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『バクマン。』 109 ページ 「ロミオと一周年」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 50 号)

Miku Hatsune
恋は戦争──たたかうのよ)

今週号の「ジャンプ」には、ステキな偶然があります。

巻頭のゲーム特集で、右ページでは『るろうに剣心』に出てきた飛天御剣流奥義・「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」を繰り出し、左では『ONE PIECE』のボア・ハンコックが屈辱の紋章である「天駆ける 竜の蹄(あまかける りゅうのひづめ)」を見せている。

おそらく、紋章のほうが『るろ剣』へオマージュかと思います。作者もまさか、このような場で共演できるとは思わなかったでしょうね。

恋の始まりにも偶然がつきものです。

でも、天使のいたずらから始まった恋のきっかけも、幸せをつかむには自分から動くことが大切ですね。──今回の恋愛マンガの読み切り祭も、そのあたりがテーマになってきそう。

アシさん来るわよ

新年会が(いつの間にやら)終わって、早くも正月明けの初仕事です。「休み中にデートのイベント」だとか、そういう甘ったるい描写は一切なし!

いつものように、激流の展開です。

恋人同士の恋愛模様が中心の話──でもあるのだから、もうすこしラブラブした描写があってもいいのでは? 正月の買い出し中に、偶然にもサイコーと亜豆が出会う──とか。200 話のころには、みんな 40 歳くらいになっていそう。

今回の読み切り祭のことを、シュージンは恋愛バトルと呼んでいます。なんだか格好いい!

──けれど、別にマンガ家たちが口説き文句の優秀さを競ったり、「実践での技」を試し合うわけではありません(当たり前)。

今週号の『銀魂』に出てくる月詠みたいにね……。

なんでって 恥ずかしいから

実際に会ってイチャイチャするような『To LOVEる』イベントはありませんでしたが、珍しくサイコーと亜豆は電話で語り合っています。微笑ましい。

恋人だったら当然のできごとも、この 2 人には貴重な時間ですね。そう考えると、普通の恋愛よりもロマンチックで、マネしたくなる男女が急増するかも?(それはないと思うケド)

──あ、そうか、「普通に会ってイチャラブする人」と「プラトニックに遠距離恋愛する人」の両方と付き合えばいいのか……。イマドキは、テレビもパソコンも携帯電話も、複数を使い分けが常識です。恋も「使い分け」が主流になったりして。

あと、シュージンが言ったセリフの「話に詰まった?」と「話、煮詰まった?」とは、意味が正反対なので発音には注意が必要です。まったく同じ意味で使っている人も多いけれど。

人の意見は 聞かないと

ほとんどゼロの状態からネームを描き始めて、2 時間で仕上がるとは、かなりの早さですね! エイジにはまだまだ及ばないけれども、下描きとペン入れの時間が充分に取れます。これなら、本当に 2 本同時の連載ができそう。

どたどたと足音を立てて走り寄ってくる高木夫婦がかわいらしい。バッチリ息が合っています。それはそうと、カヤが上半身裸みたいに見えて、ちょっとドキドキ。

サイコーの読み切り作品を読むシュージンとカヤとでは、それぞれの表情がまったく違う。シュージンは笑っているけれど、カヤはずっと「今ひとつ」といった感じの顔をしている。

ところが、読後の感想はほぼ同じなのが面白い。

シュージンは、「自分は面白さが分かったけど、『ジャンプ』の読者はどう受け取るか」といった分析をしながら感想を言おうとしているんですね。カヤは、素直に自分の感情を述べている。

本当にこの亜城木夢叶の仕事場は、理想的な創作活動の場所ですね。原作やネームに関しては、シュージンがプロの立場から客観的な批評を聞かせてくれて、カヤからは「一般的な読者」の反応が得られます。絵はサイコーが見てくれる。

白鳥はもちろんのこと、森屋もこの仕事場で着実に力をつけることでしょう。高浜も、自分の連載を持つまでは、ここで修行していればいいのに。

問題は、この素晴らしい環境に一番長くいる折原が、「まるで成長していない……」ことですケド。

なんか シュールじゃない?

サイコーの作品を読んだカヤの感想を聞くと、「内容がよく分からなかった」というよりも、主人公の行動に軽く「引いて」いるような気がします。たしかに、ちょっと──ついていけないかも。

実際にネームを読んでみると、サイコーと亜豆の中学生時代にソックリです。周波数がピッタリ 合っている感じ(『バクマン。 (1)』 p.178)。

──でも、普通だったらこんな感じで(しかも真うしろから)見つめられたら、「──キモッ!」と思われますよね……。「※ただし、ルックスがイケていらっしゃる殿方を除く」なだけで。

あまりにも限定的な状況の恋愛風景であるため、少年誌の読者にウケるかどうか、いまから不安です。ただ、よく考えると「ジャンプ」読者の年齢層は、まだまだ「純粋な恋愛」にあこがれている世代なので、大当たりする可能性はある。

これぞ、バクチ打ちのマンガ──かな?

また読み切り !?

「ゾクが集会前に腹ごしらえ」の図です(何の族?)。

リーゼントくん(名前を忘れた)は、横顔を見ると、微妙に年齢が高めに見えます。何歳なんだろう? というか、そもそもなぜマンガ家のアシスタントをやっているのか……? 『バクマン。』史上で最大の謎キャラです。

たとえば、「ヤンキーマンガにあこがれて」という理由を思いつきましたが、そういうマンガが好きな人って、どちらかというと──インドア好きでスレンダな人が多いですよね……(偏見)。

そして、福田のおまえら 恋愛経験 は? という衝撃の直球によって、この三人の恋愛遍歴が明かされました。──遍歴といっても、どこへも行っていないわけですケド……。

福田に恋愛の経験がない(らしい)のは、驚きです!

以前から何度もこのブログで書いているように、福田ほどイイ男はほかにいません。容姿が良くて頭の回転が速く男気があり、自信も実力も将来性もある。口は悪いようでいて、素直に発言をしているだけです。これでカノジョがいないとは……。

広島には、ジュリエット(女性)がいないのか?

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