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『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)

20090722 PON DE LION
(携帯できる──百獣の王)

今回、亜城木夢叶の仕事場に重役出勤してきたサイコーを、カヤがしかっていました。さすが、体育会系のカヤです。当のサイコーは、やっぱり冷血漢そのものの態度を取っている……。

この場面は、『新世紀エヴァンゲリオン』に出てくるアスカとシンジの声で脳内再生されました。ある層の人間には、髪の毛にスクリーントーンが貼ってある勝ち気な女の子はアスカに、肌にトーンだとナディアに見えるのです!(断言)

一方、『保健室の死神』は、コミックスの時だけ胸の最先端にトーンを貼っていた。

なんだ あらたまって

自分の息子が 1 週間 帰ってこないくらいで 騒ぐなとか、会社をシュンに継がせたら あっという間に 潰れるとか、よく聞くと白鳥の父親はひどいことを言っている。

しかし、それはシュンのことをよく分かっているからです。何が何でも白鳥家の跡取りとして恥ずかしくない人間に育て上げる──という母親とは大違い。すこしだけ、安心しました。

それに、『恋太 & ピース』を読んで、父親は感心している。頼りない父親だけれど、他人の才能に対して素直に感動できる人間性は信頼できます。これでもうちょっと、家庭内での発言権があればなぁ……。

白鳥の姉は「人美」という名前でした。意外と普通の名前ですね。ということは、「シュン」も片仮名ではなく、漢字で書くのかも。てっきり、子どもに「DQN ネーム」を名付ける家庭なのかと思っていましたた。

DQNネーム(子供の名前@あー勘違い・子供がカワイソ)

人美は、あいかわらず発言がするどい。短い言葉で的確に核心を突いています。やさしい言葉を選んでいるところも、知的に感じる。

お金持ちであることと見た目のせいで、他人(おもに男性)から甘く見られることが多そうですが、将来の人美は良妻賢母になりそうです。カヤと亜豆の良いところを足して、2 で割らない感じ。

翌 水曜

白鳥がサイコーに聞いていることは、マンガ家のアシスタントなら「当たり前」のことなのでしょう。学校の昼休みに生徒が教室にいるのは、当然です。でも、それを自分で考えて当たり前に質問できるのは、難易度が高いと思う。

しかもアシスタントは、マンガ家に合わせてモブ(群衆キャラ)や背景を描き分けなくてはならない。──自分には、アシスタントはできないな……。その前に絵心がないケド。

ちょっ… 白鳥くん

マコト描いてみて くれるかな、というサイコーの言い方が面白い。「そこは『いいともー』だろ!」と折原が白鳥にツッコミを入れて欲しかった。

本当に「丸と棒」だけのアタリだけを描いて、白鳥はペン入れをしている。あまりマンガ絵を描いたことはありませんが、すこし考えただけでも技術力のいることだと分かります。もうしばらくしたら、白鳥は下描きなしでペン入れができるのでは?

このブログで何度か紹介している『季刊コミッカーズ』 1999 年夏号「デジタル・スタイル」にて、寺田克也さんがインタビューを受けながら、下描きなしでカラーイラストを完成させる(!)様子が収録されています。絵を描く人は、この号の『コミッカーズ』は必携ですよ!

寺田克也さんは、絵の主線をほとんど一回で描くそうです。なぜほかの人にはそれができないのか──も、上のインタビューで話している。すごすぎて参考にならないかもしれませんが、ぜひ『コミッカーズ』を手に入れてご覧ください。

2010-10-21T22:32:07+09:00 追記

寺田克也さんがインタビューを受けながら一発描きしていく──と言えば、『ペインタボン!』という聖書のような書物もあります。この本も寺田克也ファン必携アイテム──というか、持ってないヤツぁファンじゃない──ですよ!

寺田さんが絵を仕上げていく過程を、少しずつていねいに画面写真入りで説明し、時にはフランクな口調で解説していく。さらには、幼少時の寺田さんやご家庭の話まで出てくる──という奇跡の 1 冊です。読めれ!

全然 似てないです

白鳥は謙遜していますが、充分 描けてる、とサイコーには感じられたようです。ちゃんと「白鳥風マコト」になっているところが良いですね。

アタリだけを取ってのペン入れは、長年絵を描き続けてきたサイコーにもすぐにはマネできない。慣れた手法ではないからでしょうか。

やはり、白鳥の絵の才能はずば抜けている。

夜の 9 時にセールス

白鳥家の人たちが集合しました──亜城木の仕事場に。何この状況。

母親が「いかにもお金持ち」な格好すぎて、笑えます。自分は、毛皮のコートを一度も良いと思ったことがありません。女性には、あこがれだったり好まれたりするのでしょうかね?

どうしてこの母親と一緒に暮らしていて、シュンや人美のような「ゆるふわきょうだい」が育ったのか、すこし・ふしぎです。あまり教育熱心な母親ではないのでしょうね。

さて、この「根性悪(こんじょわる)」な母親が今後、大場マジックによってどう印象を変えていくのか(いかないのか)──。楽しみです。

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