PENTAX K-5

Mao by Andy Warhol
デジタルフィルター──ではない)

ペンタックスが贈る中級者向けデジタル一眼レフカメラ・PENTAX K-5 の発売がせまっています(明日・2010/10/15 発売)。

K-5|デジタル一眼レフカメラ|PENTAX

前機種の K-7 は、レンタル店で借りて 2 泊 3 日で返しただけだし、しかも雨の日と夜中にしか触れませんでした。それなのに、いまだに「撮っていて楽しいカメラだったな」という印象が強く残っています。

「視野率: 約 100%」のファインダを持った(APS-C サイズの)カメラの中で、自分が初めて使ったのは前機種の K-7 でした。ファインダ越しに覗く(のぞく)世界は、枠で囲まれているのに、何と広く感じたことか!(公園の広場で使ったからかも)

K-5 も K-7 と同じく、ファインダの視野率は約 100% となっています。初心者向けのカメラを使ってきた人には、感動しますよ。

そのほか、その場のふんいきを残した色あいに補正するオート・ホワイト・バランスや、自動的に画面を水平に保つ機能、手ブレ補正機能を内蔵しています。このあたりも K-7 から引き継がれていますね。

自分が大好きな「グリーン・ボタン」も、もちろん採用されています。マニュアル露出モードを使っている場合でも、このボタンを押すと瞬時に適切な露出になる。あまりにも便利なので、ほかのメーカもマネして欲しい!

PENTAX K-5 は、K-7 の独創的な機能を引き継ぎ、さらに画質も進化させたカメラです。

ここから先は、前モデルである K-7 やライバル機・Nikon D7000との比較、画質などについて書きました。

他機種との比較

カメラ・マニアは毎日のように通っても楽しい・GANREF で K-5 のスペックを見てみましょう。ペンタックスからは K-5 と K-7・Nikon の D7000 も合わせたスペックの比較表は、下のリンクからご覧ください。

GANREF | PENTAX K-5・PENTAX K-7・Nikon D7000 の比較表(スペック) | デジタル一眼レフカメラ

表記の違いがあって分かりにくいですが、よく似た 3 機種です。

K-7 が発売された当時には、ちょうど OLYMPUS PEN E-P1 も販売されていました。よりによって、いま現在でも人気のマイクロ一眼とバッティングしていたのです。そして女性客が、「かわいいー!」と言って手に取るのは……。

ペンタックスの中の人は、本当に E-P1 を「バッティング」したかった、と思う。

そして今回、K-5 と発売時期がカブっているのは──、Nikon D7000 です。自分は、2010 年・下半期の売り上げナンバ・ワンと各種カメラ大賞を取るのは、この D7000 だと思う。それだけ強力なライバルだと見ている。

ただ、D7000 と比べても K-5 の実力は劣っていない。K-7 と E-P1 の時みたいに、ルックスで選ばれることがない分、良い勝負になるかもしれません。ぜひ、そうなってほしい。

高感度について

田中希美男氏による K-5 の感想はこちらです。いつものように、やんわりとした「ゆるふわ解説」と見せかけて、特定の層には「火にニトログリセリンをぶっかける」文章になっていますね。

下の記事みたいに、イイ感じにメーカへもプレッシャをかけているのも、うまい! 圧力をかけてうまくなるのは、お米だけじゃなかったんだ(?)。

K-7 との画像比較: Photo of the Day K-5の「ナチュラル」モードにご注意

(ちなみに──、炊飯ジャーや圧力鍋などで圧力をかけるのは、おもに水の沸点を上げるため。参考: 圧力鍋 - Wikipedia

「視野率: 約 100%」とは

自分が持っている Canon EOS 7D の視野率も約 100% をうたっています。本当でしょうか? 7D が発表・発売されたころから、様々な議論が起こりました。

カメラ雑誌に書いてある情報を元に語られた話は、下の 2 ページが良くまとまっています。7D だけではなく、「視野率が 約 100% とは、どういうことか」という視点から見ると興味深い。

まとめると、「98% くらいあれば、文句はないよね」となる。そ、そんなものなのか……。

7D の視野率について田中希美男氏は、下の記事で実情を書かれています。

要約すると、次の一文になるでしょう。

アイキャップを外して眼をファインダー接眼部にぴったりとくっつくぐらいに近づけて覗き、さらに、眼の中心を上下左右にズラして画面周辺部を(……)覗いたほうが画面全体が「広く」見える。これが7Dの「視野率約100%のウソ」の原因ではないだろうか。

Photo of the Day 視野率約100%(その2)

これを読んで、「そんな覗き方しなきゃ見えないなんて、サギだッ!」と思う人も多いでしょう。自分も思った。「目が飛び出る」ほど、視野率が上がっていく。

でも──、ここからちょっとオカルトの世界(というかウチの子はカワイイ理論)に入りますが、自分の持っている 7D のファインダは、ピッタリ 100% の視野率で見えます。ファインダごしに見た範囲が、キッチリと写っている!

──と信じています。

「うわあ……」とドン引きされたでしょう。ただ、実際にポートレイトや風景写真・猫の写真を撮ってきて、一発気合いを入れた時には、「ファインダでは見えていなかった余計な部分」は写っていません。気を抜くと、構図はみだれる。

しかし、その「魂を込めたフレーミング」を支えるためには、やはり「視野率: 約 100%」くらいはないと、話になりません。95% 程度では心もとない。

PENTAX K-5

蛇足にょろりん

今回もまた、タイトルはゲーテの言葉(革命前にはすべてが努力であった。革命後にはすべてが要求に変わった)から借りました。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名言 - みんなの名言集

K-7 は、まさに「革命」と呼ぶにふさわしい名器でしたね。でも、ペン(E-P1)は剣よりも強かった……。

[2] このページの一番上へ戻る