• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

『バクマン。』 102 ページ 「画家と漫画家」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 43 号)

2010-05-22_15-17-14_Canon EOS 7D_f3.2_1-125s_iso800_75mm
(よちよち歩き──どころか暴れ回っていた子)

亜城木夢叶コンビはいつも、サイコーがムチャなことを言って、シュージンがなんだかんだ言いながらも最終的に同調する。『HUNTER×HUNTER』のゴンとキルアによく似ています(髪の色も)。

でも、キルアと違ってシュージンは、けっこう考えなしの行動が多いような……。今回、とっさに考え出した「木人高秋(きど たかあき)」というペンネームの決め方も、かなりテキトーですね。

シュージンは誰とでも気兼ねなく話すけれども、サイコーは人見知りをする。この 2 人の性格からして、シュージンが少しでも離れると、サイコーからすれば遠くへ行ったように感じるでしょうね。

これでサイコーが女々しかったり、「女の子は苦手」だったりすると──なんというか「そのまま」なキャラになります。しかし、彼は結婚のために誰よりもがんばる、根性屋さんだった。その性格設定が面白い。

2 作品の打合せは 疲れた

小畑健キャラは全員そうだと思いますが、サイコーもシュージンも、指がキレイですね! なんかドキドキした。イモムシのから揚げみたいな指をしている自分には、うらやましい限りですね。

このページは、飲み物を飲んでくつろぐ、いつもの 2 人を描いた場面です。しかし、ほんのすこしだけ、サイコーとシュージンとの間に温度差を感じる。気のせい──ではないのだろうな……。

シュージンには「マンガ家になってお金持ちになる」という夢がありました。現在もその夢に向かっているのか、夢が変わったのか、それは分かりません。

いまのシュージンはどちらかと言うと、「面白いマンガを生み出したい」という欲求が強いようですね。そのため、白鳥の『恋太 & ピース』の原作もスンナリと引き受けた。そのあとで事の重大さに気がつくのは、なんともシュージンらしい。

亜豆に 言った?

『PCP』は、おそらくアニメにならない──。このことは、亜豆にもカヤにも言えません。これはツライですね! 浮気をしているわけでもないのに、それくらいの後ろめたさがある。

しかし、ようするに「子どもが見るアニメとしては『PCP』は不適切」なので、アニメ専門チャンネルでの放送や深夜アニメ・OVA といった形でなら、アニメにできそうですよね。何だか服部は、意図的にその方面の話題を避けている気がします。

マンガを新規に立ち上げるときにはマンガ家から売り込むのに、その作品を「どうやって売るか」は編集者(編集長)が決める。商売としては当然なのでしょうが、サイコーからすると、じれったい。

シュージンも、『PCP』の次の作品でアニメ化を狙う、とじつにアッサリ言っています。『PCP』を連載するまでの苦労と、25 話までに新妻エイジ作品と並ぶ努力は、いったい何だったんだ……。

そんなに この絵が 好き?

いかにも豪邸の一室! という環境で、白鳥は絵画を眺めている。パッと見た印象から、『フランダースの犬』の絵かと思いました。よく見たら、まったく似ていない。

白鳥の蒼樹紅化──というか女性化は、止まる気配がありませんね。小畑さんも、男性キャラとして描く気はないのでは、と思ったり。

まぁ、マンガのキャラクタの性別なんて、ケーキにのっているのがイチゴかマロンかの違い、みたいなモノです。人によっては何よりも重要だけれども、気にしない人もいる。──今週号の『銀魂』の話でもあります。

よちよち歩きの時から

白鳥のお姉さんは、つねに「お口が半開き」ですね。豊かなお胸と相まって、なんというか──大らかな方なんでしょう。プライドが高くて普段は貧乏人は相手にしてないのに、悪い男にコロリとだまされる──という人に見える。

作品の価値とお金との話は、人類の歴史と切り離せません。絵画だったら絵の具とキャンバス、マンガや小説ならば紙とインク、音楽は CD やデータ──それらが大金に化けたりゴミになったりする。

そして、作品の価値がそのまま作者への評価になることも多いです。優秀なマネージャやスポンサが近くにいないと、自分自身で売り込む能力を問われる。そうでなければ、亡くなってから評価されたり──。

そうやって考えていくと、白鳥と姉との会話は、けっこう深い。お金儲け しているのは 画商だものね、と軽く言ってのけるところからして、姉は頭の回転が速そうですね。

でも、お姉さんから見れば、シュンは 絵の才能だけは あるとのこと。「だけ」って……。タレントやモデルとしても食べていけそうですけどね。──はっ! もしかして白鳥はマンガ補正かかっているだけで、実際はブs(以下、自主規制)。

「おじい様」の残した言葉が面白い。絵と女性は 一目惚れが 一番、とシャレたことを言いながらも、絵の方は ずっと変わらない──と皮肉を言う。おばあちゃん……。

世間体もあるし

マンガ家って そんなに 駄目かな?、と白鳥は言う。マンガ家を目指す人のほとんどは、世間に向けて何度もこの言葉を発するのでしょうね。あるいは、心の中でつぶやいたり(なう)。

白鳥が言った、下の言葉にはしびれました。

マンガは 少しのお金で 沢山の人が 見ることができる

沢山の人に 楽しんでもらえる

マンガ家だって 立派な仕事だよ

いつか白鳥がマンガ家となって、何かのインタビューに答えることがあれば、上の言葉を語って欲しいです。

[2] このページの一番上へ戻る