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『バクマン。』 110 ページ 「一緒と別々」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 51 号)

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(世界は広く──ピースのライバルも多い)

白鳥の飼い犬・ピースとシュージンが、楽しくサッカーをする場面が出てきました。さすが、「賢い犬ピース」は、サッカーくらいお手の物です(蹴るのは足だけれど)。

あと、世界中で自分ひとりだけが言っていることだと思うけれど、ピースは──φ# さん(誰だよ)に似ているから、「中の人」が上手なのかもしれない。

そう言えば、ウチの歴代ねこたちも、みんなサッカーが上手でした。いまはトロしかいないけれど、彼は夜中にひとりでドリブルの練習に専念しています。でもさすがに、本物のサッカーボールは転がせないな──、たぶん。

我が家の猫たちズ: asiamoth's Collection: animal

高木先生 頑張れ!

『恋太 & ピース』の完成度を高めるために、ピースを観察することにしたシュージンです。

──が、どう見ても「シュージンと白鳥とのデート」にしか見えない……。白鳥は蒼樹紅に似ているし、ちょっと昔の展開を思い出しました。

シュージンが今していることは、「逃げ」です。

しかし、以前にもシュージンは、バトルマンガに登場する人物の気持ちを理解するために、カヤと戦って(一方的に殴られて)いました。『走れ! 大発タント』の時にも、動物園へ取材に行っている。足を使うことが、「高木流・創作術」なのかも。

このページで一番おどろいたのは、ピースのエサ代が 1 か月に 4-5 万円はかかることです。──それ、もしかして、オレより多いのでは……。

本当に 利口だよな

「(『恋太』に出てくる)ピースが犬らしくない」と服部からは注意されたシュージンですが、現実世界のピースは賢かった。この経験が『恋太』にどう生かされるか、楽しみです。

白鳥の「ピースが大好き!」という気持ちから、『恋太』は始まりました。彼が描く『恋太』からは、楽しそうな空気が感じられるでしょうね。ピースのかわいらしさも、上手に引き出せているはずです。

ただ、『恋太』というマンガの面白さは、「犬を写実的に描くこと」ではないですからね。あまりピースを観察しすぎると、「マンガらしく」描けなくなるのでは? その点だけは、気をつける必要がある。

そこをどうやって「マンガとして面白い話」へ持って行けるのかが、原作者──シュージンの腕の見せどころです。

部屋では 静かに

サイコーとシュージンとの関係をより良くしているのは、カヤだ──といったことを昨日の感想に書きました。サイコーもシュージンも亜豆も、本当に彼女の存在には感謝しているでしょう。

ところがこの場面では、カヤは一方的に、シュージンに当たり散らしている。真城と喧嘩みたいになってるとカヤは言いますが、どちらかと言うとカヤが一番シュージンに怒っています。

上では冗談のように書きましたが、シュージンと白鳥との関係は、カヤにとっては「浮気」なのでしょうね。カヤ自身は、まだ意識していないようだけど、だからイライラしているのだと思う。

たしかに、「亜城木夢叶の妻」としては、白鳥に肩入れすることはゆるせない。

そのまま 次の木曜に

ここでまた、折原がいい感じに「状況説明」していますね! さすが、『バクマン。』で一番の名解説役です。

──と言うか、折原がいなかったら、誰も何も言わずに淡々と仕事をしていそう……。いつの間にかカヤも「盛り上げ役」ではなくなっているし。案外、ブラックな職場なのかも。まぁ、絵だけ描きたい・仕事だけしたい人には天国かな。

この場面では、白鳥がシュージンに合い鍵を渡していることが発覚しました。ますます、「浮気」っぽい……。「ピース」サインをしながらサラッと言う白鳥は、憎めないだけに──余計にタチが悪い気がする。

皮肉なもので、白鳥とピースのことを思って彼らのマンションを見つけてあげたのは、カヤの父親です。もちろん、カヤも全面的に同意している。だから、白鳥のことをカヤは悪く思えません。

このマンガには、「他人を思いやると皮肉な結果が返ってくる」という描写が多い気がします。これだけだと、ひとに親切なことをするのがバカらしくなる。

でもそのあとで、本人たちの努力などによって、親切心の何倍にもなって幸福が返ってきます。サイコーとシュージン・カヤは、今回も良い結果になることを信じて、今は「ガマンのターン」でしょう。

メールで一方的に …………

「妥協はしない」がサイコーとシュージンの──亜城木夢叶の持ち味です。

しかし、今回のシュージンは強情すぎる。

サイコーが言うような、『恋太』に集中するためにシュージンは徹底してる──とは思えません。ただたんに、サイコーやカヤへの当て付けやイヤミで行動している。──そうとしか見えない。

亜城木夢叶の将来のために 2 人は努力を続けているはずが、一歩間違えればコンビ崩壊の直前まで来ています。2 人ともお互いを傷つける気はないし、中心にいる白鳥にも悪意はない。それなのに、どうしてここまで荒れるのだろうか……?

亜城木の最大の危機を乗り越えられるのか、心配です。

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