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『バクマン。』 99 ページ 「悔し涙と嬉し涙」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 40 号)

Coffee Love (FI-20473)
(「お客様、愛に──おかわりはありませんか?」)

今回は、福田真太が描く『ロードレーサー GIRI』の一場面が出てきます。

『GIRI』はわずか 3 コマくらいしか載っていませんが、ちょっと笑ってしまう。というのも、「漆黒のライダースーツ」を着た四つ子のライダたちが、横一列にズラララララ !!! と並んで走っているのです。

──どう見ても『デュラララ !!』ネタじゃねェか!

福田は、マンガ家目指してんなら 新聞くらい目を通せよ! とサイコーをしかったり、『To Loveる』を猛プッシュしたり、けっこう情報通なのかもしれませんね。

俺達の ライバルでもあるけど

亜城木夢叶の『PCP』が 4 位になった理由は何か? サイコーの分析が面白い。

高浜の『正義の三肩』と、福田の『ロードレーサー GIRI』が、上位から票を奪った。そのため、相対的に『PCP』の順位が上になった──とサイコーは言うのです。

前のページで、サイコーが俺達 「PCP」 だけじゃないなんて言い出すので、「え、亜城木って『PCP』以外の作品を温めていたのか?」と思ってしまいました。とんだ勘違いですね。

また、いままでは、「亜城木がせっかく打切りを賭けてがんばっているのに、高浜・福田がジャマになるのでは?」と思わせる展開でした。

そうではなく、高浜と福田の頑張りがあったからこそ、サイコーとシュージンは岩瀬を抜けた──という見方は新しい。考えてみれば、「本ちゃん」で集計する票は決まっている(1,000 票)のだから、当たり前ですね。

ただ気になるのが──、またまた 1 ページ前の話ですが、服部が言った票数を加算して 1,000 票から引くと、残りは 303 票しかないのです。それなのに、下 7 作品は 票数的には 120 ~ 100 で大混戦だ、とは何だろう? 「厳密な集計」の話ですかね。

調子いいみたい ですね

高浜は、すでに師匠──亜城木夢叶と並ぶくらいの順位を取っている。これはすごい! 高浜が亜城木のアシスタントをしていたころは、サイコーの才能をうらやましがっていたのに。

その上、高浜は今の順位でも満足せずに、取材に出かけていきます。イイですねー。性格が良くて前向きな人間は、どこまでも伸びる。「正直者がバカを見る」ような社会は、社会のほうが間違っているのです。

何度も書いているとおり、個人的には高浜を応援しているので、このまま人気作家になって欲しい。

福田は、『GIRI』の順位は「KIYOSHI」と たいしてかわらねーと言っている。逆に言えば、連続して上位を獲っているワケです。福田も、すごい。そして、彼の元で鍛えられた、安岡(モヒカン)の将来も楽しみですね。

今回 すこし落ちて

衝撃のファミレス・シーンです。

これまでずっと不動の 4 位だった『+NATURAL』が、急に 6 位に落ちた。しかも、『PCP』に抜かれている。これを知った岩瀬のショックは、相当なモノだったでしょうね。

デリカシィのなさには鉄板の港浦も、さすがに岩瀬を気遣っている。まぁ、岩瀬からすると、彼に何を言われたところで、右から左ですケド……。

じゃあ 次の話は それで

店員も困ったでしょうね。状況からすると、港浦が「ひどい男」と見えたに違いない。──そして、それは違う意味で当たっている……。

読者としても、受け取り方に困る場面です。

「高木くんに負けた」ことが、岩瀬には耐えられないくらいショックだった──というのは分かる。でも、もし『+NATURAL』が勝っていたら、「ジャンプ」誌上で一緒に競うこともできない(可能性があった)。

だから、「次は頑張る」でイイじゃん! と思ってしまう。──あ、だから、自分は「オンナゴコロ──というか、人の気持ちが分からない」と言われるのか……。

この場面の岩瀬は、「くやしいから素直に泣こう(そして、気持ちを切り替える)」と見るべきなんでしょうね。もしそうなら、「切り替える」場面を描かなかったのは、じつに効果的です。

2011-03-05T13:15:31+09:00 追記

うっかりすっかり忘れていました! そう言えば前回で私が負けたら 裸で逆立ちして 集英社のまわり 1 周してもいいと岩瀬は言っていたのです。そのことを思い出して、岩瀬は泣いているのでは……(そうか?)。

プライドが高い岩瀬のことだから、この打合せのあと、キッチリと約束を守ったことでしょう。「強敵」と書いて「ライバル」──いや「とも」と読む仲間の勇姿を、シュージンも見守ったはずです。描かれていないだけで。

ありがとう、岩瀬。君のことは忘れない──。

(という内容の薄い本を asiamoth [あっと] gmail.com に送りつけてきたりしないように! あと、自分は PDF 形式よりも JPEG.zip が好きです)

小説版とドラマ CD

佐々木編集長は、状況が状況だったので 言わずにおいたなどと言うが──、もし、本当に『PCP』を打ち切っていたら、ドラマ CD なんて作れませんよね。なんだかんだ言って、打ち切る気はなかったのかな。

話の都合上、『PCP』小説版の話は流れました。もしも実現するとしたら、『+NATURAL』の小説版と同様に、原作者──高木秋人が書けば良さそうです。なぜ、編集長も服部も、そう判断しなかったんだろう?

『PCP』にアニメ化の話が来た──と勘違いして喜ぶ、サイコーの顔が面白い。サイコーの変顔レベル(?)も、着実に上がっていますね。

アニメ……とにやけるサイコーは──、まるでキモオタ……。

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