が急激に戻った──ということでしょうか。

それにしても──、自分は毎週、ただたんにダラダラと読んでいるだけ、と気付かされることが多いです。なにかと言えば、

「イカルゴがジャイロの生存を知っているのは、なぜか」

という点を、まったく疑問に思っていなかった……。感想書きとして、これは恥ずかしいです。

イカルゴが言った、ジャイロについての推測は正しい。推測と言うよりは、希望かもしれませんね。

そろそろ、「ジャイロ編」の展開が見えてきたのかも……。

地下倉庫に?

今回のビックリしたこと・パート 1 です。

いまの姿になったユピーを、ウェルフィンは一目で見分けている。いくらなんでもこれは、唐突すぎないか?

考えられることは、いくつかあります。

まず、ウェルフィンは鼻が利くから、臭いでユピーを認識している──ということ。あり得そうですが、急に姿が変わったというのに、まったく動じていないことが気になる。

ただ──、直前に、

「ハナタレ少女の顔になった、二頭身のプフ殿」

を見ているウェルフィンにとっては、ユピーの変化もすぐに慣れたのかも。

それに、「ん、あれは──ユピー?」みたいな余計なコマはカットされているのでしょう。

蟻は敵… !!

自分自身がキメラアントとなったウェルフィン・イカルゴにとって、「敵」である蟻とは、どこまでの範囲を指すのか──。なかなか悩ましい問題です。

「前世」──人間だったころの記憶があるか無いかによって、仲間と敵とを判断するように、ウェルフィン──ザイカハルは決めた。かなりキワドイ判定ですが、たしかに、ほかに決め手はない。

そして──、ユピーは「前世」の記憶などない、と即答している。たしかに、護衛団の 3 人と王は、その種の迷いは一切ありませんでした。

「自分は護衛団だ」という呪縛にも似た本能がなくなれば──ユピーたちにも人間の記憶が戻るのかもしれない。──それはそれで、護衛団や王にとっては、地獄だろう。けっして、自分たちが「人間」には戻れない、と知っているから……。

それとも、過去の記憶が残っている一部のキメラアントたちと、王・護衛団とでは、種そのものが違うのだろうか。つまり、護衛団たちにとって人間は、たんに「材料の一部」(タンパク質など)でしかなく、純粋に「キメラアントとしての記憶・本能」しかない、とか。

そうだとすると──、王や護衛団は、蟻の女王(が受け継いだ始祖からの本能)が操る人形とも言える(それは、人間も同じだが)。ピトーとユピーは、最期まで彼らを操る糸が切れずに、王の命令・蟻の本能に従い続けた。

さて、二番目のビックリ・その序盤とは、ユピーに“卵男(ミサイルマン)”を仕掛けるウェルフィンです。足のケガなど物ともせずに構える彼は、なんだか異常に格好いい!

ケンタウロスのような姿となって、ナックル・モラウと戦っていた時のユピーだったら、目の前の「イヌコロ」など秒殺でしょう。しかし、いまの姿なら、分からない。

──それよりも、ユピーの鼻血が気になる……。

足りぬ… 何かが…

プフが見逃した軍儀(ぐんぎ)のコマが、たった 1 つ──それだけで、王は記憶が戻りつつあります。

このあたりは、イカルゴたちが「前世」の自分を取り戻す姿と似ていますね。もちろん、意図的に描かれているはず。

面白いことに──いや、恐ろしいことに──、メルエムの表情から判断すると、「戦っていた相手」に対するメルエムの気持ちが変わっているように思えます。すなわち、憎い相手──として見ているのでは。

コムギに対する特別な思いは消え去って、たんなる「敵」だとメルエムは考え始めた──のかもしれない。

ユピー…?

さて、ビックリ第二段の結末が、一番おどろきました……。まさか、ユピーが、こんな姿になるとは……。

討伐隊との戦いを通して、人間味が出てきたユピーには、親近感が沸きました。王と自身とを共有して無償の愛を知ったユピーは、もしかしたら人間と共存できるのでは──とまで思ったものです。

──そんな彼の最期を、作者は、ボロゾウキンのように描く。

このマンガには、「美しく死んだ」者など、一人もいない。死んだ者は、たんなる物──なのです。それは分かっていたけれど、あまりにも無残な描き方ですね……。

さて──、当然のように出てくる疑問は、「ウェルフィンがユピーに勝てたのはなぜか」。

ウェルフィンの“ミサイルマン”を食らって生き残っているのは、イカルゴだけです。そのイカルゴ戦を見ても分かる通り、「ミサイルが命中したらすぐ死ぬ」ワケでもない。

HUNTER×HUNTER #296 『記憶』 もう一度会いたい人 : 亜細亜ノ蛾

どちらかと言うと“ミサイルマン”は、相手をジワジワと苦しめて、必要な情報を引き出したり、何らかの交渉をするための能力なんですね。とてもじゃないけど、超・パワー型のユピーに効くとは思えない。

単純に考えると、

チキンな狼に負けるほど、ユピーは弱っていた」

という結論が出てくる。

そこで、上のほうで書いた「ピトーを待っている時のユピー」が、せき込んでいることは、非常に気になります。ウェルフィンと話している間にも、セキをしている。

最初は、「遅効性の毒ガスか、それに似た念能力か、スタンド攻撃を受けている……ッ !!」のかと思いました。しかし、そんなガスを用意できるような場面ではないし、そのような念能力者も出ていない。

──ところで、イマサラだけど、ハンター協会が本気で蟻を駆除したければ、

「トイレ用の洗剤」と「入浴剤」

を(省略)して、宅配便で宮殿へ送りつければ良かったと思う(「──なんのこと?」と思った人は、すぐに忘れること! コメントも質問も絶対に受け付けない)。

「ウェルフィンがユピーを倒した」というのも、考えると疑わしい。

そもそも、“黒百足(クロムカデ)”を埋め込まれたアトが見えないのです。まぁ、倒れているから見えないだけで、下側は──見るに堪えない状況なのかも。

そう考えていくと、ちょうどここで「ユピーは天命をまっとうした」のではないか──とも思うのです。王へ自分の生命をささげすぎて、ユピーの死期が早まった、と。

あ、そういえば、キメラアントたちの寿命は決まっているのだろうか。──まさか、いまごろになって、

「注: ほうっておいても蟻は数か月で死にます」

という(後付け)設定が生きてくるのでは……!

冨樫:
「(──それだ……!)」

ピトーは?

メルエムは──王は、ほとんど元通りのように見えます。といっても、ほんの数十分前のことですが。

王の足もとに描かれた、軍儀の盤上を表す図形が、すべてを物語っていますね。ただ、「軍儀の対戦相手」に対する感情は、プフにも読者にも分からない。はたして、どうなるのか……。

もしも王が、「人間ごときに負け続けていたことが許せない」と思っていれば、プフにとっては願ってもない展開です。「そのような不愉快な思いをさせないよう、忘れていただくために、必死に隠していた」──とか何とか言えばいい。

逆に、コムギを特別な人間と認めていたことを、メルエムが思い出せば──プフは消されてしまうのかも。

どちらにせよ、プフは鱗粉の散布中に分身ができないため、約束を破ってプフが分身してコムギを探し出すか、ユピーが全力でペイジンへ向かう以外は、王の勝利は確定的だった。

あとは、イカルゴとパームがどう動くかが問題です。パームが大丈夫と言う根拠は何なのでしょう。また、ウェルフィンとブロヴーダは、討伐隊の一員になるのかどうか……。

最後に、ビックリの 3 つ目は──、こんなにも先が気になる終わり方をしているのに、

次号より、しばらくの間休載いたします

……だと…… !? ──ご了承できません!

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