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『バクマン。』 107 ページ 「合ってるものと好きなもの」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 48 号)

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(「趣味は──エアギターにゃん!」)

サイコーが「自分には趣味がない」なんてウジウジと悩んでいる──。たまりませんなぁ。そんなマンガ、意外とほかには見当たりません(『家庭教師ヒットマン REBORN!』で一瞬あったような……)。

「ジャンプ」の主人公と言えば、「非日常で戦う少年」ばかりです。それはそれは格好いいバトルを繰り広げて、読者からは尊敬と期待の目で見られる。「自分も彼らのようになりたい」と思う人も多いでしょう。

しかし──、いわゆる「普通の人たち」が体験できる幸せからは、マンガの主人公は遠ざかっています。

たとえば自分は、『ドラゴンボール』の孫悟空を、「かっこいい!」とか「すごい!!」とは思ったけれど、感情移入も共感もできなかった。本当に考え抜いた上で「悟空みたいになりたい!」と思う人は、ほとんどいないのでは?

「戦いが青春」──それで良いのか?

家でゲーム ばかり…

『バクマン。』の主人公たちも、「命を賭けて戦っている」。でも、実際に「生活」や「人生」・「幸せ」につながるバトルです。かんたんに言うと「職業ものマンガ」なんだけれど、「ジャンプ」おとくいのバトルマンガ風味に仕上げている。

ふと振り返ると、サイコーに感情移入や共感する人はいるだろうけれど、やっぱり──「サイコーみたいな生き方・恋をしたい」という人は、すくないだろうな……。

このマンガの中で、一番オイシイ位置にいるのは、シュージンだと思う。

バカ言わないで ください

長い間『ラッコ 11 号』を連載してこられたのに、平丸にはマンガへの愛がないのですね。いや、連載が続いたからこそ、余計にマンガ描きが嫌いになったのか……。

それなのに、マンガを描けばそこそこの人気は取れる平丸は、ある意味ではマンガ家の理想像なのかも。

1 か月の休載期間中も原稿を書いていた(らしい)『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生よりは、いろいろな「都合」でお休み中ながら、人気の変わらない、ただひとりのマンガ家・冨樫義博先生にあこがれる──みたいな。

寝る間も惜しんで

マンガ家同士の 結婚と言えば、ちょうど上で名前を挙げた冨樫先生と武内直子とのご縁を思い出します。発表を聞いたときには、驚いたなぁ。いまお二人がどうされているか──は知らない。

平丸は、だんだんと吉田氏のウソも見抜けるようになってきましたね。何年もコンビを組んできて、ようやくかよ──という感じですケド。

吉田氏の陰謀を聞いて、素晴らしい 操縦ですと感服する平丸に笑った。自分が操作されていることは、充分に認識できているのですね。

もう、この 2 人がくっつけばいいんじゃないかな……。というか、結婚しても離れられない。

良い お年を

サイコーの変顔コレクションが、また増えました。彼はどこまで進化を続けるのか……。

そしてなんだか、サイコーとカヤとの漫才も板に付いてきましたね。どちらかというと、シュージンとカヤよりは、サイコーとカヤとのコンビ芸が似合っている。アスカとシンジみたいだし……。

ただそれは、サイコーのほうがカヤと仲が良いから──ではありません。

シュージンのことを「秋人さん」と呼んで、カヤは尊敬の念を込めている。それに比べると、「真城ーーーっ !!」と気軽に言えるサイコーのほうがツッコミやすいから、よくコントになるのでしょう。けっきょくそんな扱いか、サイコー。

会話するのは いい事かも

ほほを赤らめながら、ぼんやりとした表情をしているサイコーは、まるで「ゆるキャラ」みたいです。──アニメ化の次は、グッズ化を狙っているのか!(『バクマン。』のキャラクタ・グッズってどんなのだろう……? 新妻エイジ人形? アフロ?)

さりげなくサイコーがつぶやいていますが、ヒロイン役の声優を亜豆に演じて欲しいのであれば、彼女にストーリィの好みを聞くのも当然だと思う。サイコーと同様に、亜豆は何が好きなのか、読者にはよく分かりません。

ただ──、仲の良い友だち同士でも、意外とお互いの趣味は知らないことも多いですよね。人種も年齢も性別も学歴も職業も──何もかも無意味にするのが、友だちです。

いつの間にか読み切りのネームを仕上げていたエイジに対して、できてんの !? と飛びつく雄二郎が、なんだか「エイジのファン」みたいで笑いました。『ドラえもん』に出てきそうなキャラの顔になっているし。頭からアフロが飛びそうな感じ。

そんな(どんな?)雄二郎を驚かせた、エイジの読み切りネームとは、どんなマンガなのでしょうか……?

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