『バクマン。』 165 ページ 「練習中と充電中」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 10 号)

Make it shine 監督に言われたとおり──頭は磨いておこう

今週号の『バクマン。』は表紙と巻頭・カラーを飾りました! 先週もカラーの扉絵だったし、毎月のように色鮮やかなイラストが見られますね。この作品の画集が出版できそうな勢いを感じる。

表紙も巻頭も、アニメを強く意識した絵になっています。サイコーとシュージン・亜豆美保は いつもの小畑健さんと同じ絵柄だけれど、『REVERSI』の白悪魔・黒悪魔はアニメ調にパキッと塗られている。内容とシンクロしていて楽しい。

白と黒の悪魔たちには、「アニメの世界へ 飛び だそう !!」なんてアオリ文が書いてある。実際に「画面から飛び出した絵」になっているので、ニンテンドー 3DS でゲーム化が似合いそう!

ニンテンドー3DSはいつから「飛び出す」アピールを止めたのか : はちま起稿

巻頭カラー

タイトルが書かれた扉絵は、見開きのカラーでした。亜城木夢叶や新妻エイジ・亜豆美保たちが、表紙とは対照的に あっさりとしたトーンで色づけされている。線の描き方も含めて、アニメ版の『バクマン。』を思わせる絵柄です。

NHKアニメワールド バクマン。 NHKアニメワールド バクマン。

各作家の背後には、ボンヤリと代表作の登場人物が描かれている。『REVERSI』の悪魔をイメージしているのでしょうね(『ジョジョの奇妙な冒険』の「スタンド」みたい──とも言う)。

平丸一也や蒼樹紅の うしろには、『僕には通じない』の主人公が描かれているけれど──最初は中井巧朗かと思いました! もしくは、蒼樹が『青葉の頃』で登場させた中井ソックリの体育教師にも見える。

バクロ大好き蒼樹紅: バクマン。 #64-2 「まんまと隠し事」 釣り合いと新しい恋 | 亜細亜ノ蛾

もしかしたら平丸も、『僕通』の主人公は中井を見て ひらめいたのかも。なんだかんだ言って、中井は目が離せない存在なのでしょうね。質量的・ニオイ的な意味でも。

なんとなく中井は、大場さんには好かれていて、小畑さんには嫌われている印象です。コミックスの おまけページで、大場さんのネームには「中井さん」と書いてあるし。

サトル 変わった

ようやく亜豆が本編に登場しました! しかもリアルタッチなカラーでの復帰です。ヒロインの風格ですね! 「総天然色亜豆」な感じ(?)。

もう亜豆が『REVERSI』のレコーディングをしているのか!? ──とビックリしたけれど、自宅で練習中でした。

気を抜くとすぐに新年会シーズンがやって来る本作品のことだから、亜豆とサイコーの結婚式も すっ飛ばしたとしても不思議ではない。

声優の仕事がない日の亜豆は──いや仕事の日にも、ずっと ひとりで発声と演技を練習していたのでしょうね。サイコーたちが原稿に追われる日々を送るなか、亜豆も孤独に戦っていた。

『REVERSI』のコミックスに はさんであるフセンは、もちろんヒロイン・菜保の登場シーンの印でしょう。見てのとおり、けっこう序盤から登場しています。

バクマン。』の本編では、『REVERSI』のヒロインは存在が不明だったような……(自分の読み落とし?)。

素晴らしい 世界に

『REVERSI』のヒロインは、普段の姿と洗脳された状態とを演じ分ける技術が必要です。初の亜城木作品から亜豆に高いハードルが来ました。

そう、『REVERSI』がアニメになって終わり! チャンチャン──ではなくて、これからも亜城木夢叶はアニメ化を狙った作品を描き続けるでしょう。そのたびに亜豆も、ヒロインを勝ち取る努力を惜しまないはずです。

たとえ本編が終わっても……(イヤだー!)。


黒目がちな亜豆だけに、ビックリして「目が点」になると印象がガラッと変わる。キュートな表情ですね! カヤは この驚いた表情をよくしているけれど、亜豆は非常に珍しい。

他人に見られては いけない姿(ごくり……)を目撃された時にも、このように亜豆は悩ましい顔になるのでしょう。──深夜に夜食をドカ食いしている姿とか。


亜豆の部屋にある本棚には、亜城木作品のコミックスが 2 冊ずつ そろえてある。恋人が描いている作品なのだから、それくらいは当然かもしれませんが──、

亜豆にはオタクな部分が大きいのでは?

たとえば、女の子であれば誰でもセーラームーンプリキュアなどに あこがれる時期はあると思うけれど、「彼女たちを演じる側になりたい」という欲求は、なかなか希少価値が高い。

小さいころから声優を目指していた亜豆には、オタクの素質が十分にあると思いました。それは とても良いことです。

もしも亜豆が、女の子向けのメルヘンチックな話だけを好きだったら、「人間を洗脳する悪魔」の話なんて本気では演じられないよなぁ……。


『PCP』の単行本は 19 巻(XIX)まで出ていたのか! すっかり忘れた読者も多いと思うけれど、まだ完結していません。

これだけの冊数が出ているのに、アニメになっていないマンガは珍しい──と思ったら、よりによって自分が感想を書きまくっている『SKET DANCE』がアニメ化まで遅かったのでした。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 18 巻 感想・1 | 亜細亜ノ蛾

アニメ用のネームを 見た時は

服部は、しっかりと編集長の意をくんでいます。亜城木たちも、まっすぐに重く事態を受け止めている。これだけ担当者と作家に真意をつかんでもらえたら、瓶子編集長も幸せ者ですね。

間の抜けた編集者なら、「やったー!」で終わるはず。

雄二郎・港浦
「──ックション!」

今回は正式な打合せではないので、まだカヤが残っています。これは作者からのイキな計らいですね! おかげでカヤも一緒に喜びを分かち合えました。

現時点で『REVERSI』のアニメ化は確定しているので、「プチ打ち上げ」なんかを開いても良さそうだけれど──絶対にサイコーと亜豆は参加しないでしょうね。高木夫婦だけで盛り上がりそう。

ただひとつ キャスティングが

アニメ版『REVERSI』の声優は オーディションで 決まることになる。言われてみれば当然のことですが、なんだかイヤな予感がする……。

ここまで来て『REVERSI』のヒロインが亜豆じゃなかったら、またもや「次回のアニメ化」まで結婚は おあずけになってしまう!

とはいえ、サイコーが言うとおり、亜豆が実力でヒロイン役を勝ち取るべきです。それでこそヒロインのなかのヒロインでしょう。

かつてのサイコーには、『+NATURAL』のオーディション直前に亜豆を連れ去ったり、『PCP』のドラマ CD で亜豆を猛プッシュしたり──というエコヒイキな過去が ありますけどね! もう前世紀くらいの出来事に感じるな──。

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