• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

『バクマン。』 94 ページ 「お茶と明暗」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 33 号)

week 45 (by obo-bobolina)
(これは〈肩書〉──ではない)

今回の話を読んで、新妻エイジの面白いエピソードを思い出しました。

今となっては信じられない話ですが──、『CROW』は初期のころ、(福田の意見では)打切りも見えていたのです(「22 ページ」)。それがサイコーと福田の協力によって、一段と面白いマンガになりました。

あのエイジですら、他人のアドバイスを受け入れる。

そして、すぐさま作品を改善した──。

非常に印象的・象徴的なエピソードですね。まぁ、たった 1 話分のアドバイスを聞いただけで、国民的な大人気マンガまで持っていったのは、天才ならではの話ですケド。

さて、この話のあとは、マンガを面白くするためにエイジが努力をした──といった場面はありません。もちろん、日々マンガを描き続けていることでしょう。しかし、何か特別な勉強をしたり、体験したり、という話は──ない。

このマンガに出てくる天才の中で、エイジは〈努力型〉だと思っています。本当に才能がズバ抜けている〈天才型の天才〉は、平丸だけでしょう。だから努力しだいで、まだまだエイジは伸びるのでは。

今回のラストを読むと──、エイジにも、さらなる向上心が必要かもしれません。努力の天才が、さらに本気を出す場面が見られるのでは──と期待しています。

『バクマン。』は、これからも盛り上がりそう……!

大学 辞める !?

サイコーが大学を辞めたのは、当然でしょうね。振り返ってみると、サイコーにとっては、大学に入った意味はなかった。勉強がしたかったわけでもないし、亜豆もいない。

そもそも──、「保険のために、もうひとつの大学を受験する」のではなく、「人生の保険として大学に入る」という、何ともゼイタクな話で、ムリがありましたね。

けっきょく、大学でのシーンは、ほとんどありませんでした。「大学に行って、これだけは良かったな──」というエピソードも見たかったです。

そういえば、入学時に、サイコーもシュージンもチアガールに見とれていましたね。大学祭で同じような場面になり、そこへ遊びに来た亜豆がやってきて──、といったベタな展開も楽しみたかった。

また 4 位

読者から見ると何もしていないのに、港浦の担当する『+NATURAL』は順位をキープしています。

港浦が『タント』を担当(ギャグではない)していたときは、服部から「今の順位に満足するな」みたいな目でにらまれていました。しかし、さすがに『+NATURAL』は、これ以上の順位を狙う必要はないでしょうね。

『+NATURAL』の人気が『CROW』以上だったら、新妻エイジも複雑な心境だろうし……。

服部によれば、先週号は『+NATURAL』が 4 位で『PCP』は 8 位でした。しかし、たった30 票以上の差だったようです。それが 6 票差 まで詰め寄ったら、『PCP』は 5 位になった。

このアンケートの結果を聞くと、かなり微妙な差ですよね。数票の違いで、順位が入れ替わりそう。つまりは、誤差がありそうな気がする。

ただし、結果はいつも、エイジの作品が上でブレがない。それを見る限りでは、気温や体温のように、数字が 1 つ 2 つ違ったら大違いなんでしょう。

ずいぶん 上がりましたね!

絵柄を変えたばかりの 8 話で、すでに順位が上がりました。たしかに、このまま行けば、もっと上が狙えそうですね。

なんだか、あまりにもカンタンに 5 位になった──という印象です。それなら、『タント』の時から港浦が気付いていれば──とも思ってしまいました。まぁ、考えもしなかっただろうなぁ……、港浦だし。

この場面では、非常に好ましい点が 2 つあります。

まず、順位が向上したことを、スゲーよ サイコーとシュージンが喜んでいる。2 人でコンビを組んでいるのだから、この結果はシュージンの力でもあるはず。むしろ、「サイコーが足を引っ張っていた」と思ってもオカシクはないでしょう。

それなのに、シュージンは素直にサイコーを褒める。

この 2 人の関係が、素晴らしい。

そして、まだ 抜いてないんだから これからだ、とサイコーも油断をしていません。どこまでもストイックです。

サイコーは、〈禁欲の天才〉なのかも。

えっ 足りない?

亜城木夢叶が自分たちの力で順位を上げてきたことに、岩瀬は感心しました。すこし前の岩瀬なら、ヒステリックに叫ぶところでしたね。彼女の心境に変化があったことなど、港浦は知らない。

またしても港浦は、何もせずに危機を回避しました。

港浦も雄二郎も、作家センセイに頼りっぱなしに見えてしまいます。もしも担当する作家が変わったら、編集者としての能力が丸わかりなのでは。

マンガに関係する新妻エイジの発言は、ハズレがありません。『+NATURAL』や『CROW』よりも、『PCP』の人気が上を行く──、とエイジは予測した。これも、的中するのでしょうか。

[2] このページの一番上へ戻る