『バクマン。』 158 ページ 「間延びと一気」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 01 号)

PLZ! Spare Me! ...I Surrender!
(最初から──決着は ついていたのか)

自分が青春時代を送った 80 年代は、何かと過剰な装飾が流行していました。その時代の女性を見れば一目で分かる。太い眉の女の子が多かったなぁ……。

なにしろハイファッションの最先端を行く雑誌のひとつとされる天下の「ELLE」が、下のようなタイトルの記事を公開するくらいですからね!

【ELLE】痛~い80年代ファッションを全部見せ!|エル・オンライン

90 年代からはミニマリズムが流行し、装いも考えもシンプル思考になってきました。00 年代には さらに加速して、長らく不況も影響し、物を欲しがらない若者が増えたのは ご存じのとおりです。

──こういう無駄で浅い説明のような余計なものは、『REVERSI』には一切 入れないらしい。もちろん、戦闘中に自分の能力についてベラベラと語るような人物も出てこないでしょうね!

「アズキューンナイト」 の感想

愛しい人の声を聞きながら、ふーと一息つく。夜中に独りでサイコーは、いったい──ナニに疲れているのだろう。右手に握ったペンは、いったい──ナニの象徴なのか……。謎は深まるばかりです。

いつの間にかサイコーは、スマートフォンに替えていました。ラジオを聞くためでしょうかね。ずっと同じ携帯電話を、連載の当初から使ってきたわりに、買い換えに関するエピソードは ありません。平常運転ですね。

自分だったら、すこしでも高音質で聴くためと録音のため、パソコンを使います。シュージンに頼んで録音してもらえばいいのに。

ラストはもう 決まってて

大場つぐみさんが原作を担当した『DEATH NOTE』も、キラが最後に どうなるかは、初期の段階から決めていたそうです。2 部構成になったのは予定外だったけれど、最後はブレていない。

終着点を決めてから書かないと、キッチリとしたシナリオは完成しないでしょう。毎週毎週が行き当たりばったりの作品も、それはそれで勢いがあるけれど、普通はグダグダになって終わる。

スポンサから巨額の金が注ぎ込まれるテレビアニメを、「ライブ感覚」で突っ走った『新世紀エヴァンゲリオン』のような作品は、凡人がマネしてはいけない!

50 回 いかないかも

真城最高と高木秋人・亜豆美保・香耶の 4 人で亜城木夢叶──、いつもそう思いながら亜城木コンビは作品を描いてきました。ストーリィや設定にも、サイコーの意見が色濃く反映されている。

ただし、あくまでも原作はシュージンが書く。話の方向性は原作者が決める。──その大事なことを、彼自身が忘れかけていたのかもしれませんね。

ヘタをすれば「読者のため」だとか「編集者のため」に描いていると考え出すところでした。2 人で注意し合っているから、亜城木の場合は今後も大丈夫でしょう。

俺から こんなお願い するの

気づかい上手のシュージンだから、ほかの人から頼られたほうが存分に力を出せる。長年のパートナだけ合って、サイコーは言葉の かけ方が上手です。

それと同時に、シュージンは心配性でもある。あまり他人の世話ばかり焼いていると、息苦しくなってしまいます。シュージン自身のためにも がんばるように──と励まされて、心から重りが取れたでしょうね。


無駄な要素を削るのは良いけれど、「マンガ的お約束」まで消すと、読者は物足りなく感じます。

大した奴だ……まさかここまでとは」とか「何……だと……?」などと驚く部分を入れなければ、シンプルになってページ数が 8 割は減少する。でも、迫力も出ないでしょう。バランスが難しい。

マンガ作品として迫力を演出するのは、作画担当であるサイコーの仕事です。亜城木コンビで協力し合えば、無駄を省いた上で傑作を作り出せるはず。今後に希望が見えてきましたね!


いったん『REVERSI』の話が落ち着いてきたので、ほかの作家も見てみたい。とくに、順位の落ちてきた蒼樹紅が心配です。どうも彼女は、話のマンネリ化が早い。

恋愛物の原作も手がけたい岩瀬と、恋愛物の得意な蒼樹が、ついにコンビを組む時期が来たのでは?

ついでに下のような展開になれば、ネガティブ好きな平丸一也も読者も、全員がレッツ☆ハッピーです! 岩瀬×蒼樹の時代がキマシタワー!

岩瀬:
「もう男性には失望しました!」
蒼樹:
「じつは…… わたしも……」
岩瀬:
「青木さん……」
蒼樹:
「岩瀬さ…………んっ!」

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