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『バクマン。』 90 ページ 「芸術と商品」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 29 号)

My heart in your hands (by aussiegall)
(怪盗が盗んだ「とんでもないもの」とは──)

今週号の「ジャンプ」はヤケに面白かった。全体的に、面白いマンガが多かったのです。

なぜだろうと思って見てみると、新展開──の一歩手前という話が目立つ。ストーリィマンガのほとんどが、「前回の続き」みたいな感じではなく、

「来週号から面白くなりそう……!」

という回ばかりでした。

ベジータもフリーザもセルも──戦いに入る直前のほうが、ワクワクしましたからね。戦い始めたら──「3 秒/1 話」で読めそう。

そして『バクマン。』も、新たなる戦いは目前です!

そんな焦らなくても

ハタチのころ──誰でもそうなのかもしれませんが、ドーデモイーことを小難しく考えていた時期がありました。あ、今でも同じか……。

それで何を考えていたかというと、

「人類が生み出したもっとも素晴らしい技術とは、『デザインすること』である」

──とかなんとかです。まわりの(数少ない)お友だちにも熱っぽく話していました。いま思い出すと──、恥ずかしい。

その当時の自分が言っていた「デザイン」とは、「ビジュアルイメージ」に近い。ようするに、「外観」のことですね。

たとえば、SF 映画では「人類よりも高度な文明を持った宇宙人」がよく出てきます。遠くにいる者同士で会話をしたり、個人用の宇宙船を飛ばしたり、瞬間移動したり──、とても今の人類には作り出せないような機械を使いこなしている。

映画は創作の世界だから、「何でもアリ」なワケです。3 万光年を 1 秒で移動するオンボロ宇宙船だろうが、IQ(知能指数)が 2 億(?)の宇宙人だろうが、第二の地球だろうが、ナンデモゴザレですよ。

(「光年」を調べたら、「しまぶー(島袋光年)」が出てきてワロタ)

ところが、映画だとそれらを映像で見せる必要がある。

どんなに話が素晴らしくても、迫真の演技を見せてくれても──宇宙船のデザインがショボかったら興ざめです。宇宙人が着ぐるみ丸出しだったら、コワくも何ともない。

小説だと──「それは、見たこともない光景だった」で済むのですが……。

ともあれ、素晴らしいデザインを見せてくれた場合には、惜しみない拍手を送りたいものです(拍手はタダだし)。

サイコーは、「不自然じゃなくてカッコイイ完全犯罪小学生」という──よく考えるとものすごく高度なデザインを、アッサリと仕上げました。マンガ以外にはとくに学んだ様子がないのに、スゴイですね。やっぱり、才能があるのでしょう。

早く原稿にしたいだろ

何度も書いていますが、「ジャンプ」編集者の勤務形態がまるで分かりません。新年会の二次会が終わった後に、わざわざ会社に戻る社員は少ないと思う。といっても、自分が勤めてきた会社には、新年会なんてなかったケド。

あの服部が──声を上げて驚いているなんて、キセキ的な映像です。それほど、一目見てグッと来たのでしょう。

そういえば、携帯電話のストラップが特徴的な男性キャラは、それほどいない気がします。身近なアイテムだけに、盲点かもしれませんね。

また、「ストラップを何十個も付けている女性キャラ」も少ないと思う。なぜなら──描くのが大変だから。

暇な時は暇だな

まさかの──中井が登場ですよ。さらに、中井のカーチャンまで初登場です。

これぞまさに──、

──「誰得」な 1 ページでした。

このページが謎なのは、「中井の近況を説明」するだけに終わっていることです。徹底的に「夢をあきらめたダメな男」を描いている。

ただ、中井の自室には原稿用紙のタバらしきものが見えるので、絵の練習くらいはやっているのかも。そして、マンガ家への夢も捨てていない──のかな……。

この 1 ページ前を見て気がつきました。サイコーが言うとおり、中井にはアシスタントを頼みにくい状況なんですよね。マンガ家への復帰を前提としたアシスタント──というのもビミョウな感じ。

──その気づかいが、マンガの道から中井を遠ざける。

ここは一発、心配りゼロの雄二郎か港浦が、サクッと中井を呼び出さないと──中井の復帰はムズカシイかもしれませんね。本人がやる気を出さない限りは。

──ということで──さようなら、中井……。

一 零って 書いて

このページにも謎が 1 つある。さて、なんでしょう?

その前に、シュージンとカヤ──夫婦でネーミングを考えるなんて、微笑ましい環境です。当人同士は「生みの苦しみ」を味わっている最中なのでしょうが、第三者から見ると──うらやましい。

このような相談が可能になるには、カヤが普通の感覚──読者の視点を持っていることが重要です。それに、ちゃんとマンガの話を聞いてくれるオクサマで良かったですね。

シュージンたちの子どもの名前を考える時も、こんな感じなのでしょうか。

──いや、シュージンには発言権がなさそう……。

さて、謎ですが──このページの最後のコマをご覧ください。あんなゴージャスなベッドがあるのに──、寝る時は別々なのでしょうか。どうしてカヤは、はい おやすみ なさい、なのだろう……。

あ、謎がもうひとつ。シュージンがいつも着ているジャージは──パジャマと兼用なんですかね。もしくは──、このぺーじで着ているジャージは「寝る時用」で、普段着とは別だったりして。

最終候補ですよ

わお! 謎が増えたぜ !! このページでカヤが着ているジャージは、前のページでシュージンが着ているジャージとそっくりです。

これは──オコチャマには理解できない理由で、2 人の衣装が入れ替わったのでは……(ゴクリ……)。

まぁ、サイズが違うことは明らかなので、シュミの悪いジョークですケド。

そんなことはさておき、亜城木夢叶の仕事場に、新しいアシスタントがやってきました。また──キャラが濃いなぁ。

この時点では、どちらが「森屋」か「白鳥」かは分かりません。それ以前に──片方は女性か? と本気で思いました。ウマい具合に体形が分かりにくいセータを着ているし、小畑健さんも狙って描いたのでしょうね。

この 2 人の登場によって──折原の印象が薄くなりそうな気がします。実際に、「お久しぶりですね!」みたいな場面はないし……。

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