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『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

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(こんなヒットを──打ってみたい!)

今回のサイコーとシュージンは、なぜか必要以上に七峰透を挑発しています。「普通のマンガ家」ではなくなった七峰のことを、ライバルではなく「敵」として見ている──。

マンガ家と編集者以外には極端に冷たい 2 人です。

七峰が亜城木夢叶にファンレターを送っていたことなんて、2 人とも すっかりと忘れているのでは? 彼が亜城木を目指していることも、まったく気がついていません。

それは高浜昇陽も同じですね。

高浜も「打倒・亜城木夢叶」を目標に掲げていました。現在の彼は、ドラマ化の勢いに乗っているから、すでに師匠である亜城木よりも人気作家なのかもしれません。しかし、当のサイコーとシュージンは、これまた高浜を気にもしていない。

マンガ家にさえも冷たい亜城木なのでした。

──などとボロクソに書いていますが、これで亜城木夢叶の 2 人が「へー すごいじゃん 七峰くん!」「やるなー」みたいな反応をしていたら、何もドラマになりません。サイコーとシュージンが冷たいのは、「必要悪」なのか。

どうでしょう? 亜城木先生

七峰の すがすがしい顔を見ていると、彼を批判するほうが間違っているのではないか──と思えてきます。いつまでも胸に夢を抱いている少年みたい。

そんな彼にでもガンガン文句を言うのが、亜城木クオリティです。本当に、慣れた相手には容赦がない。

「おもしろいマンガを生み出す」という 1 点だけで考えれば、七峰の やり方を非難できる人間はいないでしょう。ましてや、編集者と 1 対 1 で作るほうが人気を獲る──なんて言えるはずがない。

利益を考えなければ──。

でも、全体の収益どころか、人間の気持ちも自然環境も、何もかも無視をして政策を推し進めるような、どこかの国の政治家よりはマシだと思います。

黒字に転じますよ

爆発的なヒット 1 本って、野球の話だと思うと なかなか味わい深い。そういう破壊力を持ったヒットも ありますよね。──スポーツには うといから、ずばり「あの試合のアレ」と言えないけれど。

サイコーもシュージンも、基本は「同年代以下には噛みつく」です。過去に何度も書いていますが、新妻エイジとの初対面の時は ひどかった……。

「七峰社長」のビジネスに対しても、現時点では亜城木コンビが口を出すことではないと思います。

好意的に見れば、七峰か出資者の どちらかが詐欺に あっているのでは──とシュージンは心配したのかもしれませんね。それはそれで、余計なお世話だけれど。


資金面の話ばかりをするシュージンに対して、七峰は卑しいと言っています。お金持ちになるためマンガ家を目指した彼に、そんなことを言うなんて──、

──当たっている。

七峰くんが そんな事 するのは

サイコーの指摘はズレています。

マンガ界に対してボランティアができるのは、大成功した 大金持ちの マンガ家さんだけだ──とサイコーの発言は受け取れる。

しかし、「マンガ好きの お金持ち」が、自分の趣味に お金を出しても良いはずです。そういう可能性は考えていない。

おそらくサイコーもシュージンも、七峰とは同じ舞台で──ペンを握って作品を描くマンガ家同士で、一緒に戦いたいのでしょうね。やはり『バクマン。』は、「戦闘マニア」が登場するバトルマンガと よく似ている。

次は必ず勝つ

新年会で さわやかに去っていた七峰には、すくなからず感動しました。「改心した」うんぬんよりも、新しい物語が始まる──といった予感がしたからです。

その一方で、下記のことも書いていました。

ただ、気になることに、新しい 方法をあみ出そう──と七峰は考えている。マンガを描くことが目的なのか、方法論の研究が目当てなのか、間違えないと良いのですが……。

バクマン。 #127-4 「熱血と完敗」 免許と目標 : 亜細亜ノ蛾

そのイヤな予感は的中していましたね……。


ただ、七峰ファンな自分からすると、「まっとうなマンガ家」になって、小杉編集と二人三脚(何度も転びそう)をするよりは──、いまの展開のほうが面白い! こんなマンガ家は見たことがありません。

大場つぐみさんは、なんて話を思いつくんだ!

ついでに、これなら 負ける わけが ない……死亡フラグ全開のライバルを、本当に勝たせるという伝説も作って欲しいです。

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