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『バクマン。』 143 ページ 「お金とリサイクル」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

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(どんな扱いを受けても──じっと口を閉ざしている)

『ぱんちらファイト』の原作者が姿を現わしました!

──とは言っても、『バクマン。』の熱心な読者であれば順当な結果で、そこには驚きがありません。自分の予想(かつての「判定人」)は、思いっきり外したけれど。

それよりも、意外すぎる人物の再登場にビックリしました。完全に存在を忘れていたくらいの人物なのです。今回の最後まで読んでも、この人選の意図は見えません。今後の展開で語られるのかもしれませんね。

忘れかけた人物と言えば、『バクマン。』には「影のヒロイン」がいたような……。

実力がまた 証明されました

この謎のチョイ悪オヤジの正体は……? なんだか KOF に登場していそうな容姿ですよね。誰だったっけ? ──というナイスな小ボケ(?)は置いておいて。

まさか、響恭太郎(ひびき きょうたろう)先生が復活するとは思いませんでした! これからは、かつてのヒロインだった(はずの)亜豆よりも、響の出番が増えていきそうです。いいのかなぁ、それで……。

響と編集者との やり取りが印象的で、あの一件からマンガ家として成長していく──と当時は見ていました。アッサリと消えるのも、プロデュース業に転身するのも、予想できるはずがない。なかなか劇的な人生ですね。

バクマン。 #52-2 「感想と疾走」 少年マンガの本分とダメ作家 : 亜細亜ノ蛾


昨日の感想に書いた「勘違い」とは、この響が「黒幕」だと間違えたことです。──いや、ある意味では合っているけれど、1 ページ目の彼も「響」かと最初は思った。なんとなく「パパ」が響と似ているので、うしろ姿の彼も響家の兄弟なのかと……。

「七峰透と響恭太郎が兄弟説」まで考えてしまう。その説を否定する証拠もないし、そもそも「社長」が響を引き抜いた理由も分かりません。本当に血縁関係だったりして。

素晴らしい マンガが生み出せる

影の原作者」たちが発しているオーラがすごい! このマンガが『めだかボックス』だったら、こんな場面が出てきそうです。

球磨川禊:
『えー』『二流作家のみなさん こんにちは。』
原作者たち:
ドッッッ(心を折られた)

──というくらいに、二流オーラが漂っている。女性キャラは ともかくとして、男性陣たちは決して表舞台に上がってこなさそう。

ただ、そんな(どんな?) 16 人が集まったところで、新妻エイジも絶賛するような原作が どうして書けたのか。このページでは、まだ不明のままです。この二重・三重のトリックと種明かしが良かった!


東や新井が、著作収入の 6 割を響たちに支払うのは、妥当なところです。最初は「多すぎるのでは?」と思ったけれど、よく考えたら、原作者がいれば収入は半分になる。その 1 割増しで面白い原作が手に入れば、言うことなしです。

「判定人」システムの弱点を、上手にカバーしてきましたね。いま考えると、匿名の人物に無報酬で協力を頼むなんて、あまりにもムチャな作戦です。それでも最初は うまく行っていたのだから、七峰のカリスマ性が よく分かる。

売れないマンガ家として業界を去るか、売れっ子の作画担当者になるか──。これが、このシリーズのテーマの 1 つでしょう。

マンガ読み放題

好きなマンガ 読んでるだけで お金が入るなんて、夢のような話ですね! ほかのアルバイトと同様に、ここで知り合いが増えるかもしれない。同じマンガ好き・若い者同士で話も弾む。本当に、天国のような場所です。

あるいは、まるで雄二郎の仕事みたい。そう言えば、天使は みんなアフロみたいな髪型をしている。

なんだ、雄二郎は天国の使いだったのか。

このモニタの人たちにも、「判定人」の問題だった「内部から情報が漏れる」点を改善しています。誓約書の 1 枚があるか・ないかで、だいぶ違ってくるでしょう。


一番下のコマで俺達からアンケート とってるという言葉は、ただたんに「彼と同世代の高校生たちから票を集めている」という意味でしょうか。最初に読んだ時には、本当に彼自身がアンケート票を書いているのかと思いました。

──ん? 「影の原作者」やら「モニタ」やらを集めるお金を使うくらいなら、「ジャンプ」を買い占めるか、あるいはハガキを出す人を買収して、票を集めれば良いのでは?

いや、このプロジェクトの面白いところは、まったく不正な方法を使わずに「ジャンプ」を支配することでしょう。これまでのところ、どこにも法的・倫理的に問題が見当たりません。

モニターの皆さん こんばんは

原作者たちと響がいるフロアと、モニタたちのいるフロアを分離しているところも徹底しています。必要以上に情報を与えないためでしょうね。「判定人」たちを信用しすぎた経験から来た対処だと見ました。

モニタの客観的な意見も大事ですが、それ以上に「影の原作者」が この会社の最重要部門です。そして、彼らをまとめ上げる存在も──。今回は秘密を守り通すでしょうね(エレベータでバッタリ会いそうだけれど)。

それにしても──、モニタの時給を 1,000 円くらいとして(高すぎる?)、10-20 人を週 5 日・3-8 時間くらい雇い、さらに「影の原作者」たちに賃金を払うと、利益は出ない気がする。なりふり構わぬ赤字覚悟の計画ですね。

何で あんなに ベテラン ばかり…

いまのところ、服部は何も事情を知りません。もしも「SINJITSU プロジェクト」のことを知ったら、どんな反応をするのだろう。

『シンジツの教室』や『有意義な学園生活に必要なそれ』と同様に、亜城木夢叶も服部も、イヤな顔をすると思います。彼らを含めた「福田組」の人間は、担当の編集者とマンガ家の二人三脚で作品を作るものだ──という頭ですからね(平丸だけ別?)。

自分は、響たちがやっていることに賛成です。『シンジツ』のころから「多数の原作者による話作り」に感動していたし、現在では多くの問題点が解消されている。うしろめたいところは何も感じません。

この方法で成功するかどうかは、別だけれど。

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