『バクマン。』 159 ページ 「テンポと観覧車」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 02 号)

閉園ギリギリに乗ってみたw
(今日が終わっても──また明日から回り出す)

見た目はオトナ・頭脳は子ども。その名は、平丸一也と青木優梨子!(語呂が悪いナレーション)

──ということで、少年少女の心を持った 2 人による遊園地でのデートが描かれました。なんとも微笑ましい。

イマドキの男女は、さんざんデートをし倒したあとで、「あえて遊園地」へ行きそうですが、どうなんでしょうかね。恋愛エキスパートのエビオス嬢に、そのあたりを語って欲しいです。

──あの人が書く話は、「エクストリーム恋愛」といった感じの異次元さですケド。

"泥酔おもらし女子"コラムのエビオス嬢を直撃取材! ネタか本気か、真相に迫る! - 日刊サイゾー

平丸や蒼樹の年齢を考えると、お子ちゃますぎるデートですが、ここは「週刊少年ジャンプ」だから仕方がありません。たとえば、ホテルの一室で夜に男女が密会するなんてシーンを出せるわけがない。

──それ、『DEATH NOTE』で描いてた。

平丸さんとしか

はにかんだ表情が天使のように美しい蒼樹です。あなたが女神か。ソフトクリームの包み紙を丸めている仕草も かわいらしい。昔のツンツンしていたころがウソのようです。

──天使も女神も、よく人間に罰を与えますケド。

デート自体も楽しんだけれど、それ以上に平丸の心遣いを蒼樹は喜んでいる。普通であれば、感謝された側も うれしくなる状況です。

しかし、このままでは茶飲み友だちで終わってしまう──。そう考えている平丸には、素直に喜べない。

この微妙な心理がたまりませんね! れっきとした恋愛マンガである『バクマン。』らしい展開です。恋愛成分うすいなー! このまま平丸と蒼樹が主人公になればいいのに。

ラブ・ストーリィは過程がすべてです。ほとんどの恋愛作品は、つき合う所までで終わる(最近は そうでもないかな)。

そのため、平丸と蒼樹の恋愛関係が本格的に始まったら、もう 2 人の恋は描かれなくなるかも。それも寂しいな。

閉園間際 最後に観覧車に

せかせかした空気の閉園前に、でんでん虫のように ゆったりとした観覧車に乗るなんて、係員の「帰れコール」が聞こえてきそう。また、観覧車で隣同士に座ると、バランスが悪くなって落ち着きません(経験者は語る)。

個人的には どちらもイヤですが、吊り橋理論を狙う意味もあるのかも。とはいえ、もうそんな小細工は 2 人に不要だけれど。

まあ 2 人で 乗れたんだ

自分も吉田と同じで、平丸は振られたのかと思いました。デートに誘った時の電話や今日の良いムードは何だったんだ。天使でも女神でもなく、男を惑わす小悪魔だったのか──と言いたくなる。──実際は違っていて良かった。

2 人とも恋愛マンガを描く作家だけれど、恋愛の経験に乏しく、デートの経験もすくない。だからこそ、頭に思い描く「理想的なデート」が ありそうですけどね。

それに、蒼樹の作品を読めば、彼女が理想とする恋愛も見えてくるはず。その点をまったく無視してデートに挑んだことが、すこし気になりました。マンガと現実は違う──からかな。

次の機会を 狙うしか

かつて平丸は、蒼樹のためにポルシェを 2 台も捨てました。ある意味では蒼樹との結婚生活のために稼いでいるのだから、惜しくないのでしょう。

バクマン。 #114-3 「恋路と歩道橋」 ハイヒールと「よく聞け」 | 亜細亜ノ蛾

そんな平丸でも、5000 万円の指輪は痛かった。

いや、「プロポーズするためのアイテム」としての指輪をなくしたことが、値段よりもショックだったのかな。その証拠に、ジェット・コースタへ指輪を探しに行くのではなく、すぐさま観覧車へ向かっている。

おそらく、指輪なんかに頼らずに、あらためて平丸は蒼樹にプロポーズするのでは? 男らしく手を引いているし、もう観覧車にこだわる理由もないと思いますけどね。吉田の言葉を信用しているのでしょうか。

たとえば、このあとでレストランへ食事へ行って、そこでプロポーズをしても良いと思う。でも、そんなスマートで合理的な「お利口さんの恋」は、マンガには似合いませんね。なにより、平丸らしくない!

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