• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

Blank Sheet of Paper
(無限の可能性を秘めた──白い紙)

今回は、平丸の天才ぶりが見られました。

平丸は、何も努力をしなくても、面白いマンガを描ける。そして、それを当然のことと思っています。彼ほどマンガの才能に恵まれているのに、そのことに感謝しないマンガ家も、ほかにいないでしょう。

たとえば『ドラゴンボール』では、「最初から強かったキャラクタ」には出生の秘密がつきものでした。じつは戦闘民族の生まれだったり、どこかの王族だったり。

もしかしたら、平丸の親は天才マンガ家なのでは?

吉田:
オメーは自分の 家族の事なんて 知らねえ筈だ まだ 何もな
平丸:
どういう────… …意味だよ…?

(最近の『BLEACH』ネタ。どうでもいいけれど、意味だよ…? って口調は萌えキャラみたいだぞ、一護)

平丸くんらしい ラストだ……

ラッコ 11 号 完──。

とうとう平丸の連載も終わりましたね。人生で初めて描いた読み切りマンガが月例賞の佳作を取り、そのまま初連載・アニメ化──と華々しいデビューでした。『バクマン。』で一番の天才は、間違いなく平丸でしょう。

吉田は、珍しく平丸を褒めている。──いや、平丸の初投稿時に、彼の才能を静かに熱く語ったのは、吉田です(『バクマン。 (4)』)。平丸の才能と作品を、誰よりも(本人よりも)ほれ込んでいるのは、吉田だと思う。

それなのに、『ラッコ』よりも蒼樹とのお茶会しか、平丸は考えていない。彼にとっては、本当にマンガは「収入を得るためのモノ」でしかないのですね。まったくタイプは違うのに、『プラダを着た悪魔』の主人公を思い出しました。

プラダを着た悪魔 - 生活のために仕事をして、愛のために努力する : 亜細亜ノ蛾

天才である平丸は、読み切りの恋愛マンガ──『君に届かず』のネームを完成させており、なおかつ吉田の目から見ても面白かった。読み切りのネームでいまだに苦しんでいるサイコーとは、大違いです。

自分はてっきり、けっきょく平丸は『ラッコ』しか描けずに、才能の衰えが見えてくるのだと思っていました。そしてようやく、平丸もマンガの修行を始めるのだ──、と。でも、彼にはそんな、凡人のようなマネは不要であった。

さっそく 拝見

このページの真ん中にいる吉田は、いつもの「顔がカゲで隠れている」という表現だと思います。でも、なんだか、「シナリオができていないとバレそうになって、顔を真っ赤にしている」ように見えました。ちょっと、かわいい。

それに平丸も、「吉田のウソには気がついているが、一緒に芝居を演じている」みたいな感じに思えます。本当に、どこまでも良いコンビですね。

──いま、想像するだけで恐ろしいことに気がつきました。もしも『君に届かず』が連載になったとして、そのまま吉田が担当なら、またヒットもあり得ると思います。

しかし──、平丸の担当者がほかの人に替わったら、「平丸伝説」も終わりではないでしょうか。港浦なら、確実にアウトーー !! です。吉田と同じ策略家でも、山久や服部はノリが違う。放任主義の雄二郎では、まったく平丸を「操縦」できません。

やはり、平丸の才能を引き出せるのは、吉田だけだ!

また お世話に なります

今週号は、このページが一番ビックリしました!

「歩くデスノート」こと、加藤の登場です……!!

加藤の行くところ、男性限定で不幸が巻き起こっている。サイコーは入院して連載が打切りになり、高浜も連載がうまく行かず、中♯さんは実家へ帰った。お、恐ろしい……。

さらに、より一段と加藤はドス黒くなっていました。蒼樹紅の仕事場では楽しそうにやっていたと思ったのに、女性ばかりの 仕事場は性に合わなくて──なんてことを、大きな声でサラリと言っている。

──それ、「男の人が大好きです!」って意味だよ!

参考: 雪歩「男の人が大好きです!」、アイマス2版「団結 2010」の歌詞がひどすぎる : はちま起稿

関連して考えると、加藤の髪型は、『アイドルマスター』シリーズのアイドル──もといプロデューサ秋月律子を意識しているのかもしれない(『アイマス』ファンに刺されそう)。

半分は冗談で書いていますけれど──、加藤は、速攻で森屋と折原に見切りをつけて、白鳥がいないことを残念がっています。たんに「年下好き」というだけではなく、面食いでもあったのか……。

ここで疑問があります。加藤は、どこから白鳥の情報を入手したのだろう? 明らかに、白鳥シュン先生のことを容姿込みで知っている。女性のマンガ家やアシスタントには、独自の情報網があるのかも。

もしかして、そのネットワークは現実世界にも──。

締め切りまで あと 3 日

連載会議が目前というシリアスな場面のはずが、どう見てもギャグマンガです。コミカルな絵で笑える。とくに、シュージンの足にしがみついているピースがかわいい! ピースは、すっかりシュージンと仲良しですね。

亜城木夢叶の弟子だけあって、白鳥も「ヘン顔」のスキルを身につけている。しかしまだまだ、変顔マスタのサイコーには遠く及ばない(何の話だ)。

サラッと読んでいると見落としますが、再読すると気がつきます。「シュージンが原作を書いているはずなのに、なぜ、白鳥が話を何パターンか作っているのか?」 絶妙な伏線の張り方です。

シュージンの熱すぎる指導は、犬の目には「御主人様をいじめている」ように見えそうですが、ピースは応援していますね。まるでマンガみたいに賢い犬です。背中にファスナが付いているのでは?

やっぱり 加藤さん 心強いわ

加藤が着ているコートは、どこかで見た覚えがあります。どこでだろう……? 誰かが着ていた気がする。ムリヤリにこじつけると、襟首のあたりは、『DEATH NOTE』の死神にイメージが近いようにも見えます。シドウとか。

『恋太 & ピース』のネームが終わってても 帰ってこない って……とショックを受けているカヤは、なんだかいつもと表情が違う。(X)HTML と CSS ラヴ! なら知らないとモグリの人──浅野久美さんが描いたみたいです(とくに口元が)。

Mushline

サイコーは、こんな状況でも 亜豆は信じてるんだ──と意外そうに思っている。以前なら、亜豆からの厚い信頼を感じて、感動するところです。ところがサイコーは、ただただ驚いている。

サイコーは──シュージンを信じていないのかも……。

[2] このページの一番上へ戻る