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『バクマン。』 95 ページ 「毎晩と合体」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 35 号)

Keep your paws crossed... (by bhermans)
(猫も〈プラス〉好きをアピール!)

何でも 3Dな風潮に疑問を持っています。

まず、立体的に見える装置と装備をわざわざ用意して、ようやく立体映像が楽しめると思ったら、

3 倍目が疲れる

テレビが出始めたころに言われていたことが、また繰り返されるのか……。いま、本当に 21 世紀なの?

そもそも、飛び出して見えるテレビがあって、ようやく飛び出して見えるのは、飛び抜けて──想像力がないのでは……。

たとえば──、初代の「DOOM」をプレイすると、本当にその場にいるように思えたし、頭の中で立体的にマップが再生されました。モンスタは平面に描かれているのに、戦っている手応えがある。

ヘンなメガネなどかけなくても良いのです。いらん。

参考: あのDOOMがブラウザだけで遊べるように - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ

小説は、場所や人物を想像しながら読む。優れた小説は、頭の中でありありと情景が浮かぶのです。それが楽しくて、小説を読むのでは?

挿絵など不要です。いらん。

さて──、マンガはどうか?

優れた表現力のマンガであれば、その場にいる臨場感や、人物の心境が伝わるでしょう。たとえ、セリフがなくても……(ようやく、今回の『バクマン。』とつながった!)。

ここまでの話をまとめると──、

次回の「SAW 3D」は失敗しそうだねッ!

SAW 3D -- THIS OCTOBER THE TRAPS COME ALIVE

セリフがない

絵だけで ストーリーを描く手法は、マンガではあまり見かけません。たぶん、作者の力量が大きく問われるからでしょう。間が持たずに「なん……だと…… !?」とセリフを入れたくなってくる。

イラストだと、ほとんどの場合は一枚の絵で完結します。その絵を見た人の脳内で、物語が補完される。〈思わせぶり〉な絵を見ると、「物語性のある絵だ!」と思うわけですね。そう見えないのは、見る側の問題にされたりする。小説と同じです。

マンガは連続する絵で構成されている。そのため、一枚の絵が良かったとしても、次の絵とつながっていないとダメです。絵が死ぬ。

絵で完全に負けてる

こんなにも悔しがっているサイコーは珍しい。よっぽど、エイジと自分との力の差を感じたのでしょう。初めて絶望の涙を流したときの、ベジータみたいです。

ベジータ:
「オ、オレは泣いてなどいないっ!」

涙目王子は置いておいて──。

絵が上手な人には、〈絵を見る力〉があるそうです。とくに写実的に描く場合は、対象物をよく見て描く必要がある。

マンガのようにデフォルメされた絵の場合は、デッサン力(りょく)とは別のバランス感覚が必要です。良いマンガ絵を描くには、現実世界の物を多く見たり、上手なマンガ絵を見たりすることが肝心でしょう。

写真の場合も、ひと目見て〈気持ちが良い写真〉がある。

自分は、写真を撮るのも見るのも好きです。良い写真を撮ろうと思ったら、良い写真を見続けることが近道だったりする。その上で、ファインダをのぞいて(タマシイを込めて)シャッタを切るのです。

手を動かすことも大事だが、見ることはもっと重要だ。

サイコーがエイジとの差を強烈に感じているのは、それだけサイコーに絵を見る力があるからです。これまではずっと、サイコーは絵の練習としてペンを走らせてきました。これからは、上手な絵を見る時期なのでは?

とはいえ──、ジャンプの作家が絵を向上するためには、いったい何を見ればいいのか……。一昔前なら、大昔の映画や絵画が参考になりましたが、いまはどうだろう?

良かった 4 位

アニメの開始によって〈本ちゃん〉では『+NATURAL』が『PCP』よりも上に行く。そして、『CROW』のセリフ無しの回でも亜城木夢叶には抜かれない──。

その両方とも、エイジの予想どおりになりましたね。

今回の服部は、いつもより頼りない。頼みの綱が、秋名くんが新妻くんに 夢中になっていることだけという……。

いざ連載が始まってしまうと、編集者の力で何とかできる範囲は限られるのでしょうか。

亜城木の「セリフを磨く」ために書店へ走っていった、以前の港浦のほうが、頼りがいのある男に見えてしまう……。

どうした、服部! お前の力はそんなモノか!

思っていたより伸びない

マンガの展開としては正しいのですが、「まずは『+NATURAL』よりも上を行く」という発想がオカシイ気もします。どうせなら、『CROW』もまとめて抜く──くらいの気合いが欲しい。

まずは自分たちの力量にあった敵を倒して、ボスを目指すという──。これまた、バトルマンガのような展開ですね。熱い!

今度は新妻さん ですか

「モテ男はツライなぁ」の図です。帰れッ!(?)

この場面──〈岩瀬被害者・友の会〉の会合は、最後まで読むと、ちょっと笑ってしまう。作者もイジワルですね(イマゴロ分かったのか)。人心掌握術の使い手である服部や、秀才のシュージンまでだまされている。

最後に 3 人でマジメな顔をしているコマは、これこそ〈シリアスな笑い〉ですね。

そんな事に 気が散ってるのは──服部のほうだった。

とはいえ、どんなことでもキッカケにして、自分たちの心を奮い立たせる。さすがの亜城木夢叶です。

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