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『バクマン。』 104 ページ 「ステップとウォッチ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 45 号)

Too Much Credit
(お金で手に入る──信頼)

今回は、白鳥家の食事風景が出てきました。ナイフとフォークとワイングラスが並ぶ、これまた格差を感じる食卓です。テーブルの真ん中でワインを冷やしている家庭なんて、見たトキない。

日本人なら米を食え!

──あ、いま思ったけれど、自分は「純和風の大金持ち」が想像できません。どうしても、白鳥家のように洋風なリッチ・マンしか思い浮かばない。みそやお米を売ってお金をもうけた人も多いだろうに。

現実にいる和風のお金持ちは、『美味しんぼ』の京極万太郎のような、和服を着たおじいちゃん──かな。

シュン 夕ご飯

自分の部屋にインターホンで家族から連絡が来る──というだけで、格の違いを感じてしまう自分です。今までに何度も引っ越してきましたが、すべて「家のどこにいても家族(オカン)の声が聞こえる」環境だった……。

一所懸命に白鳥はスケッチをしています。犬の絵ばかりですが、『恋太 & ピース』の準備というわけでもなさそう。『恋太』の表紙で見た絵柄とは違い、リアルな描写です。

このような絵の練習は、マンガの役に立つのか?

少年マンガで求められるような、デフォルメの効いた絵柄を上手に描くためには、基本的なデッサンをしっかり身につけて、写実的に描く練習も有効なはずです。「絵は引き算」ですからね(重要な部分とそれ以外とのメリハリを付ける)。

最初に「マンガ絵」の模写から入った人の絵は、飛び抜けた感覚がないかぎり、どこかムリが出てくると思う。何ごとも基本が大事です。

パリへの 留学

白鳥家の人たちが、フルーツを盛ったカゴの載ったテーブルで、ステーキを食べている。それなんてトレンディー・ドラマ?

ただ、よく見ると料理はステーキしか描かれていない。意外と、スーパのタイム・サービスで買った豚肉のステーキ 1 枚と、ジュースだけの食事だったりして(フルコースの一品だと思うよ)。

冷たい印象の母親ですが、パリへの留学や父親の仕事を勧めることは、シュンのためを思ってのこと──でしょうね。そう思いたい。

マンガ家に なります

情けない態度の父親ですね。──ムコ養子と見た!

マンガ家になる決意を打ち明けた白鳥ですが、家族の反応は冷ややかです。この家の中心はあきらかに母親で、彼女の思うとおりの家庭を築いてきたのでしょうね。今回のシュンは、初めて母親に反抗したのかもしれない。

ただひとり味方になってくれそうな姉は、現実的な指摘をしている。ただしこれも、シュンのことを思いやる言葉でしょう。姉は、つらい現実を見てきたのかな……。

本気で 出ていく気 なの?

気前よくカードを渡そうとする姉は、やはりシュンがかわいいのですね。おそらく初めての家出をするシュンに、まともな生活をさせたい一心なのでしょう。

姉:
私のカード 1 枚持って行きなさいよ
シュン:
アシスタントの 給料で やっていけないんじゃ 意味ない から3,000 円の Amazon ギフト券を渡されてもなぁ……)」

ただ、ミステリィ読みからすると、クレジットカードの利用履歴からシュンの動向をつかむ──という目的があったのかも、と思ってしまう。このお姉さんは、見た目どおりにスイートなお人形さんじゃない、と思います。

白鳥家を裏から操っているのは、姉なのかも……。

「PCP」って 面白いよ

この間中という編集者は、なかなか話を聞く態度に好感が持てます。編集者は「マンガ家から話(ストーリィ)を引き出す」ことが仕事だから、みな聞き上手なのかも。服部もそうだし。

それとも、たんに森屋がおしゃべりなのか。

ただ──、打合せが終わってからの世間話のほうが長く、どうも間中は、亜城木夢叶の情報を森屋から聞き出している──ように見える。もしそうだとしたら、間中は亜城木の引き抜きを狙っているのかも。

ここで森屋が間中に話した内容は、余計な事です。現時点ではサイコーも「ジャンプ SQ.」で作品を描くつもりなので、その情報が SQ. の編集者に流れても問題はないはず。でも、この終わり方は気になる……。

激流を泥舟でくだるよりも急展開の『バクマン。』において、「とくに意味のない場面」が何度も出てくるはずがない。森屋の凡ミスは致命的な問題になるのか?

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