• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

『バクマン。』 94 ページ 「お茶と明暗」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 33 号)

Earl Grey's Lady Violet (by moonlightbulb)
(アールグレイかダージリンか──それが問題だ)

今回は、〈お茶会〉の場面が出てきます。

「ジャンプ」の人気作家が 3 人も参加して、アシスタントと編集者が囲むという──、身内ネタにもホドがある会合ですね。

ただ、そのマンガ家は蒼樹紅・平丸一也・静河流、と異色のメンバなので、面白くなりそうです。かなり期待して読みました。

この集まりを名付けるならば!

〈パーフェクト・ケーキ & ティー・パーティ〉

略して〈PCP〉です。く、苦しい!

まぁ、ご覧のとおり、完全な──失敗でしたケド。

絵もリアルな方が いい

今日もエイジはナイスです。

小畑健さんのセンスと画力は素晴らしく、新妻エイジを単純に「黙っていればハンサムなのに……」とは描かなかった。とても──味がある顔をしています。『DEATH NOTE』の〈L〉もそうですよね。

そういえばエイジも〈L〉も、いつも同じ格好をしている。第三者から見れば、「オシャレに興味がないのだな」と見えますよね。しかし、本当にオシャレではない人は、〈家族が勝手に買ってきた服〉を着るのです。

つまり、エイジと〈L〉は、あの格好を毎日着るために、わざわざ用意をしている。特注品かもしれません。二人とも大金持ちだし。

エイジが言うとおり、少年マンガは、時には アーティスティック に ポップに スタイリッシュ に決めて欲しいモノです。

そして、男も女も。

窓ガラスに油性マジックで落書きしていますが──、〈新妻エイジの作品〉として、高値で売れるのでは。あのアフロ──雄二郎だったら、窓ごと外してオークションに出品したりして。

珍しく、岩瀬が赤面しています。か、かわいい……!

しかし、才能を褒められただけで、ここまでトキメクものなのでしょうかね? ドキドキしたのは、相手がエイジだからなのか、それとも手を握られたからなのか。

最初のころ、シュージンは〈血〉にこだわっていました。サイコーと亜豆との接し方が、彼らの〈おじさん〉と母親に似ていることを知ったのです。この 4 人が持っている純粋な心もまた、才能と言えるでしょう。

やはり、シュージンと岩瀬は似ている……!

なんか皆 おとなしいな

ついに、お茶会が始まりました──が、まったく盛り上がらず……。山久が言うように、彼以外は、特定の人としか話さない人が多いですね。

吉田が発案者なのだから、彼が中心になって場のフンイキを作ればいいのに。人さえ集めれば何とかなる──、と思っていたのでしょうね。ただ、吉田から合コンのノリに持っていかなかったのは、良かった。けっこう、マジメなのかも。

蒼樹も蒼樹で、紅茶を買ってきた人が目の前にいるのに、この態度はないでしょう。「おいしいです」と社交辞令を言えばいいのに。

よっぽど、蒼樹は平丸が好きじゃないのだな……。

加藤は、久しぶりに見ましたね。自分は勝手に、〈近くにいる男を不幸にする女〉として注目しています。残念なことに、今回の加藤はひと言も話さず。

でも、このお茶会での不幸は、加藤の力なのかも……。

静河さんって 暗いね

たぶん、〈マンガ補正〉だと思いますが、蒼樹紅のアシスタントは、3 人ともかわいらしい女性です。

そんな彼女たちから受けた傷は、静河の心をズタズタに引き裂いたことでしょう。まぁ、ずっと家にこもっていた静河にとっては、自業自得ですケド。

ということで、今回の一件でハッキリと分かりましたが──、吉田の班は、マンガ家も編集者も、お互いに相性が悪いですね。男女の差だけではなく、平丸と静河・吉田と山久も、あまり仲が良くない。仲良くしよう──という気もなさそう。

このお茶会の場にシュージンがいたら、かなりフンイキが違ったでしょうね。蒼樹も喜んだはず。ただ──どの道、平丸と静河には、何のプラスにもならなかった。完全に、企画の時点で失敗です。

これが 現実だ……

山久と静河がシルエットで描かれていて、まるで男と女のように見える。これはひょっとして、意図的に描いているのかも。山久は男らしくて、静河は女みたい。でもこの 2 人は、いわゆる男女関係ではなくて、きょうだいのようです。

このページを読んで、山久の評価がさらに上がりました。彼は本当に、静河のことを思っているんですよね。ここまで親身になって接してもらえば、誰だって心を開きます。

静河は現実に打ちのめされて、嘘の女達嘘の愛情を知りました。そこで終わらずに、創作に生かそうとする。これは、山久の教育のタマモノですね。

同じ〈邪道〉のマンガを描く亜城木夢叶にとっても、強力なライバルの登場になりそうです……!

どうすれば もっと良くなるか

服部も、『PCP』の直すべきところに気付いていたようです。しかも、亜城木たちと結論は同じ。本当に、亜城木夢叶と服部とは最高のカップリング──じゃなくて、最高のコンビですね!

サイコーは自分の弱点をハッキリと認めて、すぐさま直そうとする。これは、なかなかマネができませんよね。でも、見習いたい!

静河もサイコーも、自分の弱さを受け入れられたのは、若さがひとつの要因かもしれません。もっと年を取ってから自分の欠点に気がついても、直すのはムズカシイ。それに、欠点はその作家の個性でもあるのです。

たとえば人気の作家が、とつぜん、〈ドン!!!!〉とか〈「なん……だと…… !?」〉とか〈幻術ェ・・・〉とか〈育児休暇(MMO のキャラクタ育成含む)〉とか──をやめると、ちょっとサミシイかも。

何のマンガか全部分かったら──、うん、

ネット見過ぎ。

[2] このページの一番上へ戻る