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『バクマン。』 110 ページ 「一緒と別々」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 51 号)

Moki Guarding Her Food
(犬も食わない──いや、今は食べられない)

今回出てきた、何考えてるの 秋人さんというカヤのモノローグで、過去を思い出しました。中# さん(誰?)が新妻エイジのアシスタントをしながら、蒼樹紅の住むマンション近くの公園で原稿を描いていた場面です。

福田の「何 考えてんだ」という言葉を受けて、すぐさま「きっと マンガのこと です」と返す。これは なかなか出てこない。

もしも、中井を動かしている原動力が恋心だけだったら、エイジは彼を無視するだろう。もちろん、恋愛感情もあるはずだ。しかし、蒼樹と一緒に より良いマンガを描きたい、という中井の思いのみをエイジは見ている。

バクマン。 #38-2 「窓と雪」 福田の心配とエイジの一言 : 亜細亜ノ蛾

エイジはいつも、真実を見通してきました。マンガのことだけではなく、人間関係を見抜いたりもする。

今の混沌とした状況──サイコー・シュージン・カヤ・白鳥の様子をエイジが見たら、何と言うのでしょうかね。カヤ以外には「マンガを描け」と言うのかな。それとも──。

次の火曜になった

最近は、悪い意味で「珍しいこと」が続いています。

サイコーとシュージンがこれほど長い間、顔を合わせなかったのは、いつぶりだろう。たぶん、あの「亜城木コンビ崩壊の危機」直前の、夏休み以来ではないでしょうか。なんともイヤな記憶が蘇りますね……。

高校生時代のサイコーとシュージンは、学校で半強制的に会っていたし、すぐに仲直りができた。わだかまりを 2 人で笑って洗い流し、すぐさま前を向いて進んだ。すがすがしい関係は、今でも続いている──と信じたいですね。

良くない思い出のついでに──、最近のサイコーはまたムチャをしていますが、倒れたりしないか心配です。そう言えば、以前に入院した時も、カラー原稿を描く直前だった……。

このあたり、作者は狙っていますね。

今週いっぱいで

上で書いたとおり、今回のシュージンの行動も、白鳥との共作・『恋太 & ピース』を良くするため──と言えるでしょう。

ただ、この忙しい時期に白鳥を辞めさせるとは、シュージンの行動には悪意を感じてしまいます。もちろん、アシスタントを辞める決断を最後にしたのは白鳥ですが、自分のパートナでもある先生から言われれば、断れるはずがない。

僕は了承しましたが

「シュージンは白鳥(とピース)に浮気している」なんて冗談で書いてきましたが──、シャレにならない状況になってきました。

シュージンが自分の家にいることを、白鳥が無邪気にサラッと言うところが、一段とカヤを苦しめます。それに、ちゃんと 帰るようにって 伝えます──なんて、完全に上から目線ですよね。カヤを終わコン扱いしているみたい。

このような関係はたぶん、女性にとっては浮気と同じですよね。それくらい、カヤはショックを受けている。

シュージンが今していることは、創作活動なのか逃げているのか、よく分からない。しかし、よく考えてみると、サイコーやカヤから言われたことを素直に実行している──とも言えます。読み切りを一人でやるとサイコーは宣言し、白鳥といろとカヤは言った。

こうなると、どうしてもあの絵が思い浮かびます──。

シュージン:
計画通り

それって 夫婦喧嘩 なんじゃ?

このラストのサイコーは、コミックスの 6 巻でエイジが言っていたセリフ、実力の世界 ですから──みたいです。サイコーの真意も、あの時のエイジの気持ちと同じでしょう。白鳥に対して堂々とライバル宣言をしています。

バクマン。 6 巻 「無茶と根性」 悪い冗談と実力の世界 : 亜細亜ノ蛾

それでも、シュージンとカヤとの仲を無視した発言に聞こえてしまいます。もう少し、何か言えることがなかったのか──と考えてしまう。でも、他人の家庭には口出しできませんよね。

このままだと、『恋太』が連載になったあとも、ずっと今の状態が続きそうです。何が理想的な結末でしょうかね? サイコーの読み切りも『PCP』も『恋太』もすべて成功し、サイコー・シュージン・カヤが仲良く暮らす──。そんな未来図はあるのか。

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