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『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

MCS Book Depository
(「当書店が誇る──豊富なラインナップです」)

お堅いムードの連載会議が描かれました。雄二郎だけが ゆるふわりと浮いているけれど、全体的に空気が重い。それだけに、そこで出てきた何気ないひと言──、

佐々木必勝ジャンプ編集長

──という単語が、妙にツボでした。役職名を付けて呼ぶことは、社会では ごく普通だけれど、なんだか おもしろい。

絶対に笑ってはいけない」シリーズを思い出して、笑いました(アウトー!)。寝ている時に、エンドレスでスピーカから聞こえてくる、「佐々木必勝ジャン」「ドゥフッ(笑)」「アウトー!」

そう言えば、あの番組のネタを丸ごとパクった小説(モドキ)を書いたので、未読の人は ぜひどうぞ!

絶対に笑ってはいけない洋館 - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー

佐々木編集長にも お礼と

一流企業に勤めていて、なおかつ年上である服部よりも、サイコーのほうが しっかりしています。なんだか服部が後手に回っていて、「港浦化」している……。

中野副編集長も頼りない感じです。なんというか──、「でっち」っぽい(「でっち」が大阪弁と知って驚いた)。現代落語に出てきそう──というか、落語家みたいです。


作家と担当者をまじえて、編集長・副編集長まで同席するなんて、ゴージャスな会合になっている。シュージンの顔が引きつっているように見えて、最初は意味が分からなかったけれど、そりゃ緊張しますね。

一方、サイコーは血液が凍り付いていて普通だった。

──冗談は 8 分の 5 くらいにして、最近のサイコーは「人見知りする」という設定を忘れているのでは? 昔から根性が座っていた上に、数々の修羅場をくぐり抜けてきたから、そうとうの度胸が付いたのでしょうね。

そんなサイコーでもビビり上がるような展開が待っているとは、本人も読者も想像できないのであった──。

新連載 1 本ってことに

無理に 始めてすぐ 終わるような ものと形容されるマンガは、描くほうも読むほうも、悲しくなってきます。最近の連載で言うと──んがぐぐっ。

昨日の感想でも書いたけれど、雄二郎だけ裸眼の上に目が大きくて、班長のなかでも「異物」に感じます。良い意味でも、悪い意味でも──。

班長になったばかりなのに、おそれず発言する雄二郎は頼もしい! しかも推薦しているのは、自分の担当している作品ではありません。私利私欲ではなく、班長らしい公平さを見ました。

今後の「週刊少年ジャンプ」は、雄二郎が変えていく! のかなぁ……?

それもありかも しれないな

『REVERSI』と『PCP』の掲載雑誌を「リバースする」という雄二郎のアイデアは、ここ最近の『バクマン。』で一番 驚きました!

オセロで言えば、白で覆われた盤上を、枠の外に置いた黒で ひっくり返すような一手です。──それ、反則なのでは?

もちろん、考えの大本は、新妻エイジの発言です。しかし、エイジもここまでは想定していなかったと思う。


内容的に年齢層を 上げられる作品は、どちらかというと『REVERSI』のほうでは? 登場人物や読者の年齢層から考えて、『PCP』は中学生までに抑えたほうが良いと思います。

雄二郎の発言からして、「『週刊少年ジャンプ』よりも『必勝ジャンプ』は格下」という印象──いや、事実を強調している点が、どうも気になる。

大げさに言えば、亜城木夢叶と一緒に読者も苦楽を ともにしてきた『PCP』が、借金取りに絞り尽くされた中小企業の社長みたいに、用済み扱いされている……。

実際に人気が落ちているのなら、納得もできますけどね。まだまだアンケートでも上位にいる作品を、ほかの雑誌に渡して良いのでしょうか……。

言わなくても わかります

瓶子編集長のツッコミが、するどくて渋い。佐々木前編集長が言い出しそうな発言ですよね。

編集長に対する雄二郎の指摘も、痛いところを突いている。いちおうは担当者の服部も作家の亜城木も納得しているとはいえ、編集長の独断で話を進めたことには違いない。

今回の雄二郎は、さえていますね!

奈良で優雅に座っている大仏様の「パンチパーマみたいな髪型」は、じつは髪の毛ではなく、頭が良すぎて脳みそが はみ出ている──というグロい説を聞いたことがあります。雄二郎も、もしかしたら──。

──って、調べたら全然 違いましたケド。

【螺髪の違い】 - 奈良・鎌倉 大仏百科

会議室に 来い

やっかいごとを何度も編集部に持ち込んできたサイコーとシュージンも、さすがに連載会議の 場へ呼ばれたことは ありません。

あの新妻エイジですら、呼ばれた会議は月例賞でした。

バクマン。 #57-2 「フリワケと引き分け」 危ない内容と心がない | 亜細亜ノ蛾

本人の亜城木を含めて、佐々木以外の人間は、「また 何かやらかしたか……」と思ったのでは?


最近の佐々木は、じつに晴れやかな顔をしています。瓶子は逆に、苦虫を練り込んだアメでも なめているような表情が多い。

「週刊少年ジャンプ」の編集長になるということは、刑務所の看守長になるくらい、重い責務を背負うことなのか──。

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