『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)

Othello!
(白と黒だけが──生存を許された世界)

「亜城木夢叶 vs. 新妻エイジ」という図式で、最初から最後まで話が進みました。今回も、熱いぜ……!

両者の新作については、前回で内容が語られています。しかし、タイトルが決まっていなかったので、「亜城木の悪魔のマンガ」とか「エイジのゾンビ物」などと書く必要があって面倒でした。亜城木夢叶が悪魔みたいだし!

両作品ともタイトルが決まり、いよいよ本格的に連載へ向かって進み始めました! 今後も、亜城木とエイジのライバル同士が ぶつかり合う展開になるのでしょうね。

毎週毎週、「ジャンプ充」でシヤワセです!

もう 新作読み切りの ネームを

新妻エイジの新作は、その名を『ZOMBIE☆GUN』(ゾンビ☆ガン)という……! エイジらしい直球のタイトルですね。

「ジャンプ」のマンガで「ゾンビ」という語感を聞くと、どうしても久保帯人先生の『ゾンビパウダー』を思い出します。主人公の名前も「芥火ガンマ」なんですよね。エイジも──というか大場つぐみさんも意識して名付けたのかな。


対する亜城木夢叶の新作は、『RIVERSI』──じゃなくて『REVERSI』です。おやおや、誤字まで『HUNTER×HUNTER』に対抗しなくても良いのに……。

HUNTER×HUNTER #321 「怪者」 けもの×ケモノ×のけもの | 亜細亜ノ蛾

しつこいけれど、こういう単純なチェックのミスは担当編集者の責任です!

『りばーす!』と読み間違えて、「ほほう、かの亜城木先生も、ついに ゆるふわ萌えマンガ路線で来たか……!」と思った人は皆無だと思いますが、イギリスが発祥のオセロに似たゲームである「リバーシ」のことでしたね。

これまた「黒と白の持ち駒を使う競技」ということで、『ヒカルの碁』が思い浮かぶ──。


先輩の山久が急かしているのに、途中で切り上げず読み続ける小杉は、根性が座っていますね。98 割はイヤミだけれど、それでこそ編集者──という気もする。

雄二郎も得意満面でイヤミを言っています。これからの亜城木夢叶は、読者からも新妻エイジと比べられる存在になる。いや、すでに なっているかな。

並のマンガ家なら、大作家と比べられて押しつぶされることを心配しますが、サイコーとシュージンなら大丈夫でしょう。

シュージンはスランプも何度か乗り越えたし、サイコーの精神力は香取慎吾さんレベルです。

オセロマンガ ですか?

ノリツッコミして頑張っている港浦が、かなりウザいですね! 怒っているようでいて、「後輩のボケにも即座に反応できるオレ、マジ面白人間!」というオーラが漂っている。

でも、港浦のような人間は必要です。場が なごむ。

小杉やキムあたりは、山久の言葉を聞いて「うわぁ……(くすくす)」と心の中で笑っていそう。


ここぞとばかりに説明ゼリフで切り込んでくる吉田氏は、ムダに格好いい! まったく同じように港浦が話したら、印象が 1,800 度は違うでしょうね。

このノリの良さからして、吉田が本当に好きな作品は、亜城木のように凝った設定のマンガなのかも。「いつかは 平丸くんにも描けるかな──」と期待していたりして。とてもムリですケド。

今回は邪道ではなく

港浦のウザさも ここまで来ると、ちょっと評価したくなります。どうして吉田と張り合っているのか。

編集部が全体的に軽いノリになっていますね。編集長が瓶子になるからでしょう。この軽さは、「ジャンプ」にとって良い結果を生むのか、それとも──。

勝ち負けじゃ ないでしょう

瓶子は 3 本目の読み切りを要求しているけれど、この空気では誰もネームを持っていきたくない。悟空とセルが戦う──という状況で、チャオズは出せないよなぁ。

せめてヤムチャなら、笑いくらいは取れるのに。

読み切り枠の 調整は

『REVERSI』と『PCP』の両作品を亜城木が描けることを、服部だけではなく相田も認めています。ちょっと意外に思いましたが──、もしかして、読み切りだけの話と思われているのでは……。

この会議の時点で、エイジの『ZOMBIE☆GUN』は連載を目指している──と全員が思っているはずです。しかし、亜城木の『REVERSI』は どう思われているんだろう?

佐々木編集長は、何ともスッキリとした表情をしています。まるで別人みたい。すくなくとも佐々木は、亜城木もエイジも同じくらい、「ジャンプ」には欠かせない看板作家と思っているようですね。

「亜城木はワシが育てた」とか思っていたりして。

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